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tokyo feature : July 30, 2018 @ 16:54

トーキョーシティポップス Vol.66──Breezin’



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2018年7月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「夏のいい風」です。


しっかし、7月前半の猛暑は、さすがにキツかったですねー。

都内でも40度を超えた箇所があったとか、もう殺人級ですな。


と、おもえば、次は変なうごきをする台風12号ですよ。

基本は、貿易風の影響だったり、海流の影響から、南から北東方向にまがるスタイルなんですけれどねー。

12号に関しては南西方向というまったく逆方向に。

しかも、まだ鹿児島、屋久島あたりでクルクルローリングしている状態とか。。。

ホント、地球レヴェルで異常気象であることはまちがいないでしょう。

そろそろ”地球最後の日”もちかいのカモ。


そんなワケで、、、どんなワケかはわかりませんが(笑)、とりあえず、今回はオーソドックスな夏の暑さを和らいでくれる、夏のいい風的なサウンドをおとどけ!

アナタの夏のBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





July『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.66 -Breezin’-』






01. 「THE THEME FROM BIG WAVE(Live)」山下達郎
『Endless Game』


ナツだ!海だ!タツローだ!!
というコトで、夏といえばやはり”山下達郎”さんのこの曲でしょう。
こちらは90年にリリースされたシングル盤に収録されている、
ライブヴァージョン。
1985年2月24日に神奈川県立県民大ホールでの模様だとか。
しかし、ライブも完璧ですなぁ、、、さすがタツローさんです!



02. 「メロンソーダのさくらんぼ」中山うり
『カルデラ』


シンガーソングライターの”中山うり”さんの、
活動10周年通算10枚目のアルバムから、
“中山うり”風サーフミュージックを。
いわゆる、ひとつの海つながりです。
サーフミュージックとはいえ、かなりお上品な仕上がりが、
個人的には超好み。
しかし、彼女のハスキーヴォイスはホント、
カラダに浸透します。
大好き!



03. 「Mellow Yellow」SPiCYSOL
『Mellow Yellow』


4ピースバンド”SPiCYSOL”による、
先日、リリースされたばかりの2ndアルバムから。
ブリブリのベース音と、カッティングギター、
声高めのコーラスに、
アンネイティヴな日本語イントネーションのヴォーカル!
君は1000%的な80年代ジャパニーズシティサウンドのオマージュ感が、
いいですよねー。
コチラも、シーサイド感つながりで選曲!



04. 「ハイウェイ」カンバス
『アイランド』


シーサイドといえばシーサイドライン。
そして、ハイウェイ、、、とムリヤリな言葉アソビのつながりだけれど、
コチラも先日、リリースされたばかりのカレらの2ndアルバムから。
アルバムで唯一の80’sエレクトロ感。
夏の夜のハイウェイのBGM的な、グッドヴァイヴレイションです!



05. 「ロング・ホット・サマー」ナツ・サマー
『Natsu Summer & Dub Sensation』


ナツだ!サマーだ!!ナツ・サマーだー!!!というコトで、
コチラも先日リリースされたばかり。
“ナツ・サマー”先生によるバンドサウンドなアルバムから。
タイトル的に、
あのシャレオツバンドのあの曲のカヴァーかとおもったら、
オリジナルなのね。
スティースパンと裏打ちビートが、
いい感じのレイドバックで気持ちよすぎ。
ライトでメロウなクールサウンド!




06. 「Summer Song」Small Circle of Friends
『Summer Song EP』


先日、「波よせて」の7インチを約20年という時空を超えてリリースした、
“Small Circle of Friends”のおふたり。
カレらの2016年にリリースされたこの曲を。
アガりすぎず、サガリすぎず、この感じ、、、
まさにナツの海の午後、そして逆光感!
「金曜ロードショー」のオープニング的なあの感じがたまらないです。




07. 「真ッ黒ニナル迄」Muro From Microphon Pager
『Multidirection』


コチラ、94年リリースのU.F.O.プロデュースによるコンピレーション、
『Multidirection』から。
ネタづかいといい、リリックといい、ライム&フローといい、
とにかくサイ&コー。
蒸し暑いナツの午後的な気だるさのあるサウンドという点と、
ナツといえば、やはり日焼け、、、真ッ黒感という、、、
ムリヤリな選曲でした(笑)。



08. 「SUN」星野源
『SUN – Single』


真ッ黒感といえば、ブラックミュージック。
いわゆるソウルミュージックですが、
こちら、”星野源”が星野源的ソウルミュージックに挑戦したという、
ソウルミュージックつながりと、
SUN、、、太陽、日焼け?というコレまたムリのヤリなつながりで。
前曲の”MURO”さんのネタもブラックミュージックというところもあり、
ポップ感はありつつも、意外とキレイにつながりましたねー、
たぶんですが。。。



09. 「十万人の橋」アラゲホンジ
『はなつおと』


そして、ニッポンのソウルミュージックである民謡&音頭などの伝統音楽を、
ソウルミュージックアレンジで歌い上げる”アラゲホンジ”。
コチラは、裏打ちのレゲエビート感に、
ジャズっぽい融合が気持ちいい、「十万人の橋」。
カレらのサウンドはどこかなつかしく、
そして、ワレワレのココロのナニかをシゲキしてくれます。
コレぞ、まさにジャパニーズソウル!
ニッポンのいい風です。



10. 「庭園」Emi Meyer
『PASSPORT』


“エミ・マイヤー”さんのたどたどしい日本語が、
なんとも気持ちいい、この曲。
サウンド的には、
ピアノとベースとドラム、、、だけかな。
かなりシンプルなアレンジながら、
ココロに突きささるセツナすぎるメロディ。
シアトルジャズ感というか、
暑い夏をすずしくしてくれる風を感じます。




11. 「エイリアンズ」GEN TAMURA feat. 土岐麻子
『LOVERS COVERS SWEET』


“キリンジ”の名曲「エイリアンズ」を、
スティールパン奏者の”田村玄”さんが、
ボーカルに”土岐麻子”ちゃんをフィーチャーして、
超ラヴァーズなアレンジで。
さわやかな風で、
気持ちよすぎて寝ちゃうヤツです。



12. 「夕暮れ」T字路s
『Tの讃歌』


“ブルー・ハーツ”の名曲を”T字路s”がカヴァー。
夏の夕暮れのワビシさと、セツナさながら、
明日への生きる活力??
いや、考えすぎずにたのしく生きよう!というメッセージとともに。
熱くてすずしい、夏のいい風をアナタに。。。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://he-althy.com)


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