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Tokyo News : April 3, 2020 @ 21:12

まずは自分でできるコトで応援したい!──「White Teeth Donation」



音楽レーベル「origami PRODUCTIONS」などを運営する株式会社 FRAGMENT のCEO  “対馬芳昭”氏が、自己資金の2,000万円を音楽シーンに寄付すべく、2020年4月3日に音楽関係者へむけたドネーション(寄付)「White Teeth Donation」を立ち上げた。


この「White Teeth Donation」というドネーション プロジェクトの構想は、今回の新型コロナウイルスによる音楽シーンへのダメージももちろんだが、じつは2年ほど前から計画していたコトだとか。

音楽業界に20年以上身を置いた対馬氏。
昨今のシーンの衰退気味の状況を直に感じ、システムや意識もふくめた構造改革が必要だと考えていたところに、今回のコロナウイルスの突然の危機が発生。

いま必要なのは音楽仲間の目の前の生活をまもるコト、そしてこれを切り抜けた先の日本の音楽シーンをより良いものにしていくコトのふたつを同時に考えた結果、本プロジェクトを立ち上げる決意にいたったとか。


具体的にまずは、資金の半分、1,000万円を目の前の生活に危機が迫っている音楽関係者に分配する。

貸付などではなく、返済も不要とのコト。

ただ基本的には、最初というコトもあり、対馬氏の知り合い、それと知り合いとつながっている方からスタート。
もちろん、余裕ができたらすこしずつ、そのさらに周りの知らない方にも回していきたいとのコト。

フリーのミュージシャンやPAエンジニア、音楽ライター、イベンター、インディペンデントのレーベルスタッフやメディア、ライブハウスなどなど。

ライブハウスの莫大な損失をカヴァーするには焼け石に水レベルなので、基本的には個人への支援だという。


また、あくまでも譲り合いの精神を持ってほしいとのコト。
元々アルバイト掛け持ちで音楽をやっていたり、いまはなんとかしのげる、という方は「どうにか頑張ってほしい」。

しかし、子どもがいたり、収入はあるが減ってしまい成り立たない、など事情があれば「とにかくすぐに連絡をしてください」とのコトだ。

のこりの「未来の1,000万円」についてはあらめて。


「White Teeth Donation」という名前は、もはやこの危機は肌の色ではなく「人間」という共通項でおたがいを尊重し、終息させるコトが大事。ダレでも笑えば白い歯(white teeth)が見える、というところからだそう。


ちなみに、自己資金というコトで会社とは関係はなく、すべて対馬氏自身の責任でやっているとのコト。

カレ曰く「自分たちのいるフィールド(畑)を耕すコト、それはいずれ私たちレーベルにも帰ってくる」、、、まさにその通り!!

幣誌でも、ぜひ熱いオトコを応援したい!ので、本プロジェクトをご紹介させていただいた。


本プロジェクトの内容については、対馬氏のnoteをチェックせよ!

現状は、まず対馬氏の知り合いの方でお困りの方はお気軽にご連絡を!







「White Teeth Donation」


□プロジェクトについて

https://note.com/yoshiorigami/n/n565042212e67



対馬芳昭/Yoshiaki Tsushima(origami PRODUCTIONS)

ビクターエンタテインメントを退職後、たった独り何の後ろ盾もないまま2007年、「origami PRODUCTIONS」を発足。 Ovall(Shingo Suzuki、mabanua、関口シンゴ)、Kan Sano、Hiro-a-key、Michael Kanekoが所属。

「origami PRODUCTIONS」オフィシャルサイト:http://ori-gami.com/


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