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Daily Life w/ Music : February 12, 2019 @ 16:20

FILE 422 ツチヤニボンド 『Urbane』(7″)


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 422 ツチヤニボンド 『Urbane』(7″)


和歌山県高野山在住の音楽家”土屋貴雅”率いる異才バンド”ツチヤニボンド”が、バンド初となる7インチレコード『Urbane』をリリースした。


世界中のさまざまなジャンルをゴチャッと吸収&再構成させ、リ・フュージョンさせた無国籍感あふれるサウンドは、”はっぴいえんど×トロピカリズモ”とも称され、近年、コアな音楽ファン野郎どもに注目されている、ナイスなバンドだ。


そんなカレらが、2018年にリリースしたアルバムから、「Urbane」と「青い山賊」を7インチシングルカット。


おススメもナニも、2曲だけなので、2曲ともおススメするが。。。


まずは「Urbane」。
“アーベイン”なんていうタイトルだけでキュンキュン来ちゃうアナタは、
間違いなくもう”ツチヤニボンド”のトリコだ。
とにかく、メロウでアーバン、ジャジーでオリエンテッド。
なんだろう、この感覚は。。。
まるでシャアがアムロにニュータイプを感じた瞬間というか。
じつは、少し”cero”っぽい部分も感じるのだが、
“cero”とはまったくちがうセツナ的アーバン具合がなんとも言えない。
まさに、アーベインな極上メロウグルーヴ。


そして、「青い山賊」。
“井手健介と母船”の代表曲であるこの曲を、
琉球感と、暗い方のブラジルサウンドであるミナスフィーリングでアレンジ。
オリジナルもブっ飛びなメロウバレアリックだが、
コチラはまた別の角度でブっ飛ぶ、
ユルフワチル感タップリなメロウマッドネス。


トにカク、
ドチラのトラックも「いったいドコの国でつくった音楽だよ!」と、
おもわずツッコミたくなるホドの無国籍感。


まさにコスモポリタンサウンドの真骨頂だ。





ツチヤニボンド
『Urbane』(7″)



価格:¥1400(税抜)
レーベル:Analog Pants/JET SET

発売日:2019年2月6日


□トラックリスト
A面
01. Urbane

B面
01. 青い山賊


“ツチヤニボンドのレーベルオーナー ( @analogpants )”ツイッター:https://twitter.com/analogpants


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