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tokyo feature : November 6, 2019 @ 18:56

そうだ!比叡山へ行こう──『比叡山延暦寺でゲゲゲのゲ!』VOL.001


あなたのトーキョーライフに、ちょっとした贅沢をあたえられたなら──。
ココでは、『トーキョーマガジン』がかんがえる、トーキョーのあたらしいライフスタイルを提案していきます。


トーキョーフィーチャー “旅”では、「旅は道づれ世は情け、思いたったが吉日、そうだ!旅に出よう」ということで、ワタクシ、カネコヒデシがじっさいに旅した土地を、独断と偏見をもってご紹介する”旅”シリーズ。


“旅”はココロを豊かにし、叡智を育む。
旅ゆけば、かならずや人生がみえてくるハズ。
そう!人生は”旅”なのです


旅に病んで 夢は枯れ野を かけ廻る(松尾芭蕉)



今回は、2021年に伝教大師1200年大遠忌をむかえる「比叡山延暦寺」へ。

計画的無計画無鉄砲な旅の軌跡をお贈りします。




『比叡山延暦寺でゲゲゲのゲ!』VOL.001


さあて、おそらく約6年ぶりとなる、ワタクシ”カネコヒデシ”の勝手気ままで、トンデモハップンな旅ライフをお贈りする、『そうだ!〜〜に行こう』シリーズの最新号でございます。


今回は、伝教大師”最澄”によってひらかれた「比叡山延暦寺」へ。

「延暦寺」といえば、天台宗以外にも浄土宗の”法然”や浄土真宗の”親鸞”、臨済宗の”栄西”、曹洞宗の”道元”、日蓮宗の”日蓮”などなど、日本仏教史上さまざまな宗派を生みだしたまさに”母なる山(母山)”としてもおなじみで、1994年には「ユネスコ世界文化遺産」に登録されているという、まさにニッポンの歴史そのもの、、、といったら過言ですかね(笑)。

ちなみに「延暦寺」は、還化されて2021年の令和3年で1200年をむかえるとのコト。

「しかし、ナンデ目的が比叡山延暦寺なの?」という疑問の答えは、またの機会に。


そんなワケで、滋賀県は大津市にある比叡山へと出発!

トーキョーは品川駅から7時39分の東海道新幹線(博多行き)に飛び乗り、まずはキョートへ。





9時47分、キョート駅着。





ソコから、10時11分発JR東海道本線の湖西線(近江今津行方面)に乗り換え。

ガタゴト揺られながら、山科駅を越え、5分ほどのあたりで、、、





「キターーー!琵琶湖ーーーー!!」というコトで、ぼんやりと琵琶湖の湖岸がみえてくるワケです。

そこから約15分ほどの10時28分(※じっさいは若干遅れ10時30分くらい)で、第一の目的地である比叡山坂本駅に到着。





改札を出ると、、、ソコにはナゼか札幌ラーメンのお店、その名も「ラーメン 一徹」が。。。

「ん!?ナゼ札幌!!??」
滋賀県のもっともヘンピな場所に疑いようもナク、、、もしかして、札幌からの移住民がいて、、、とか、ムダにアタマを回転させつつ、胸をソワソワさせつつ、ナゾはナゾのままにそそくさとバス乗り場へ。





改札の右手、東口にはちいさなロータリーがあり、すでに「江若バス」なる超ローカル路線バスが到着しているのを確認。

ソコを都会人なみにサササーッとスタイリッシュに乗車。

自分のあまりのスタイリッシュさに、ホレボレしながら、サクッとバスが発車。


しかし、乗車してまもなく、、、「日吉台団地行きへのご乗車、まことにありがとうございます!」とのあかるい車内放送。
そして、バスは住宅街へと飲み込まれていくのであります。

「アレ!?」とおもったときには、時、すでに遅し。

すっかり路線を間違えた模様。


「ナゼ「ラーメン 一徹」がアソコに!ナゼ札幌なんだ??」と、おもいもかけないミスマッチ感にただ怯えたためだ!だの、なんやかんや理由をかんがえつつ、2つ目のバス停を越えたあたりで、コワ面の運転手さんに声にならない声で「あのー、ケーブル坂本駅には〜、、、行きますか?」と質問したところ、「行かないよ!ナンで乗る前に聞かないのよ!」とあっさり一喝。

とにかく、どうしていいかわからなかったので質問したところ「とりあえず、コレに乗ってな!」と、ざっくばらんに返答。

バスはどんどん住宅街の奥地の丘へ。


そして、途中、「古墳前」というバス停名が。

「ナニ!?古墳!!!」と、ムダにハナ息荒くココロ踊らせながら窓の外をみてみると、小さいながらもたしかに古墳らしき丘を発見。

「んー、歴史のある地域なんやね〜」なんて、哀愁にひたっていながらも、「ドコよ、ココ??」という場所をバスは進行していくのであります。





団地というと、集合住宅のイメージのつよいトーキョー。

しかし、集合住宅っぽいものを見た覚えがない、、、もしかしてこのあたりで言うと、いわゆるの住宅街なのカモ。


ふと気がつくと、元に来た道の反対車線へ。

なるほど、環状線だったのね。

無事、JRの比叡山坂本駅へともどってきたのでありました。





乗ってきたバスの運転手さんに「ケーブル坂本駅行きは後ろのバス停だよ!」と親切におしえていただき、ヒトのやさしさにふれ、涙ながらに当初の目的のバスへと無事乗車。


出発すると、バスは一気に山方面へ。

第一の鳥居を越え、10分ほどで比叡山鉄道のケーブルカー路線の駅「ケーブル坂本駅」に到着。





コチラが、かのケーブル坂本駅の駅舎。

1927年(昭和2年)に敷設されたこの「坂本ケーブル」は、登録有形文化財の駅舎と日本最長2,025mを11分で結ぶ比叡山鉄道のケーブルカー路線。

この駅舎自体が、1927年の開業以来の建物だとか。

じつは今回、どうしてもこのケーブル鉄道に乗りたくて、このルートを選択したのでありました。


その向かい側には、、、





お食事処「比叡」なるボロンボロンの建物が。。。

コレも1927年??

やってるの??やってないの???
ソレすら分からないのは、修行が足りぬせいなのか。。。

ちなみに、この「比叡」の向かいには公衆トイレがあり、入口にはデッカく「スズメバチに注意!」の掲示。

スゴくコワくてつかいづらいトイレ、、、コレも修行の一環か。


そんなこんなで、「ケーブル坂本駅」と「ケーブル延暦寺駅」とをむすぶケーブル鉄道は、30分に一本のペースで上下交互に出発。

コチラがレトロな風合いの車両。





それでは、日本最長2,025m、約12分間の上りの風景をおたのしみください!





約11分ほどの乗車を経て、終点「ケーブル延暦寺駅」へ到着。





コチラも「ケーブル坂本駅」同様、1927年の開業以来の建物。

駅を出ると、目の前には、、、




琵琶湖!

絶景ですな。

では、その気持ちよさを映像でドーゾ!





しかし、大きい!

この日の天候のせいもありますが、反対側の湖畔がモヤっとしていてまったくみえません。

ちなみに、ケーブルで見えたもの、ほとんどすべてがすでに延暦寺境内だそう。

とにかく広大。


山の気持ちいい空気を吸いながら、まずは山道を延暦寺方面へと移動。

左が山、右が谷という山道。

途中、巨大な杉の森の間から、、、





フワッと見える琵琶湖の景色が、またたまりませんな!


しかし、下をみると、、、





谷というか、崖にちかい急傾斜。

ボンヤリしていると足を踏みハズしそう。

落ちたら確実に死んぢゃうヤツです。。。


ユルい上りと下りの坂を登って降りてまた登るをくり返すコト10分。

すると、、、

おー!!





というコトで、今回はココまで!



そうだ!比叡山へ行こう──『比叡山延暦寺でゲゲゲのゲ!』VOL.002へつづく



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