Tokyo News : May 15, 2019 @ 18:19
ふたつの世界が交差する地下壕へ──『Pathetic Bubble iii – Bats in the cave』
フランスのペインターアーティスト”Antwan Horfee(アントワン・オルフィー)”と、日本を拠点に活動をするアーティスト”Russell Maurice(ラッセル・モーリス)”とのユニットによる展覧会『Pathetic Bubble iii – Bats in the cave』が、2019年5月18日より西麻布にある「CALM & PUNK GALLERY」にて開催する。
さまざまなブランドともコラボレーションを果たす”Russell Mauriceと、タトゥーの彫り師としても人気の高い”Antwan Horfee”。
ふたりのアーティストは、”Comic Abstraction”というあたらしいムーヴメントにおける主要なアーティストであり、中心となる表現者だ。
そんなふたりが、2014年にオーストラリアのメルボルン、シドニーの2箇所で、2017年にはHorfeeの故郷パリで開催し、今回で3回目となるユニット展『Pathetic Bubble iii – Bats in the cave』。
本展では、Horfeeによる新作のアニメーションと、Mauriceによるスカルプチャー・テック-コラージュ&絵画が融合する形式で展開されるという。
Russell Mauric
Russell Mauric
ヴィンテージアニメ ーションの際立った明快さと、サイケデリックで鬱屈とした難解なイメージとが混在する”Maurice”の作品たち。
Antwan Horfee
Antwan Horfee
そして、さながら「百鬼夜行絵巻」のようなあらゆる形状、サイズの生物がパレードをくりひろげる、Horfeeによるアイロニカルな短編アニメーション作品。
また、両アーティストによる限定モデルのハンドメイドレジンスカルプチャーセットが、4種類各10体で限定販売。
個体ごとに微妙にカラーが異なる、まさに一点もののスカルプチャー作品だ。
世界のアートシーンをフツフツと熱狂させたふたりのユニット。
ふたつの世界が交差する熱狂と幻想が渦巻く地下壕へようこそ!
2019年5月18日-2019年6月8日
『Pathetic Bubble iii – Bats in the cave』
開催時間:12:00-19:00
※日曜日、月曜日、祝日休廊
入場料:無料
□Opening Reception
日時:2019年5月17日 19:00-22:00
会場:
「CALM & PUNK GALLERY」
東京都港区西麻布 1-15-15 浅井ビル 1F
http://calmandpunk.com/
□プロフィール
・Russell Maurice(ラッセル・モーリス)
1975年イギリス生まれ、現在東京在住。
セントラル・セント・マーチンズ大学院修士課程修了。
ロンドンの現代芸術協会入選ほか、”チャップマン兄弟”、”ピーター・ブレイク”、”エッド・アトキンス”、ターナー賞受賞者”ローラ・プロヴォスト”といった世界各地の名だたるアーティストたちと展示をする。
モーリスは『Medicom』、『Porter』、『Givenchy』、『Nike』など、かずかずのブランドとのコラボレーションも果たし、「ガシアス(Gasius)」の 運営もおこなう。
http://russellmaurice.com
・Antwan Horfee(アントワン・オルフィー)
フランス国立高等美術学校、エコール・デ・ボザール・パリスを2010年に優秀成績で卒業。
現在は、ペインティングを中心にしながらもアニメーションや印刷物の刊行など、さまざまな媒体で作品を制作し、ヨーロッパを中心に各都市で展示を行なっている国際的に注目を集める新進気鋭アーティスト。
ペインティングにおいては、抽象と独自の形状に変化させられた20世紀のアニメーションや日本漫画からの影響も感じされる具象モチーフと、それを構成する絵画的な、大胆な色づかいや焦点を前後させるレイヤー構成が特徴的。また、近作で多く見られる「印刷の網点のような」描き方など独自技法の追求もその作品に強い個性を与えている。彼の動作を感じさせる筆跡が印象的な線となり画面になる。
また、タトゥー文化への愛情も深く自身も、各地に熱心なファンを持つ彫り師である。
https://www.instagram.com/haunted_horfee/
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