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tokyo feature : January 31, 2020 @ 17:58

トーキョーシティポップス Vol.84──Melancholy Funky



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2020年1月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「憂うつファンキー」です。


さあ、2020年代のはじまりのおわりをむかえました!

“1年のはじまりは元日にアリ”なんてコトバがありますがね、いつもどおり今年も呑みすぎで具合悪い元日をむかえてしまいました、ワタクシ。。。

ソレのせいなのか、いや歳のせいなのか、、、ナゼか毎年のコトながら1月はぼんやり憂うつな気分。

しかし、憂うつのなかにもファンキーな魂はあって、ソレが見え隠れする季節、というか月なのでありますよ。


そんなワケで、今回は、憂うつとファンキーが入り交じったサウンドを選曲。


異常気象気味でさらに憂うつな気分になりがちな2020年代のはじまり、そんなアナタの新年のBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







January『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.84 -Melancholy Funky-』





01. 「E列車で行こう -イントロダクション-」奇妙礼太郎トラベルスイング楽団
『桜富士山』



まずは、あたらしい10年のはじまりというコトで、
奇妙くんによるビッグバンドジャズのゴキゲンなナムバ—を!
ブルースもナニもかもごちゃ混ぜにしてしまう、
そんなショウタイムのはじまりはじまり〜!!



02. 「あんたはギビトゥミ」ザ・たこさん
『カイロプラクティック・ファンク No.1』


ザ・たこさん キターーー!というコトで、
新年早々のJBなみのテキトーファンクサウンドを。
アンタのお尻はぶっちゃけ高見山!って、
さすがのドイヒーな歌詞w。
コレゾ、ファンクの神髄です。



03. 「Blow Your Mind」EVISBEATS
『PEOPLE』



2019年末にリリースされた”EVISBEATS”先生の新作から。
“The Honey Cone”の「Want Ads」をサンプリングネタに、
ユル〜くもメッセージ性の強いリリックがココロに響きます。



04. 「Cry Me a River」akiko
『黒い瞳』


ジャズシンガー”akiko”ちゃんバージョンの「Cry Me a River」。
コチラのアルバムは、
すべてニューオリンズでレコーディングされたもの。
この歪みというか、ノイズ感というか、空気感がかなり気持ちイイ、
グッドカヴァーです。



05. 「やりかけの人生」笠井紀美子
『TOKYO SPECIAL』


80年代を代表するジャズシンガーのひとり、”笠井紀美子”。
彼女のアーバン&メロウなこの曲を。
この78年にリリースされたアルバムが、
ホント捨て曲(DJ的な視点ですが)がナイんです。
アルバム全体が良すぎて、
ナニをつかおうかいつも迷う。
それくらいスバらしいアルバムってコトなんですけれどね。



06. 「Living room」MIDORINOMARU
『GOOD MORNING』


ミッチャンとNikaさんのふたり組による”ミドリのマル”。
彼らのアルバム『GOOD MORNING』から、
メロウでタイトなドラムビートが気持ちいいインストを。
まさにLiving roomで、くつろぐ感じですかね。



07. 「Lest’s Dance Baby(Easy On The Heart)」ザ・キングトーズ&マリエ
『Resurrect』



“ザ・キングトーンズ”によるヤマタツカバー。
いや、むしろ彼らのために書いた曲だったり。
すっかり忘れてましたが、Vol.20でも選曲しちゃってましたな。。。
いや、うっかりですよ。



08. 「皆笑った」星野みちる
『月がきれいですね』


コチラは、シンガーソングライター”星野みちる”ちゃんによる、
“ピチカートファイヴ”のナイスカヴァー。
アレンジもいい感じで、
みちるちゃんのヴォーカルもサイコーです。



09. 「オン・ザ・ロード」Emi Meyer
『LOL』


年末のライブでもひさびさに披露していた、”エミ・マイヤー”のこの曲。
あえて英語バージョンでドーゾw。



10. 「五万節」クレージーキャッツ
『スーパー・ベスト』


やはり、ニッポンの新年といえば、
“クレージーキャッツ”です!
長く生きていると、いろいろと憂うつになりますよね。
サバ言っちゃう感じですよ。



11. 「電話をするよ」キミーゴ a.k.a qimygo
『らんどすけいぷ』


昨年、リリースされた”キミーゴ”のアルバムから、
UAのカヴァーを。
暗くも明るい、両面を感じるアレンジがまたいいんですよねー。



12. 「フェアリー・ナイト」ソニア・ローザ
『ルパン三世 ~テーマ・ヒストリー』


アニメ『ルパン三世』のサントラのなかでも名曲のコチラ。
アンニュイなヴォーカルがたまらないですな。



13. 「なんとなく なんとなく(Instrumental)」小西康陽とプレイボーイズ
『井上順のプレイボーイ講座 12章』


2020年12月のVol.83でも選曲した
“小西康陽とプレイボーイズ”の『井上順のプレイボーイ講座 12章』。
CD版には、インストが収録されており、
ソコから1966年の”ザ・スパイダース”のインストカヴァーを。
ただただなんとなくですよ。



14. 「夢売るふたり」モアリズム
『「夢売るふたり」オリジナル サウンドトラック』


2020年1月23日午前4時ごろに、
個人的に敬愛してやまないブルース&ファンクなバンド”モアリズム”の
ギターリストの”アントニオ佐々木”さんが他界されました。
さすがのミュージシャン魂で、1、2、3、4というコトなんですがね。
コチラは、映画『夢売るふたり』のサントラから、
“アントニオ佐々木”さんのギターを大フィーチャーしたタイトル曲。
泣きのギターサウンドに、ナミダが泊まりません。。。
佐々木さんのご冥福をお祈りいたします。。。





※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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