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Daily Life w/ Music : June 5, 2018 @ 16:32

FILE 404 SOIL&”PIMP”SESSIONS 『DAPPER』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 404 SOIL&”PIMP”SESSIONS 『DAPPER』


世界のジャズシーンをにぎわしているバンド”SOIL&”PIMP”SESSIONS”が、2年ぶりとなるオリジナルアルバム『DAPPER』をリリースした。


日本はおろか、いまや世界のジャズシーンをユルがす存在となっているジャズバンド、”SOIL&”PIMP”SESSIONS”。

サックスの”元晴”氏が脱退し、5人体制の新体制となって再始動して初のアルバムリリースとなった今作。

さまざまなゲストヴォーカリストをフィーチャーし、いままでのインスト?中心のサウンドのイメージを一新したのでは?


おススメは、「A New Day」。
新体制になってからの1発目の一曲目というコトで、
いきおいよくハデなアゲ目のサウンドがくるのかとおもいきや、
コレが、超マターリで、超ユターリのいい感じに気持ちいいミドルメロウ。
「J-WAVE」の朝のサントラ的な、さわやかさ。
ソコがカレらならではと言ってしまえば、それまでだが(笑)。


個人的に超フロアーユースな「ユメマカセ」。
ヴォーカルに”RADWIMPS”の”野田洋次郎”をフィーチャーして、
90年代のアシッドジャズ感満載なアーバンブギーなジャズヒップホップ。
“野田洋次郎”のラップ?というか、
ヒップでホップなグッドボーカルがカッコよすぎ。


そして、”EGO-WRAPPIN’”をフィーチャーした「drifter」。
ダブブルースというか、ダブメロウジャズというか、
いい感じのチルさがかなり気持ちいい、
極上の”ブルー・ベルベッド”サウンド。



という感じで、
ジャズそのものというよりは、
ジャズをベースにさまざまなジャンルを盛り込んだエクストラグルーヴ。


ちなみに、”お色気ジャケットとジャズ”という、
いい意味でグッドハレンチな組み合わせは、
もー古今東西のジャズカルチャーにおける一子相伝的な?伝統芸能的な?モノになっているよネ。
キライじゃないけれど(笑)。


とにかく、あたらしいカレらの、あたらしいサウンドをたのしんでほしい。






SOIL&”PIMP”SESSIONS
『DAPPER』



価格(初回盤/通常盤):¥3,600(税抜)/¥2,900(税抜)
レーベル:ビクターエンタテインメント(VIZL-1327(初回盤)/VICL-64953)


発売日:2018年5月9日


□トラックリスト
01. A New Day
02. Heaven on Earth feat. Awich
03. Explorer
04. comrade feat. 三浦大知
05. Deform Reform
06. Bond
07. Interlude
08. ユメマカセ feat. Yojiro Noda
09. Drivin’ feat. Nao Kawamura
10. Dusk
11. Glitch feat. Shun Ikegai from yahyel & Kiala Ogawa from Kodäma
12. Pride Fish Ball
13. Method
14. drifter feat. EGO-WRAPPIN’


“SOIL&”PIMP”SESSIONS”オフィシャルサイト:http://www.jvcmusic.co.jp/soilpimp/


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