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Tokyo News : July 12, 2019 @ 17:10

めくりめく超ディープな刺繍のセカイ!──『アルファベット刺繍の本』



アルファベット刺繍でおなじみの刺繍家でABCクリエイターの”千葉美波子”(クロヤギシロヤギ)が、自身のアルファベット刺繡にフォカースしたデザイン集『アルファベット刺繍の本』をリリースした。


動物などのいきものやさまざまなモノゴトを、ムダに刺繍でアルファベット化させる彼女。

前作、恐竜刺繍のHOW TO本『はじめての恐竜刺しゅう』では、オトナの恐竜図鑑以上、、、つまり考古学&古生物学の論文なみのコマかい恐竜の系統図、生態などを描き、彼女の生物分野への知識量と執着心に感服させられたヒトはおおいだろう。

個人的には、妖怪大先生としての刺繍家(死臭家?)の方がシックリくるのだが。。。


そんな”千葉’いきもの’美波子”大先生が、自身のライフテーマであるアルファベット刺繍にフォーカスしたデザイン集『アルファベット刺繍の本』を発売。





デザイン集といいつつも、刺繍の道具の説明から、自身のアルファベット刺繍作品の刺し方、アルファベットへのこだわった理由のコラムなど、刺繍のアレコレについて、22のテーマでコト細かに丁寧に解説。

やってみたかったあのアルファベット刺繍が、簡単にデキちゃうスグレ指南本だ。





個人的に超おススメは、「モチーフの検索」ページ。

つまりインデックスね。

ナニがおススメなのか?簡単にご紹介しよう。

たとえば、「あ」の部分。
“アイロン”のつぎに登場するコトバが”アオアシカツオドリ”、、、”アオアシカツオドリ”ってナンやねん!と、おもわずツッコミを入れたくなってしまう。
“アオアシカツオドリ”のページをめくる前にウィキらないと、”アオアシカツオドリ”がどんな生き物なのかがわからない(笑)。

そして、「つ」の部分であれば、”月”のつぎが”ツチノコ”、、、”ツチノコ”って(笑)!?
まず、ごくフツーの生活を送っていれば、”ツチノコ”なんてコトバに触れるコトすらないだろう。
ましてや、幼少期に”川口 浩”探検隊が登場する『水曜ロードショウ!』を毎週欠かさず観ていたヒトか、もしくは雑誌『ムー』などを定期購読申し込みし、自身のプロフィールに愛読書として太字で書くようなオカルト好き以外にはまったく知られていない、宇宙人なみの未知の動物だ。





そんなこんなで、さまざまなモノゴトがモチーフとなったアルファベット刺繍たち。

ビギナーから玄人までの刺繍好き、オンナもオトコもハーフも、あとは生き物マニアのアナタ。


ぜひとも手に入れてほしい、超マスト本だ!





『アルファベット刺繍の本』
千葉美波子






価格:1,700円(税抜)
発売中!

出版社:エクスナレッジ
http://www.xknowledge.co.jp/

>>>欲しいヒトはコチラから



□著者プロフィール

・千葉 美波子(クロヤギシロヤギ)

刺繍家、ABCクリエイター。
アルファベットデザインを中心に、難易度や技法などにもこだわり刺繍作品を制作。オリジナル商品開発や有名キャラクターとのコラボ、広告などへの作品提供、ワークショップなど幅ひろく活動する。
著書『日本のかわいい刺繍図鑑』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『はじめての恐竜刺しゅう』(エクスナレッジ)など。

オフィシャルサイト:https://kuroyagishiroyagi.com/


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