Daily Life w/ Music : July 1, 2020 @ 18:42
FILE 456 ケンネル青木 『Chapter2』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 456 ケンネル青木 『Chapter2』
スティールパンプレイヤーの”ケンネル青木”氏が、2作目となるソロアルバム『Chapter2』をリリースした。
前作『Sour Sweet』では、スティールパンながらアーバンジャズ風味のサウンドを展開し、ワタクシの度肝をぬいた”ケンネル青木”氏。
本人はいつも無言ながら、スティールパンのやさしい音色でふんわり語りかけくる”ケンネル青木”氏。
そんな”ケンネル青木”氏が、ワタクシ待望(ワタクシもファンなので)の2ndアルバムをリリース。
打ち込みと生演奏の融合によって、温かみのあるあたらしいサウンドに挑戦したという今作。
例の「origami Home Sessions」にもエントリーした曲も収録している。
おススメは、晴れた日曜日の午後に聴きたい「Sunday」。
セツナくてたのしい、あの日曜日の雰囲気がたまらない。
この曲の後に、
『チビまる子ちゃん』と『サザエさん』を見ちゃう感じだとおもう。
そして、ダークな雰囲気の「Echo」。
永遠にファンクなリズムがループして、
ミニマルテクノ的な音の抜き差しと浮遊感あるシンセがなんとも気持ちよく、
コレがナゼだかなんども聴いてしまいたくなるという、
まさに麻薬のような中毒性。
ファンク感あふれるグルーヴに、
口琴的なノイズがググッとくる「Murasaki」。
いろいろな音が交差しつつも、
ポリリズムが生まれている、
まさにナイスグルーヴ。
その名のとおり色的に紫色を感じるサウンドもスバらしい。
そんなワケで、”ケンネル青木”氏のふしぎな世界がてんこ盛りで詰まった2ndアルバム。
そよ風のようなスティールパンの音色が、
ムワっとアツいニッポンの夏をすこしだけすずしくしてくれる。
まさに、クールサウンドないちまいである。
ケンネル青木
『Chapter2』
価格:2,000円/2,600円(『TAKUROKU vol.1』2枚組セット)(税抜)
レーベル:Watchdog label(WD-001)
発売日:2020年7月1日
□トラックリスト
01. Outback
02. Nomad
03. Catchfire
04. Sunday
05. Spiral
06. Echo
07. Hold Me Tight origami Home Sessions feat.UJ & Shingo Sekiguchi
08. Murasaki
“ケンネル青木”オフィシャルサイト:https://kennelaoki.wixsite.com/website
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