TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

tokyo feature : May 30, 2021 @ 15:01

トーキョーシティポップス Vol.100──The Urban State of Mind



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2021年5月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「アーヴァン感」です。


今号でナーントVol.100を迎えることができました!
コレも、いつも応援してくださっているみなさまのお陰でございます!
マコトにありがたき幸せ!
恐悦至極に存じます!
コレからもニッポンのいい音楽をご紹介していきますので、
応援、もしくはご指導、ご鞭撻のほど、
なにとぞィヨロシクお願いいたします!!!


ということで、100号記念として、
今回は、5年前に他界された我がパイセン、
“チャンタケ”こと”竹田直樹”さんが主宰していた音楽イベント『アーヴァン感』が、
つづいていれば2021年5月で15周年をむかえたとのコトで、
進化したニッポンのアーヴァンサウンドを選曲してみました。

『アーヴァン感』はだいたい夜の雰囲気なのですが、
夜もない街になりつつありますのでね、
なんとなくボンヤリと昼アーヴァンを中心としたイメージになっています。


まあ、だいたい「アーヴァンじゃないよ!」と言われるのですが、
コレはワタクシなりのアーヴァンサウンドですので、
あしからず。


そんなワケで、初夏の街をたのしむ、アーヴァンなアナタに贈る、アーヴァンによる、アーヴァンのための、アーヴァンを感じる、アーヴァンBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






May『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.100 -The Urban State of Mind-』





01. 「Interlude」LUCKY TAPES
『Blend』


彼らの通算4枚目となるアルバムのまさに1曲目のイントロ。
アーヴァンなピアノのインストから。



02. 「誰がマンボに”ウッ!!”をつけた」吾妻光良 & The Swinging Boppers
『STOMPIN’ & BOUNCIN’』


いま、いろいろ話題沸騰中のまん延防止ことマンボウ。
いわゆるマンボウの”ウ”は「いらねーんじゃねーの?」というお話なんですけれどね。
マンボウに踊らされ、マンボで踊る。
そんな不条理な世の中に対して、
「踊るならマンボだぜ!」というコトでね。
ちなみにコチラ、2006年のアルバムですので、
さすが吾妻さん!いろいろ早いですなぁ〜w!!



03. 「音に抱かれて」G. Rina
『Lotta Love』


ダンサーなアナタも、ダンサーじゃないアナタも、
金曜の夜はやはりアーヴァンにダンスでしょ。
というコトで、
音に抱かれたいアナタのための処方箋。
“G. Rina”嬢によるグッドなアーヴァンサウンドをドーゾ。



04. 「Fool’s Paradise」United Future Organization
『Cosmic Gypsy』


ジャングルドラムに、
ファズの効いたクールなベース、
そしてラリー・ウィリスの「LICKIN’ STICK」ネタ。
まさに都会のジャングルを駆けめぐるための、
“U.F.O.”が贈るドライブミュージックの真骨頂。
そのすべてがナイスでアーヴァンな一曲。



05. 「Video killed the radio star」be the voice
『Music & Me』


「昼のアーヴァンサウンドを!」と思ったときに浮かんだのが、コチラ。
“be the voice”による”The Buggles”のカヴァー。
マターリでユターリなアコースティックアレンジと、
透きとおった和田さんのヴォーカルが、
ホントにイイんですよねー。
青い空に白い雲が広がっている感じがしますw。



06. 「残照」碧海祐人
『逃避行の窓』


“残照”とは、日が沈んでからも雲などに
照り映えて残っている光のこと。
もーね、このサウンドと”碧海祐人”氏によるヴォーカルが、
目をつぶるだけでその雰囲気がイメージできてしまう。
マジックアワー感たっぷりのアーヴァンミュージックなのです。



07. 「ネバやんとスチャやん」スチャとネバヤン
『ネバやんとスチャやん』


ヌルッとユルユルなサウンドに
“たられば”的なリリックのラップ。
ダラっと、ネバっと、暑くなりはじめたこの初夏の季節に聴きたい、
アーヴァンニートサウンドですな。



08. 「2 for 3」DJ Mitsu the Beats
『Celebration of Jay』


“DJ Mitsu the Beats”くんによる
日の落ちたうす暗がりの街でぼーっと聴きたい、
アーヴァンなインストヒップホップビート。



09. 「Midnight Love Call」南佳孝
『Blue Nude』


時間はぎゅーっと進んで、ミッドナイトへ。
雨の多い季節には、
やはり佳孝さんのこの曲ですなー。
オリジナルとは違う、
アーヴァンスムースなジャズアレンジで、
しっとりとドーゾ。



10. 「面白おかしく生きてきたけれど」小泉今日子
『Koizumi Chansonnier』


“小泉今日子”こと”キョンキョン”のデビュー30周年記念盤から。
深い時間になると、
いろいろと振り返ることもあるさ、
ひとりの女の小さな人生劇場。
そんな人生をシャンソン的に、
いや、むしろブルースは加速していくのであります。



11. 「Let the sunlight in」土岐麻子
『TOUCH』


音楽家”ヨハン・クリスター・シュッツ”提供による素晴らしすぎるシティサウンドと、
麻子ちゃんのヴォーカルとの相性がホントにたまらない。
日光を浴びたいアナタに贈る、
朝なアーヴァン感。



12. 「マイピュアレディ」田中裕梨
『CITY LIGHTS』


“尾崎亜美”の名曲を、
BLU-SWINGの”田中裕梨”がナイスカヴァー。
この上なく狂おしいシティサウンドのアレンジ。
青い空の下で恋をしそうな、
アーヴァンなアナタに贈ります。


13. 「時間よ止まれ (Nobunaga)」cro-magnon
『乙』


アニメ版『へうげもの』のサントラから。
永ちゃんのアーヴァンサウンドを、
我らが”cro-magnon”がインストジャズでカヴァー。
いろいろと時間が止まって欲しいことがおおい昨今ですよ。



14. 「結局パーティは続く」思い出野郎Aチーム
『Share the Light』


結局パーティはつづく、、、
なかなかパーティも開けないし、行きづらいし。
そんな世の中になりつつありますが、
どんな形であっても、
#とにかくパーティをつづけよう! というコトで。



15. 「家に帰ろう(マイ・スイート・ホーム)」竹内まりや
『Souvenir~Mariya Takeuchi Live』


最後はやはりこの曲。
コロナ事情で、
帰宅しないといけない状況がおおくなった昨今。
まあ、「とりあえず家に帰っておくか!」ってコトでね。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Comments are closed.

Trackback URL