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tokyo feature : November 29, 2018 @ 19:11

トーキョーシティポップス Vol.70──Go to PARAISO!



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2018年11月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「パライソへ」です。


すでに2018年ものこすところあと1ヶ月。

世の中的には、ヤッチャッタ日産!問題で一色ですが、そんななか国会で強行採決があったり、一家6人惨殺事件があったり、年末にむけていろいろ話題のつきない日々となってきておりますな。


いやー、たのしく暮らしていきたいモノです。


そんなワケで、今回はワタクシのそんな気持ちを反映してしまったのか、たのしくてサビしい、いそがしい季節をたのしめるサウンドをおとどけ。


サビしくて、セツナイ、そんなアナタのココロをちょっとだけほっこり、まさに楽園を感じさせてくれるBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






November 『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.70 -Go to PARAISO!-』





01. 「朝と摩天楼」saigenji
『Compass』



ラテンやブラジルサウンドでおなじみ”saigenji”の新作アルバムから。
完全に「J-WAVE」のモーニングサウンド的なちょー朝な曲。
とにかく、途中の高速スキャットがスバらしすぎなんですよ。
まさにアーバンモーニングジャズ!




02. 「陽のあたる大通り(produced by YOUR SONG IS GOOD)」野宮真貴
『30 Greatest Self Covers & More!!!』


朝の歌からの”陽のあたる大通り”!
“ユアソン”プロデュースの渋谷系サウンド。
歌詞がもう死ぬ前にしたいコトの話ってことで、
まごうかたなきパライソソング!



03. 「RIP VAN WINKLE」KING COLUMBIA
『ZEROSEN VIBRATIONS』


スカの大名曲ですな、「RIP VAN WINKLE」。
“SKA FLAMES”がカヴァーして注目された曲ですが、
コチラはオーサカのジャズバンド”KING COLUMBIA”によるカヴァー。
オリジナルは1961年の”CLARENCE CURVAN ORCHESTRA”。
スティールパンの音がホントにいいですなー。




04. 「Vanta Black」GAGLE
『VANTA BLACK』


仙台発のHIP HOPユニット”GAGLE”。
うつくしいトラックネタのつかい方といい、
MCの”HUNGER”のラップ具合といい、
カレらのセンスはホント文句なしでスバらしい。



05. 「earth beat」砂原良徳
『LOVEBEAT』


“まりん”こと”砂原良徳”のアルバムから。
2001年の作品ながら、18年経ったいま聴いても、
ぜんぜん古さを感じさせない。
むしろ聴くごとにあたらしさも感じるという、、、
ホント完成度が高すぎな作品です。



06. 「はらいそ」Ann Sally + PAN CAKE
『細野晴臣 STRANGE SONG BOOK -Tribute To Haruomi Hosono 2』


今回のタイトル曲でもあるこの曲。
オリジナルは”細野晴臣”さんですが、
コチラは、”アン・サリー”&”PAN CAKE”による超ほっこりカヴァー。
“PAN CAKE”は、スティールパン奏者の”原田芳宏”を中心に、
アコーディオンの大塚雄一、そしてギターに小畑和彦の3ピースバンド。
“アン・サリー”のヴォーカルがホント良すぎなのです。



07. 「Come On-A My House」akiko
『Rockin’ Jivin’ Swingin’』


からの、ジャズのスタンダードナムバー「Come On-A My House」。
コレを、ジャズシンガーの”akiko”ちゃんが、
ビックバンドジャズバンドの
“ジェントル・フォレスト・ジャズ・バンド”をしたがえてカヴァー。
60年代っぽさがあっていいんですよねー。



08. 「One Last Love(7″ B-Side)」大上留利子
『Typhoon Lady』


コチラはオーサカのソウルママ”大上留利子”。
最近、”MURO”さんによる「SEXY WOMAN」のカヴァーが、
話題になっていますねー。
コチラは、CD版に収録された、7インチのB面バージョン。
うなだれるようなギターに、
気だるそうな彼女のヴォーカル。
なんか、楽園感があるんですよね。



09. 「One More Night」間宮貴子
『Love Trip』


“間宮貴子”の名盤『Love Trip』から。
チョッパーなベースに、ホーンセクション。
最&高のアーバンサウンド。



01. 「夜は嫌い」Natsu Summer
『Natsu Summer & Dub Sensation』


“ナツ・サマー”先生のバンドサウンドがスバらしかった、
アルバム『Natsu Summer & Dub Sensation』から。
寒い季節は、ナゼかレゲエビートがあうんですよねー。
夜なサウンドから、夜はキライという、
なんともわがままなつなぎですが、
好きな夜もあれば、キライな夜もあるってコトで。



11. 「夜明け O Holy Night」バロンと世界一周楽団
『冬空ブランケット』


ヴォードビリアンの”バロン”くんのクリスマスアルバムから。
ピアノがさびしすぎるこの曲。
オリジナルは、
フランスの”アドルフ・アダン”作曲の「クリスマスの賛美歌」という独唱曲。
また”バロン”くんのヴォーカルもサビしいんだな、コレが。。。




12. 「かもめはかもめ」なかの綾
『ダブルゲーム』


“研ナオコ”の名曲「かもめはかもめ」を、
“なかの綾”がビックバンドジャズでカヴァー。
波止場感というか、冬の海感がまたさびしいのです。
“パライソ”の楽園感という感じではないのですが、
天国感はあるのかなーと。
まさに”カモメのジョナサンになったような気分”になる、
グッドなグルーヴ。





※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://he-althy.com)


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