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tokyo feature : May 30, 2018 @ 20:13

トーキョーシティポップス Vol.64──JAZZ DAYS



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2018年5月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「ジャズ(雑)な日々」です。


さてさてー、もう5月もおわりのこの季節。

ゴールデンウィークのアソビやら、4月からの新生活などのツカレピークで、すでに5月病の患者がウジャウジャいる時期では?

ナニをかくそうこのワタクシも、まごうかたなき重〜い5月病を、この20年ほど患っております。。。

かくす必要もナイですが。。。


しかし、この病気にかかると、すべてが”雑”で”ジャズ”なヒトに変身しますよねー。

もちろんこのワタクシも、この20年ほど、”ジャズ”で”雑”なオジさんにしあがっているワケでして。。。

そんなワケで、今回はココロもカラダも”ジャズ”で”雑”になっているアナタにお贈りする、”ジャズ”で”雑”なセレクト。

まさに、オール・ザット・雑(ジャズ)!


ダラーっと、ボケーっと、ぼんやりとカラダに効くような、聴く?ような??平日の午後のBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





May『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.64 -JAZZ DAYS-』






01. 「A New Day」SOIL&”PIMP”SESSIONS
『DAPPER』


サックスの”元晴”氏が脱退してから充電期間にはいり、
ついに先日、待望のリリースとなったカレらのフルアルバムから。
新体制となったカレらにとっては、その名のとおり”あたらしい日”。
世の中的にも、新生活がはじまった4月のアタマから約2ヶ月。
そろそろ新環境になれはじめ、
いろいろとダラケて、すべてが雑になりはじめの季節ですよねー。
そんな感じで、今回はスキッというよりはマターリとしたこの曲からドーゾ。



02. 「あまいからいすっぱいにがい」加藤千晶とガッタントンリズム
『嘘つきと音楽のはじまりに』


スいもアマいも、カラいもニガいも、
いろいろとわかりはじめたアナタ。
そんなアナタにお贈りするのはコレ!
いろいろあるよねー、世の中。
社会の”スイアマ”と”ニガカラ”をギュギュッと凝縮したような歌ですが、
ソコはスウィングの効いたジャズなサウンドが、
ココロもカラダも”ジャズ”で”雑”にしてくれます(笑)。
「もー、スットコドッコイ!」が、
噛んじゃって言えなかったのはご愛嬌。



03. 「QP Funk」Cro-Magnon-Jin
『Pound For Pound Vol.3』


“Cro-Magnon”と”ライムスター”の”DJ JIN”氏によるファンク4人兄弟?
ファンクコラボが生んだ超激ファンクのインスト。
はしるドラムに、クチャクチャ言っちゃうカッティングギター。
疲れたココロとカラダにたまらんですなー。
まずはコイツで、
ダラーとした5月の日々をムダに熱くしてほしいモノです。



04. 「魚の骨 鳥の羽根」cero
『POLY LIFE MULTI SOUL』


アフリカンやブラジリアンなどの要素がふんだんにつまった、
“cero”の新作アルバム。
そんなカレらのアルバムから、
アフリカナイズ感がヤバすぎなこの曲を。
ビート的には、東南アジアの「ケチャ」にちょっと似ているカモ。
ドチラにせよ、スバらしい土着系ダンスミュージック。



05. 「L.M. II」TOSHIO MATSUURA GROUP
『LOVEPLAYDANCE』


DJの”松浦俊夫”氏による音楽ユニット”TOSHIO MATSUURA GROUP”の、
初となるアルバムから。
基本かヴァーものだけど、この「L.M. II」はオリジナルで、
“U.F.O.”時代の大名曲「Loud Minority」の進化版。
先日、発表されたこの曲のMVが、
あまりにもイルすぎて、かなりウケましたケド(笑)。



06. 「Rum And Coca Cola」akiko
『Rockin’ Jivin’ Swingin’ 』


ジャズシンガーの”akiko”ちゃんのアルバムから。
コチラは、
バックバンドが”ジェントル久保田”氏率いるビックジャズバンドの”GENTLE FOREST JAZZ BAND”。
なので、全体的にかなり肉厚的なサウンドながら、
この曲だけはホッコリしております。
オリジナルは、”アンドリューズ・シスターズ”の1956年の曲、、、だったかな。
5月の連休的な、トロピカル感というか、
ちょうどいい気候に飲みたいのがラムコーク。
マッタリと過ごしたいアナタに贈るグッドトロピカルジャズ。



07. 「ココナツ・ホリデイ’76」NIAGARA TRIANGLE
『NIAGARA TRIANGLE Vol. 1 30th Anniversary Edition』


そして、さらにマターリとすごしたいヒトに贈るのは、この曲。
“大滝詠一”、”山下達郎”、”伊藤銀次”の3人によるユニット”NIAGARA TRIANGLE”。
カレらが、1976年リリースしたアルバム『NIAGARA TRIANGLE』。
その名のとおり、ムダなトロピカル感がダラーと、ジレーっと、
アナタの5月病を進行させます。



08. 「渚」冗談伯爵
『渚/LED』


ナツの海よりナツ前のいまの時期の海の方が、
暑すぎず、風は気持ちいいし、
渚感あって好きなんです。
という、超個人的で超勝手な思い込みから、
「やはり渚だよね!」という曲を選曲。



09. 「生活リズム」思い出野郎Aチーム
『夜のすべて』


5月になってやはりくずすのは”生活リズム”。
連休からのぶっ壊れ感はハンパないですよねー。
戻そうとおもっても、
もう戻れないところまでキテいるヒトがおおいです。
まあ、戻れなくてもいいとおもいますけれどねー。
そんな戻れなくなったヒトたちの曲(笑)。


10. 「私がオバさんになっても」星野みちる
『My favourite Songs』


生活リズムがくずれまくって、ダラーとなってしまっているアナタに。
ちょいシャキっとするリズムとホーンがナイスグルーヴを生んでいるグッドアレンジ。
“森高千里”の名曲を”星野みちる”ちゃんがナイスカヴァー。
5月は出会いから熟成をはじめる時期。
4月に出会って、5月の連休にいろいろと成熟させているカップルはおおいですよねー。
超個人の意見ですが(笑)。
そんなウカレポンチなアンタらに贈るのは、こんな曲だ!



11. 「Skankin’」Reggae Disco Rockers Feat. ピアニカ前田
『Reggae Magic』


イイですよねー、”ピアニカ前田”氏のピアニカの音色。
いい感じにチカラが抜けます。
ちなみに”Skankin’”とは、
裏打ちルズムにのってカラダをうごかす、、、つまりダンスですな。
ま、5月病だけど、ダラッとレゲエビートでビヨーンと踊っちゃえば、
なんだってOKでしょ!というコトで。



12. 「Jamaica Song」Emi Meyer with Cool Wise Man
『Jamaica Song』


“Booker T.”の名曲を”エミ・マイヤー”さんがカヴァー。
エミさん、いちおう京都生まれ、シアトル育ちで、
日本人?アメリカ人?、、もうドッチでもいいんですがね。
音楽に国境はない!というコトで、ナイスグルーヴなコチラを。
演奏は、泣くコも黙る!”Cool Wise Man”!!



13. 「愛の讃歌」T字路s
『Tの讃歌』


“Cool Wise Man”つながりというワケではありませんが(笑)。
“T字路s”のこの曲のカヴァーが、
もー秀逸なんですよねー。
5月は恋から愛に成熟させる季節だってコトで。
別にロマンチストではありませんが。。。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://he-althy.com)


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