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tokyo feature : July 31, 2019 @ 17:08

トーキョーシティポップス Vol.78──Blue Moon



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2019年7月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「AOい夜」です。


トーキョーにもやっとナツがキマした、、、ときすでに7月下旬ですが。

それにしても7月の天候&気候は、気がクルいそうになるくらい、おかしな天気でしたな。
まあ、半分クルいましたが(笑)。。。
湿気にヤラれ放題ですよ。

しかも、ほとんど晴れの日がなかったという、まさに異常気象です。

そんな異常気象のなか、選挙があったり、韓国との小競り合いがあったり、痛ましい事件があったりと、世の中的にも、社会的にも、天候的にもスッキリしない7月でした。


まあ、いろいろありましたけれど、ナンとか世の中はまわっているんですよねー。

べつに達観しているワケではないのですが、なんとなくそう感じたものですから。


という感じで、今回は、雨の湿気の熱帯雨林のようなトーキョーのAOい夜にあう、そんなAOいBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






July 『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.78 -Blue Moon-』





01. 「Une Belle Histoire」ジェットストリーム・オーケストラ
『Jal-1: JAL Jet Stream』



この時期は、やはりアレからはじまりです(笑)、
「JAL JET STREEM」!
バックで流れているのは”ミッシェル・フュガン”の代表曲ですが、
「アレ!?ドコかで聴いたコトがアル!!」なーんておもったアナタは、
かなりのシティポップマニア。
そう!ニッポンを代表するコーラスグループ、
“サーカス”の『Mr.SUMMERTIME』の元ネタですな。
光でもあり、光ではない、、、
光でもあり、闇でもある、、、
あるいは光ではなく、闇でもない、、、
ブルーという名の不思議な時間。
ナツの夕暮れの旅を、
“小野田英一”と、
ワタクシ”カネコヒデシ”ががお贈りします(笑)。



02. 「AOI夜」FNCY
『FNCY』



ナツのAOI夜をたのしみたい、
ファンシーなアナタに贈るFNCY(ファンシー)なサウンド!
というコトで、
カレらのこの曲をドーゾ。



03. 「Sundance」D.A.N.
『Sonatine』


いまや世界から注目される若手バンド、D.A.N.。
民族的なサウンドやら、
さまざまな音がサンプリング&ミックスされた本作。
Sundanceと言いつつも、AOい月の夜に踊りたくなります。



04. 「忘れる」ミツメ
『ブルーハワイ』


コチラもなう大注目のバンド”ミツメ”。
80s感がハンパないハネたミディアムテンポのドラムと、
ウネるベースが気持ちいい、、、
気持ちよすぎていろいろ忘れちゃう「忘れる」を(笑)。



05. 「Never Say Love & Peace」FRISCO
『Good Night, Sleep Tight, Young Lovers』


日本を代表するレゲエバンド”FRISCO”。
カレらのインストをチョイス。
静かな密林の夜を感じるサウンドがたまらんですな。



06. 「砂の女」なかの綾とCENTRAL
『リバース』


シンガーの”なかの綾”と、
トーキョーを代表するラテンサルサバンド”CENTRAL”がタッグを組んだアルバムから。
こう来たか!という、”鈴木茂”の「砂の女」のカヴァー。
“たっつあん”こと”ヤマタツ”こと”山下達郎”もカヴァーしている大名曲。
サルサとかラテンというよりは、
かなり土臭い、、、土着感あふれるアフリカンに近い感じかも。
アガりもせず、サガりもしない、
このいい感じのラインが気持ちいいです。



07. 「Paradiso」南佳孝
『Blue Nude』


ナツ!といえば、佳孝さん(笑)。
そんなワケで、2002年にリリースした、アルバムから、
タンゴアレンジのセルフカヴァー曲「Paradiso(パラディーソ)」を。
コレ、オリジナルよりも好きカモ。
まさに天国サウンド。



08. 「薄闇の花」cero
『POLY LIFE MULTI SOUL』


“cero”の最新作から、
おそらくあまりダレも注目していないだろう(笑)、
この曲をチョイス!
裏打ち感といい、ポワンワンワン、、というギターかな?
この季節にとても気持ちいいサウンドなのですよ。
アルバムは持っているけれど、
この曲、ぜんぜん聴いてなかったわー、という女性のアナタ。
ぜひ、この季節にぼんやり聴いてみてチョ!



09. 「A SUMMER SONG(JAPANESE VERSION)」Emi Meyer
『Suitcase of Stones』


シアトル生まれのアメリカと日本はキョートのふたつの国を持つ、
エミ・マイヤーさん。
2011年にリリースされらアルバムから。
まだ日本語がタドタドしいのですが、
このサウンドの構築といい、
彼女の歌唱力といい、
ホントにスバラしすぎ!
聴き入っちゃいますね。。。



10. 「AH SO」THE MOTHRANS
『IN FORBIDDEN ISLAND』


ナゾの覆面バンド”THE MOTHRANS”。
エキゾチックサウンドを主体とする、
“マーティン・デニー”的、
ナイスなリゾートバンド。
カレらのデビューアルバムから、
すこしアップテンポな本曲。
ナツいアツをクールにする!
リゾート&エキゾなサウンドです。



11. 「Stork(feat. 折坂悠太)」VIDEOTAPEMUSIC
『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』


コチラもナツいアツをクールにする!
“VIDEOTAPEMUSIC”の最新アルバムから。
ヴォーカルには、最近注目の”折坂悠太”をフィーチャー。
ポヤ〜ン、、、ポヨ〜ンとしたユルフワなウワモノにマターリなビート、
そして、違和感なく浸透する”折坂悠太”のヴォーカルが気持ちよすぎ!
この季節にピッタリなロマンティックミュージック



12. 「デスメタルラブ」中山うり
『カルデラ』


シンガー”中山うり”のアルバム『カルデラ』のなかでカヴァーされていた本曲。
オリジナルは、島根県出雲市を拠点に活動する、
シンガーソングライター”若槻素直”さんの曲。
なんだか歌詞がグサッとココロに刺さる、、、
いまとても必要な唄ですな。
歌詞が女性に恋する女性の話なので、
最初はオリジナルは女性シンガーなのかなーと思っていたのですが、
かなり意外!
でも、なぜか聴きいってしまうのです。。。



13. 「昔のあなた」雪村いづみ
『雪村いづみスーパー・ジェネレーション』


“服部良一”のサウンドを”雪村いづみ”がカヴァーしたアルバム、
『雪村いづみスーパー・ジェネレーション』から、
スバらしすぎるバラードを。
演奏は、”細野晴臣”率いる”キャラメル・ママ”。
リリースは1979年で、この時点でいまのサウンドを完成させちゃっている、
ホントにスゴいアルバムですな。
AOい夜に聴くと、ナミダ無しでは聴けません。。。



14. 「Lone Gazer」DETERMINATIONS
『full of determination』


最後は、日本を代表するスカバンド”DETERMINATIONS”のこの曲を。
ナンだろう、
「いろいろあったけれど、コレからもぼんやり生きていきますか!」的な、
ナニかを感じてしまいますね。
AOい夜の終わりは、セツナくてたのしい、カレらのサウンドで。
AOい夜の旅の終わりは、
アナタのあたらしい旅のはじまりです。
お相手はカネコヒデシでした。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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