ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。

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FILE 473 akiko 『Ukulele Lady』

ジャズシンガーの”akiko”が、2021年でデビュー20周年をむかえ、特別企画として初のウクレレ弾き語りアルバム＆ブックレット『Ukulele Lady』をリリースする。


名門ジャズレーベル「Verve Records（ヴァーヴ）」初の日本人女性シンガーとして2001年にデビュー以来、ジャズを中心にしながらも、ロックやポップなども織り交ぜた幅ひろい音楽活動をつづけてきたジャズシンガーの”akiko”。


今回、デビュー20周年をむかえ、スペシャルプロジェクトとしてウクレレ弾き語りのアルバムをリリース。

映画音楽やジャズのスタンダードナムバーからハワイアンまで、ドコかで聴いたコトがあるような、ないような、さまざまな音楽をユル〜くウクレレサウンドでカヴァー。

そんなこんなでオススメを3曲ほど。


まずは「My Blue Heaven」。
1927年の”ジーン・オースティン”のヒットナムバーで、
邦題は「私の青空」ですな。
“天野喜久代”、そして”エノケン”こと”榎本健一”をはじめとした、
さまざまな日本人もカヴァーしているので、
一度はドコかで耳にしたことがあるカモ。
そんな名曲を陽気なウクレレアレンジで、
ときどき口笛も聴こえたりしてのナイスなカヴァー。


そして、口笛ヴォーカル？というのかな、
口笛の音色が心地よすぎな「Tea For Two」。
1924年に生まれたグッドなナムバーで、
日本でもCMなんかにけっこう起用されているので、
なんとなくアタマのなかでは覚えているメロディかと。
邦題は「二人でお茶を」。
ウクレレと口笛、、、もうね、素晴らしすぎ！


さらに「Danny Boy」。
1913年の歌で、
もともとはアイルランドの民謡。
さまざまな歌詞が存在する「ロンドンデリーの歌」としておなじみですな。
ヒトを送り出す曲として、戦争映画などにもよく使われている名曲。
まったりメロウなウクレレアレンジで、
しっとりと歌う”akiko”ちゃんのハスキーな歌声がココロに響きまくりで、
ナゼだか涙が止まらない。。。



そのほかにもkazooあり、ハミングありのまったりゆったりと聴いてほしいナンバーがもりだくさん。

トにもカクにもウクレレの音色と”akiko”ちゃんのヴォーカルのマッチングが良さすぎ。

ちなみに、このカバーアートは、アーティスト”RIO UMEZAWA”による書き下ろしだそう。


そんなワケで、20周年の節目に、ココロとカラダにグッとくるグッドな20曲。

なんとなくココロに余裕のないこんなご時世だからこそ、
こういう最＆高のリラックスサウンドをたのしむのだ。






akiko
『Ukulele Lady』


価格：3,000円（税抜）
レーベル： ability muse records（PMCJ-1001）

発売日：2021年6月21日


□トラックリスト
01. Ukulele Lady
02. Walkinʼ My Baby Back Home
03. My Blue Heaven
04. As Time Goes By
05. Tea For Two（whistle）
06. All Of You
07. Guilty
08. （Back Home Again In） Indiana
09. East Of The Sun
10. Someday My Prince Will Come（whistle）
11. Makinʼ Whoopee
12. Cuando Vuelva A Tu Lado
13. Danny Boy
14.ʼS wonderful（kazoo）
15. My Buddy
16. Look For The Silver Lining
17. My Baby Just Cares For Me
18. Smoke Gets In Your Eyes（humming）
19. It Had To Be You
20. Aloha ʻOe


akikoオフィシャルサイト：https://www.akiko-jazz.com/

“akiko”YOU TUBEチャンネル：https://www.youtube.com/channel/UCIR5A7Qq7nHfocYur6xTSTQ





akiko「Ukulele Lady」