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Daily Life w/ Music : January 28, 2022 @ 21:51

FILE 483 田中裕梨 『CITY LIGHTS 3rd season』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。




FILE 483 田中裕梨 『CITY LIGHTS 3rd season』


アーバンジャズバンド”Blu-Swing”のヴォーカリスト”田中裕梨”が、1980年代、90年代のシティなジャパニーズポップソングをカヴァーするプロジェクト”City Lights”の第3弾『CITY LIGHTS 3rd season』をリリースした。


「真夜中のドア」、「バイブレイション」、そして「プラスチック・ラブ」など、第1弾、第2弾と自身のルーツであるポップソングたちをロマンティックに、ときにエモーショナルにカヴァーした”City Lights”シリーズ。


最新作の第3弾でも絶妙な選曲はあいかわらずで、ついにあのシティなサウンドを惜しげもなくカヴァーした”田中裕梨”。


オススメは、
泣く子も黙る!
日本屈指のトラックメイカー”吉田美奈子”が産んだ、
エヴァーグリーンなスーパーバラード「恋は流星」。
ナイスなミドルメロウビートに、流れるようなサックスがからむグッドアレンジ。
星空の下で聴きたいクリスタルにサウンドだ。
編曲は”ヤマタツ”こと”山下達郎”。


つづいて、
コチラも”吉田美奈子”&”山下達郎”の黄金タッグによる、
ニッポンが誇るダンスクラシックナムバー「ALONE IN THE DARK」。
オリジナルは、”アン・ルイス”。
“Lamont Dozier”のあの強引な「Going Back To My Roots」感のある匂いはのこしつつ、
ダンス感強めのアレンジが、
おもわずコシにクル!


さらに「炎のたからもの」。
オリジナルボーカルは”BOBBY”。
“宮崎 駿”監督作品の『ルパン三世 カリオストロの城』のオープニング&エンディングであり、
“大野雄二”によるルパンサウンドの最高峰メロウグルーヴとしておなじみのコチラを、
ナイスなオーケストレーションをはじめとする忠実なアレンジだが、
そこに負けない”田中裕梨”のハスキーなヴォーカルがすばらしすぎる。


そんなこんなで、あふれんばかりにシティでポップなソングたち10曲を収録。

プロデュースは、”SOUL SOURCE PRODUCTION”の”箭内健一”氏。


コレはもう、なつかしいとか、なつかしくないとかではない。

あたらしいグルーヴとして、その身体に取りこんでほしい、そのミミで聴いてほしいいちまいなのだ。







田中裕梨
『CITY LIGHTS 3rd season』



価格:2,500円(税抜)
レーベル:SMR Records(DSB48)

発売日:2022年1月26日


□トラックリスト
01. 恋は流星
02. マンハッタン・キス
03. ニートな午後3時
04. ALONE IN THE DARK
05. CITY LIGHTS BY THE MOONLIGHT
06. LAST SUMMER WHISPER
07. 夏をあきらめて
08. 風立ちぬ
09. 影になって
10. 炎のたからもの


田中裕梨「影になって」




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