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ブラインドからのぞき見た世の中 : August 24, 2020 @ 19:02

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.328『75年目も戦争状態』



えー、さてー、殺人的な暑さがニッポン全土を襲い、ダラダラ汁だく&汗だくの日々がつづいておりますが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


それにしても暑い。。。

むさ暑い空気でタダでさえ息苦しいのに、
感染防止のためのマスクでホント死にそうですなー。

みなさま、無理は禁物でございますのでね、
こんな日々はマスクなしで、
無駄にぼんやり過ごしましょう。


そんなワケで2020年8月15日の「終戦の日」で、
先の太平洋戦争の終戦から75年目をむかえました。

ニュースではコロナッチの影響もあって、
全国戦没者追悼式が中継のみという状況だったり、
ヒロシマ&ナガサキの平和式典では、
アベちゃんのあいさつ文面が酷似しているとかがムダに問題になったり。

まあ、文章力だったり、
そのあたりは基本的な想像力がないヒトじゃないとムリな部分なので、
それくらいはもー赦してあげてもいいのかなーとかも思ったり。
まあ、ホントはかなり失礼な話なんですけれどねw。


それにしても戦争経験者の高齢化の方が気になります。
当時の体験談などが聞ける機会もだいぶ減少してしまっているので、
彼らの体験を語り継ぐコトはもはやかなりキビシイ状態になりつつありますよねー。

まあ今後、ワレワレ世代が、
どのように下の世代に戦争の恐ろしさや、
やっていることのバカさ加減を伝えて行くべきか、
そこがこれからの問題になってきそうです。

もちろん語り部を引き継ぐなんて手もありますがね。

例えば、自分が推しの映画を紹介するなんて方法もあります。

今年は、というか今年もなのですが、
“クリント・イーストウッド”監督作品の
『父親たちの星条旗』と『硫黄島からの手紙』
の2本を連続で観ましたよ。

まあ、この作品って、
戦争の悲惨さやヒドさを伝えるというよりは、
ドチラの国も戦時中はおバカなコトをやっていたというお話。
アメリカは、英雄というプロパカンダに巻き込まれるヒトたち、
日本は国体と軍部の保身のための犠牲者、
ドチラも戦争の不条理さを描いた作品です。

この作品、イーストウッド作品でもワタクシのなかで、
かなり上位の作品なのですが、
アレだけ反日的存在だったイーストウッド氏が、
ドチラ側にも立たずに中立的に、
戦争の不条理でアホな状況をただ淡々と描いているという点が、
個人的にはココロにグサ〜ッと来るんですよね。

そういう映画を若い世代に観てもらう機会を
増やすというのも、
またひとつの反戦思想の啓蒙活動なのかなとも思います。

とはいえ、現状も世界のドコカでは、
残念ながらまだまだヒトとヒトの戦争状態のところも多い。
しいて言えば、
現在はウイルスと人間との大戦中と言っても過言ではないですけれどね。


そんなこんなではありますが、
太平洋戦争の終戦から75年、
まずはワレワレ世代から戦争をなんとか回避するための”動き”をすべきなのかなと、
ワタクシは考えておりますが、
みなさんはどのように考えますか?



Namy「いつも何度でも」




旅路 良



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