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Daily Life w/ Music : February 13, 2019 @ 15:40

FILE 423 畠山美由紀 『Wayfarer』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 423 畠山美由紀 『Wayfarer』


シンガーソングライターの”畠山美由紀”が、5年ぶりとなる新作オリジナルアルバム『Wayfarer』をリリースした。


ソロをはじめ、”Port of Notes”などの音楽ユニット、そしてフィーチャリングアーティストとしてなど、さまざまな活動をつづける彼女。

また、ジャズやラテン、ソウル、ポップスなどの生音から、ハウスやエレクトロなどのダンスミュージックまで、はたまたニッポンの流行歌や演歌と、はばひろすぎる音楽性の持ち主としてもおなじみである。


そんな”畠山美由紀”の新作が登場だ。

その名も『Wayfarer(ウェイファーラー)』、、、あのブランドのサングラスのモデル名と一緒の名前だが、どうも関係しているとか、していないとか(本人談)、、、ドッチやねん(笑)!?

というコトで、本作のプロデュースは、”冨田ラボ”こと”冨田恵一”氏。


“冨田ラボ”プロデュース作品といえば、個人的には「罌粟(けし)」の、あのいわゆるの良質ポップのイメージだが、今作ではわりと攻めた感じのトラックが印象的かな。


おススメは、エレクトロR&Bという、
かなり意外なサウンドに挑戦した「フルデプス」。
最近の若手ヒップホップ系アーティストなどが、
よく取り入れているトラックなのだが、
さすがの腕前?歌前??というか、
コレを自分のモノとして消化しているのはスバらしいね。


そして「呼吸するより速く」。
おそらくこのアルバムのなかでは、畠山っぽさ、美由紀っぽさ全開のポップサウンド。
本作のなかで唯一、
作詞作曲も自身というコトもその要因のひとつであるとおもうが。。。


さらに、”KIRINJI”の”堀込高樹”プロデュースの「口唇には歌を」。
ファンク感あふれるトラックに、ソウルフルに歌う彼女。
アシッドジャズっぽい感じね、歌詞はエロいけれど。


という感じで、
そのほか、”水野良樹(いきものがかり)”、”髙城晶平(cero)”、
“小島大介(Port of Notes)”などがプロデュースに参加しているが、
プロデュースする人間によってまったく音がちがうという、、、
畠山美由紀が多種多様なサウンドに挑戦した渾身の10曲。

コレはもう、
ジャンルレスと言っても過言ではナイかも。


そんなこんなで、さまざまなサウンドの交差点、、ひと言で言うとそんないちまいネ。






畠山美由紀
『Wayfarer』



価格:¥3,000(税抜)
レーベル:Rambling RECORDS(RBCP3300)

発売日:2018年12月14日


□トラックリスト
01. BLINK
02. 会いに行く
03. フルデプス
04. 呼吸するより速く
05. ソングライン
06. 口唇には歌を
07. チャイナタウンの朝
08. サウンド・セイリング
09. ふたりの出来事
10. 愛はただここにある


畠山美由紀『Wayfarer』特設サイト:https://www.hatakeyamamiyuki-wayfarer.com/


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