Movie Life : July 12, 2010 @ 21:35
MOVIE LIFE 024 『トイストーリー 3』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 024 – NEW MOVIE!!
『トイストーリー 3』(原題:TOY STORY 3)
さよなら、おもちゃたち。
キミたちのことは一生わすれない。。。
□ストーリー
おもちゃにとっての”最高の幸せ”は、子供たちと過ごす楽しい時間。
カウボーイ人形のウッディは、ご主人様のアンディの一番のお気に入りだった。
だが、アンディは17歳になりとっくにおもちゃを卒業し、もうすぐ大学に進学するためにこの家を出ていくのだ。ご主人様を失ったおもちゃたちの運命は、ゴミとして廃棄されるか、どこかに施設に寄付されるか──。
そんなある日、何かの手違いでおもちゃたちは『サニーサイド』と呼ばれる保育園に寄付されてしまう。「子供と遊べる!」とはしゃぐバズ・ライトイヤーやおもちゃ仲間たちに、ウッディは「アンディを信じろ」と説得するが、誰も聞く耳を持たない。
だがそこは、おもちゃを破壊しまくる凶暴な幼児たちが集まる、おもちゃにとっての地獄だったのだ──。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
ピクサー&ディズニーが贈る『トイストーリー』シリーズの最終章。
正直言って、最初(公開当初)は『トイストーリー』自体をバカにしていたのだが、ワタクシが間違っておりました、ゴメンナサイ。
これほどまでにすばらしい映画はない!ってくらい、『ナウシカ』や『千と千尋の神隠し』など、中期までのジブリ作品を観たときのあの感動が再度自分のなかに甦ったくらい、すばらしい作品。
話に”起承転結”がシッカリとあって、”転”の部分ではかなり紆余曲折するのだが、でもそれぞれにキチンとした”結”があるので、まったく飽きさせない映画構成に加え、トム・ハンクス、ティム・アレン、ジョーン・キューザックなどの最高の声優陣、そしてすばらしくキレイな映像と、臨場感あふれる”ドルビー サラウンド 7.1″などなど、すべてにおいて文句なし。
ま、しいて言えば3Dのメガネが、個人的にメガネ on メガネになってしまうので、ちょっと重くて疲れるなーという部分をはぶけば、もう間違いなくパーフェクト!
子どもの”おもちゃ”への愛情は、欧米だろうが、日本だろうが、ましてや宇宙においても変わりないハズ。それは”おもちゃ”側からしてみてもおなじコト。
今回は話しの中心がそこにありつつ、おなじみの”ウッディー”や”バズ・ライトイヤー”など、いつものおもちゃたちが今回も色々と大騒動をやってくれる!
まあ、いなくなったはずのおもちゃがひとりでに戻って来ていたら、ちょっとコワイけど(笑)。そこは愛嬌。
ただ、予想に反したあのクライマックスには、アナタもおもわず大粒の涙がこぼれてしまうだろう。
3つの作品を通していえるのは、最終的にはなにがどうであれ”友情”はすばらしいということ。
それはおもちゃとおもちゃだけではなく、おもちゃと人間、人間と人間、さらには人間と動物まで話はつながる。
ペットとして飼っている動物をおもちゃの用に扱って、飽きたら簡単に捨てているヒトもいる、このご時世。まずはこの映画を観て、いまいちど彼らとの”友情”を思い直してほしい。彼らも同じようにあなたのコトを思っているんだと。
そんな風に、いろいろな状況に置き換えて観れるというのも、この作品のいいトコロのひとつ。
忘れてしまっていた、遠い記憶──甘酸っぱい思い出を思い出させてくれる、そんな作品だ。
子どもが観ても、オトナが観ても、まさに老若男女が楽しめる、これぞまさに映画であり、最高級のエンターテインメント!
感動をありがとう。
2010年7月10日より全国ロードショー
『トイストーリー 3』
監督:リー・アンクリッチ
声の出演:トム・ハンクス/ジョーン・キューザック/ティム・アレン/ウォーレス・ショーン/ジョン・ラッツェンバーガー/ドン・リックルズ/エステル・ハリス/ブレイク・クラーク/ジェフ・ピジョン/R・リー・アーメイ/ジョン・モリス
脚本:マイケル・アーント
音楽:ランディ・ニューマン
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ・ジャパン
オフィシャルHP:http://www.disney.co.jp/toystory/
©DISNEY / PIXAR
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