Tokyo News : December 6, 2018 @ 20:04
キミはいま刻のなかにいる!──『CITIZEN “We Celebrate Time” 100周年展』
ニッポンの時計メイカー「CITIZEN(シチズン時計株式会社)」が創業100周年をむかえ、インスタレーションの最新作を展示するイベント『CITIZEN “We Celebrate Time” 100周年展』を、青山のスパイラルガーデンにて2018年12月7日より開催する。
1918年に創業し、より良い時計を身につけて欲しいという希望のもと、つねにあたらしい技術開発に挑み、市民目線で時計をつくりつづけてきた「CITIZEN」。
1976年に開発した”光”を電気エネルギーに変えて”時”を刻む「エコ・ドライブ」は、地球上どこでも光さえあれば動きつづける、”世界中の市民が平等に使える時計”であり、まさに企業精神の本質なのだ。
今回の創業100周年を記念したイベントでは、「光と時」をテーマに、時計のすべての部品を支える基盤装置である”地板”を約7万2千個使用した幻想的なインスタレーション「LIGHT is TIME」を展示。
本インスタレーションは、「CITIZEN」と建築家の”田根剛”氏(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)が、6年にわたって挑戦してきた表現だ。
じつは、2014年にもイタリアで開催されているデザインの祭典『ミラノデザインウィーク(通称:ミラノ サローネ)』で展示されたモノを、今回はあらたなデザインでの空間をつくりだしている。
また、会場では「CITIZEN」が100年にわたって、時代ごとにあたらしい技術に挑戦してきた歴史、部品から完成品までをつくるマニュファクチュールの現場の映像や道具などをはじめ、最新の腕時計などを展示。
さらに、今回は、創業100周年を記念して出版した画集『寺山修司 時をめぐる幻想』も販売される。
会期中、ダンサーの”アオイヤマダ”によるパフォーマンスをはじめとするさまざまなコミュニケーション・プログラムや、子どもむけのプログラムなども開催されるとのコト。
詳細はオフィシャルサイトを要チェックや!
「CITIZEN」の100年の歴史。
キミは刻の涙を見るだろう。
2018年12月7日-2018年12月16日
『CITIZEN“We Celebrate Time”100 周年展』
・建築家 “田根剛”コメント
We Celebrate Time 21 世紀の時間を求めて、
2013年から6年以上にわたりシチズンと共同でプロジェクトを行なってきました。
「時とは何か」この根源的なテーマに向き合い、そこからシチズンの100周年を記念した本展覧会は、時間に喜びをあたえる “We Celebrate Time”をとどけたいと思います。
□コミュニケーション・プログラム
・アオイヤマダ パフォーマンス「I am Time」
開催日時:
2018年12月7日 13:00-19:00/2018年12月8日 13:00-19:00
※毎時0分から5分まで計7 回実施
プロフィール
アオイヤマダ/Aoi Yamada(ダンサー)
2000年長野県生まれ。
幼少からダンスをはじめ、2017年初頭、思想表現に目覚める。
自然、食、表現、を三大栄養素として生きている。
一癖ある顔で数々の MV や CM に出演中。
※そのほかのコミュニケーション・プログラムの内容は、特設ページをチェック!
シチズン公式ウェブサイト内特設ページ:https://citizen.jp/100th/event/spiral/index.html
開催時間:11:00-20:00
※会期中無休
入場料:無料
スパイラルガーデン
東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1F
□クリエイタープロフィール:
・田根 剛
建築家。1979年東京生まれ。
Atelier Tsuyoshi Tane Architects を設立、フランス・パリを拠点に活動。
2006年にエストニア国立博物館の国際設計競技に優勝し、10年の歳月をかけて 2016年秋に開館。
また、2012年の新国立競技場基本構想 国際デザイン競技では『古墳スタジアム』がファイナリストにえらばれるなど、国際的な注目をあつめる。
場所の記憶から建築をつ くる「Archaeology of the Future」をコンセプトに、現在ヨーロッパと日本を中心に世界各地で多数のプロジェクトが進行中。
主な作品に『エストニア国立博物館』(2016年)、『Todoroki House in Valley』(2018年)、『とらやパリ店』(2015年)、『LIGHT is TIME 』(2014年)など。
フランス文化庁新進建築家賞、フランス国外建築賞グランプリ、ミース・ファン・デル・ローエ欧州賞 2017ノミネート、第67回芸術選奨文部科学大臣新人賞など多数受賞 。
2012年よりコロンビア大学 GSAPP で教鞭をとる。
http://www.at-ta.fr/
・遠藤 豊
LUFTZUG 代表/アートディレクター/プロデューサー/テクニカルディレクター
1977年新潟生まれ。
舞台芸術から派生し、音楽、映像、デザイン、テクノロジーほか領域を問わず関係性を構築する。
2005年有限会社ルフトツークを東京に、2012年LUFTZUG EUROPE、2018年Lugtjeをアムステルダムに設立。曖昧なメディアの媒介として役割を確立しようと活動をひろめる。人と感覚の交流、感覚の遍在化を目指し国内外で積極的に活動を行う。CITIZEN『LIGHT is TIME』(2014 ミラノ・東京)、建築家フランク・ゲーリー展 “I Have an Idea” (2015 東京)、向井山朋子『La Mode』(2016 台中)『HOME』(2016)『GAKA』(2018 テルシュヘリング、高知、神津島)ほか、演出・プロダクション制作などに携わる。
http://www.luftzug.net/
主催:シチズン時計株式会社
クリエイティブディレクション:シチズン時計株式会社
会場構成・インスタレーションデザイン:田根剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)
プロダクション&テクニカルデザイン・演出:遠藤豊(LUFTZUG)
企画制作:LUFTZUG
響製作:堤田祐史
展示施工:脇プロセス
□シチズン時計とは
シチズン時計は、部品から完成時計まで自社一貫製造するマニュファクチュールであり、世界130ヶ国以上でビジネスを展開するグローバルカンパニーです。1918 年の創業以来、“Better Starts Now”「どんな時であろうと『今』をスタートだと考えて行動する限り、私たちは絶えず何かをより良くしていけるのだ」という信念のもと、世界に先駆けて開発した光発電技術「エコ・ドライブ」や、最先端の衛星電波時計など、つねに時計の可能性を考え、開発を重ねてきました。
2018年に創業100周年を迎えたシチズン時計は、これからも時計の未来を切りひらいていきます。
「CITIZEN」オフィシャルサイト:https://citizen.jp/
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