ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。

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FILE 457 ナツ・サマー 『HAYAMA NIGHTS』

ナツだ！サマーだ！！ナツ・サマーだ！！！というコトで、永遠のナツオンナこと”ナツ・サマー”が3年ぶりとなる2ndアルバム『HAYAMA NIGHTS』をリリースした。


冬だろうが、秋だろうが、とりあえずナツのオンナ、”ナツ・サマー”。


彼女の3年ぶりとなる2ndフルアルバムのテーマはHAYAMA、、、そう葉山。

葉山と言えば葉山ビーチ、海上に浮かぶ富士山からの”石原裕次郎”である。

御用邸もあり、日本屈指の別荘地としてのブランド力を持つあこがれの地であり、約束の地。

ワタシも葉山、アナタも葉山、あゝ葉山である。


そんな葉山の夜を舞台に繰りひろげられる、7曲の葉山ダブストーリー。


オススメは、「あの頃、プールサイドで」。
コチラ、永遠のナツオトコこと”Saigenji”とのデュエット曲で、
グッドアーバンレゲエチューン。
タイトルは、”キャメロン・クロウ”監督の「あの頃ペニー・レインと」からのオマージュか、
それとも”加藤和彦”の「あの頃 マリー・ローランサン」からのオマージュか。
後者の方が濃厚だが、前者でもいいカモ。


からの、バンド”流線形”の名曲「3号線」のカヴァー。
うつくしいスティールパンの音色とダビーなミックスによるアレンジがすばらしい。
気持ちよすぎな極上のスーパーチルサウンドだ。


さらに、あふれんばかりのラヴァーズロック感の「ハロー・マイダーリン」。
ピアノとダビーなトランペットの掛け合いが、
とにかく気持ちよすぎる。


ちなみに、このジャケットの衣裳の色あわせは、
おそらく”マリーン with シーウィンド”のアルバム『サマー・ナイト』のオマージュかな？とおもっていたら、
“珍盤亭娯楽師匠”もSNSでおなじコトを書いていたので、
ほぼほぼまちがいないだろう（笑）。


プロデューサーは、いつものCITY POPオジさんコト”クニモンド瀧口”氏。


そんなワケで、今年はいろいろと問題だらけのニッポンのナツ。

こんなトキだからこそ、
これくらいのチル感がちょうどいいのカモね。


灼けるような暑い日の夜は、
冷やし中華とハイボール、そしてユルめの”ナツ・サマー”をドーゾ。








ナツ・サマー
『HAYAMA NIGHTS』



価格：2,400円（税抜）
レーベル：Pヴァイン（PCD-24974）

発売日：2020年8月5日


□トラックリスト
01. 真夜中のミスDJ
02. あの頃、プールサイドで
03. 3号線
04. 嘆きのオフィスレディ
05. 二人の関係
06. 心から好き
07. ハロー・マイダーリン


“ナツ・サマー”オフィシャルサイト：https://natsusummer.com/