Daily Life w/ Music : April 23, 2020 @ 18:09
FILE 450 ASA-CHANG エマーソン北村 『エロス』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 450 ASA-CHANG エマーソン北村 『エロス』
人類最怖の音楽家”ASA-CHANG”、そして”JAGATARA”や”MUTE BEAT”などで活躍するキーボーディスト”エマーソン北村”のふたりによるデュオユニット”ASA-CHANG エマーソン北村”が、新作アルバム『エロス』を発売した。
ユーモアと想像力をかき立てるサウンドで、音楽ラヴァーのココロをガッチリとワシづかみにしている、日本音楽シーンの異才コンビ“アサエマ”のオトナなお二方。
デビュー作『Debut』の発表から2年。
このたび、さまざまなエロいサウンドをエロ〜く収録した新作『エロス』をリリースした。
シンプルな構成ながら、ふたりによる”がっぷり四つ”の分厚すぎる演奏能力が、文字どおりスパークルする“アサエマ”サウンド。
今作でも中毒性グンバツな内容となっている。
おススメは、「スキアッ!」のかけ声からはじまる、
「千の風になって」のメロウでなスカアレンジカヴァー。
途中で入れ替わるキュートすぎる女性ヴォーカルは、
みんな大好き”小島麻由美”をフィーチャー。
大ネタとはいえ、隠し球的なこのアレンジはホントにいい感じ。
もちろん意図したものではないと思うが、
この時期にこのセツナイグルーヴに期せずして涙してしまったのは、
ワタクシだけだろうか?
そして、エロスといえば「エマニエル夫人」。
コレは時代的に?年齢的に??という感じかもだが、
「チャタレイ夫人」ではなくやはり「エマニエル夫人」。
官能的なトランペットとタブラボンゴのビート、
マッタリとしたダブ感、
そして女性のあえぎ声と、あまりにもエロすぎて。。。
まちがいなく18禁のムードミュージック!
さらに、コレはヤバい!
「タイムアフタータイム」のダブ&ダウンビートカヴァー。
オリジナルは、いわずもがなの”シンディー・ローパー”。
ヴォーカルはサビの部分だけであとはインストという、
なんともユルユルでグッドなヒールタイムをすごせるスバらしいカヴァー。
そのほかにも”オトナのイタズラ感”満載のダビーでスカなエロいムーディーサウンドをたっぷり収録。
same dayにリリースされた”ASA-CHANG&巡礼”のアルバム『事件』とは、
おなじヒトがつくっているとは思えないホド、
テイストがまったくちがうモノなので、そちらも一緒に購入するのもアリだとおもう。
とにかくドチラも深くて濃ゆい!
コチラの方が、、、じゃつかんだが、
ドップリとイゴコチの良い沼にハマったようないちまい。
まずは、ダラッとしたこのASA-CHANGグルーヴで、stay tune&stay homeせよ!
ASA-CHANG エマーソン北村
『エロス』
価格:2,500円(税抜)
レーベル:AIRPLANE(AP1084)
発売日:2020年4月22日
□トラックリスト
01. ワンステップビヨンド
02. 千の風になって
03. エマニエル夫人
04. パラダイスロスト
05. タイムアフタータイム
06. ジェッディンデデン(トルコオスマン行進曲)
レーベル「AIRPLANE」オフィシャルサイト:http://www.airplanelabel.com
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