ブラインドからのぞき見た世の中 : August 30, 2019 @ 18:04
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.306『自由と不自由と 2』
えー、さてー、灼熱&湿気地獄からの、水攻め的な、気候的攻撃をウケているトーキョー、、、というかニッポンですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
しかし、九州放免は大雨で大変なコトになっておりますなー。
3.11のツナミのときもそうでしたが、
急に水量が増加して、
動きがとれなくなる例がおおいので、
避難できるときにサクサク避難していただいて、
まずは自身でイノチを守っていただきたいです。
さて、今回は前号の「自由と不自由」のつづきでございます。
とくにつづけるつもりはなかったのですが、
ちょうどホンコンのデモの状況がだいーぶオカシくなりはじめたコトもあり、
この機会に書いた方がいいかなーなんて、
おもいまして。。。
先日、ライターでモンドなんでも博士の”松沢呉一”さんが、
自身のWEB版コラムでホンコンのデモに触れており、
そこでの自由と不自由について書かれていました。
松沢さんによると、中国人(ホンコン以外の出身者)の留学生の一部が、
ホンコンのデモに対して反対しているとか。
つまり、”中国政府の方針を支持している”というコトなんですけれど、
基本的にはカレらは国外にいてもつねに監視されているので、
キケンな発言ができないという状況もありつつも、
本心で支持しているヒトの多いようです。
忖度ではなく、、、です。
つまり、「不自由がデフォルト化」している状況というコトなのですが。
コレは、厄介でもあり、例えるならば”住めば都”的なコトでもあるのかなーと。
“慣れ”なんでしょうねー。
それ(不自由)が普通だから、
ホンコンのデモに対して理解ができないワケです。
ウーム、、、なんだかなー。
急に「アナタは自由だ!」と言われても理解できない、
逆にコワくなる状態なんでしょうねー。
それで思い出したのが映画『ショーシャンクの空』です。
図書室でカラスを飼っていたブルックスが、
保釈になったものの、自由がコワくて、
自殺しちゃった、、、というアレです。
もしくは、仕事中心の人生で、
定年後にナニをやっていいかわからなくなってしまったヒトとか。
“不自由がデフォルト化した社会”で生きてしまうと、
そういう感じになってしまうのでしょうねー。
話はそれてしまいましたが、
コワいのは、「天安門事件」の二の舞的な状況になってしまう状況ですね。
現状、デモを支持しているヒトへの圧力も強まってきているらしいです。
ネットなどでもデモ支持の書き込みをすると、
それを理由に仕事を解雇される動きがあるとか。
それこそ「表現の自由」すら脅かされている状態ですよ。
完全に兵糧攻めにもっていこうとしてますな、
中国政府は。
「自由」はフリかざすと「不自由」になり、
「不自由」のなかで生きると「自由」がわからなくなる。。。
今回の「自由」について、
とてもむずかしい問題ではありますが、
「コレだ!」と決めつけず、
ワレワレはつねに「自由」について議論していくべきだと、
ワタクシは考えますが、
みなさんはどのようにかんがえますか?
山下達郎「僕の中の少年」
旅路 良
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