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tokyo feature : February 27, 2019 @ 17:01

トーキョーシティポップス Vol.73──Good Night Baby



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


この「トーキョーシティポップス」もこのVol.73で、にゃにゃにゃーんんと!!!!6年目になってしまいました!!!!!

当初は、こんな予定ではなかったんですけれどね。

ホント、1年つづいたらバンバンザイくらいの、かるーい考えではじめたのですが、ダラダラつづけてしまって、恥ずかしながら6年もつづいてしまいました。

コレも解説にもならない解説を読んでくださっているミナサマのお陰でございます。

ありがとうございます!

また一年、あたらしい音楽との出会いをたのしんでいただければ、コレ幸い。

よろしくお願いします!


というコトで、2019年2月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「グッド・ナイト・ベイビー」です。


社会的にも、個人的にもいろいろとあった、いや!ありすぎた2月。

フツーは二八って、業界的にはおちつく、落ち込む月なんですけれどね。

経済的な部分とは別に、さまざまな出来事が同時多発的におこった月でした。


ただ、梅の木が咲きはじめたり、花粉症の急な発作がおきたりと、季節は春にちかづいてきているんでしょうな。


そんなワケで、今回は、”春はあけぼの”だけど”春眠あかつきをおぼえず”の精神で、ついついネムたい季節に聴きたい、春のおやすみのためのBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






February 『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.73 -Good Night Baby-』






01. 「Urbane」ツチヤニボンド
『MELLOW』



最近、個人的にハマりまくりの”ツチヤニボンド”。
和歌山県高野山在住の音楽家”土屋貴雅”率いる異才バンドで、
彼らが2018年にリリースしたアルバム『MELLOW』から「Urbane」を。
“アーベイン”、、、とにかくもうタイトルにヤラれちゃうよね。
無国籍感あふれるアーバンサウンドもさることながら、
ヴォーカルの歌いまわしというか、
日本語なのか、日本語じゃないのかすらもわからない感じがまたイイ!
コスモポリタンサウンドの真骨頂。



02. 「LOVE TALKIN’」EPO
『THE BALLADS』


80年代のポップスター”EPO”嬢による、
“ヤマタツ”のカヴァー。
このふんわりしたエレクトロダビーなアレンジが、
とてもたまらないグッドヴァイヴス。



03. 「夢は波に乗って」サノトモミ
『ミッドナイトエクスプローラー』


シティポップバンド”流線形”の、
1stアルバムのヴォーカリストとしてもおなじみ。
“サノトモミ”のセカンドアルバムから。
ブラジル感たっぷりなトラックに、
彼女の艶っぽいいい声が、
アーバンで、ラグジュアリーなのです。



04. 「睡蓮の舟」東京スカパラダイスオーケストラ
『美しく燃える森』


“スカパラ”のアーバンレゲエなインスト。
すこし寒さのユルやいだ、
そんな夜に聴きたいグッドグルーヴ。



05. 「恋は桃色」細野晴臣
『Hosono House』


音楽活動50周年をむかえ、世界6都市ツアーを企てるなど、
最近ナニかと話題の”ホチョノさん”こと”細野晴臣”さん。
コチラは、73年にリリースした、細野さんの第一作目から。
35年前の曲なのに、全然古さを感じないのはスゴいですよ。
恋の季節に。



06. 「七拍酒」サケロックオールスターズ
『トロピカル道中』


“星野源”率いるビックバンド”サケロックオールスターズ”。
もちろん、解散してしまっているのですが、
このほうろうかんというか、細野感というか、
いいんですよねー、なんか。
もちろんインスト。



07. 「南風がふくと」笹倉慎介
『ロッキンチェア・ガール』


シンガーソングライター”笹倉慎介”のミニアルバムから。
コチラも細野感というか。。。
夏の歌なんですけれど、いま聴きたい!とおもって、
今回は選曲。
このユルさが、春というか、花粉症のぼんやり感があっていいんです。



08. 「愛は花、君はその種子」はじめにきよし
『ウクレレ・ジブリ』


映画『おもひでぽろぽろ』で、
“都はるみ”がカヴァーしたエンディング。
オリジナルは、1979年公開の映画『ローズ』の主題歌で、
主演の”ベット・ミドラー”がうたって、1980年にリリース。
種(たね)の季節ですなー。。。



09. 「ハルカゼ」アラゲホンジ
『はなつおと』


個人的に注目している、
民謡 × ブラックミュージックなニッポンのソウルバンド”アラゲホンジ”。
彼らのアルバムから、春っぽい曲をご紹介。
コチラは彼らのオリジナルかな。
“齋藤真文”のノビとコブシのあるヴォーカルがスバらしすぎ。
春をむかえるにあたって、このサウンドをぜひ。



10. 「カミングスーン(HIP HOP MIX)」スチャダラパー
『3000』


“田島貴男”が”スチャダラパー”とコラボした話題作。
コチラは、スチャのライブ会場限定のCDに収録されたバージョン。
アコギなサウンドがだいぶヒップホップ化されてます。
春の歌ですな。



11. 「夜空と散歩」山崎明保
『山崎明保』


フクシマを拠点に活動をつづける、
シティポップジャイアンの”山ちゃん”こと、
シンガーソングライターの”山崎明保”が自主でリリースしたアルバムから。
暖かくなり夜の散歩がたのしくなりはじめたこの季節。
ぜひ、散歩のおともに。



12. 「ノーサイド」コトリンゴ
『picnic album』


“ユーミン”こと”松任谷由実”作詞作曲で、”麗美”への提供曲。
もちろん、”ユーミン”によるセルフかヴァーバージョンもあり、
おそらく、コチラは”ユーミン”バージョンかな。
「ナニをゴールにキメて、ナニを犠牲にしたの」、、、
シミますなー。。。
いろいろと試合終了をむかえた方々に思いをよせて。



13. 「グッド・ナイト・ベイビー(アカペラ)」ザ・キングトーンズ
『SOUL MATES』


今回のタイトル曲として、
“ザ・キングトーンズ”の代表曲を。
2019年2月15日に、
リードヴォーカルをつとめていた”内田正人”さんが亡くなられたとのコトで、
追悼の意をこめて。
ドゥーワップカルチャーを日本に広めた立役者ですよね。
残念すぎます。。。
みなさま、おやすみなさい。





※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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