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ブラインドからのぞき見た世の中 : February 23, 2022 @ 22:47

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.364 『いま観る?』



えー、さてー、ロシアとアメリカの戦争勃発の危機をなんとか紙一重でかわし続けている今日このごろ、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


しかし、ロシアは軍をウクライナ東部に侵攻させたとか。

残念ながら、
すでに小競り合いは起こってしまっている模様で、
もうはちきれる寸前ですな。

すでに我が国ニッポンをはじめ、ドイツ、フランスなど、
自国民に対して国外への退避勧告を出してしまってますねー。

ウクライナのゼレンスキー大統領の声明も、
結局、NATO加盟をうながした欧米批判まで出てしまって、
もう必死ですよ。

これ以上、
戦争を起こして欲しくない、
というのが個人的な意見&感情ですが、
ロシア側もなかなかそうは問屋が的な感じのようですな。

これを機に一気に世界のバランスが崩れてしまわないコトを祈るのみです。。。



さて、それにしてもトーキョーの新規感染者数、
1万人を切らないですねー。
21日だけ8000人だったようですが。

しかし、発表されるたびに、
「先週より減少」とか「先週より下回る」みたいなコメントが書かれていて、
ここまでキちゃうとそれもあまり意味がないような。。。

昨年の感染者数の最高が7000人ですから、
そこから比べてしまうと、
つねに1万人アッパーな現状がいい方向に向かっているとは思えないのですが。

政府の発表もピークアウトしただの、
専門家はまだまだだの、
情報が錯綜しすぎていて、
しどろもどろ状態。

ここまでの感染爆発は、
完全に「オミッチョ株が軽症」という誤った認識の流布が原因ではないかと。

自身のまわりにも罹患されている方が急増しておりますが、
感染後の状況&症状をSNSなどで拝見すると、
軽症のヒトだけではないですねー。

やはり、オミッチョ株だけではなく、
デルタ株、はたまた新種もが同時にはびこっている模様です。

政府も行政もなかなかKJSには踏み切らず。
ましてや外国からの水際対策を緩和する方向に。

んー、、経済か、人命か。
「二兎追うものは二度オイシイ」理論を達成しようと必死です。

まあ、もうこの状態をどれだけ批判しても、
しばらくはナニも変わりそうにもありませんのでね。
今回はちょっと思考を変えて、
いま観たらいーんじゃない?的な映像作品を3つ、
ご紹介しようかと。


まずは、”スティーブン・ソダーバーグ”監督の
2011年公開作品『Contagion(コンテイジョン)』。
『オーシャンズ』シリーズや『トラフィック』を手がけた”スティーブン・ソダーバーグ”が、
新型ウイルスの世界的パンデミックを描いた作品です。
まるでいまの状況をそのままドキュメントしたかのような内容で、
ぐうの音も出ない。
感染拡大により完全にストップした社会とか、
いろいろな状況の描き方がまさにナウすぎて、
とくにかくスゴい。
一昨年くらいに、一部のSNS上では話題になっていましたネ。
このままいまの感染状況が悪化したときに、
どんな状況になるかがよくわかります。
あまり書きすぎると、
ネタバレになってしまいますので、
とりあえずココまで(笑)。


ふたつめは『ナイロビの蜂』。
『シティ・オブ・ゴッド』の”フェルナンド・メイレレス”監督が、
2005年に発表した作品。
アフリカのナイロビでおこなわれていた、
某製薬会社による人体実験の現状を暴こうとした外交官と活動家の妻を描く社会派ミステリー。
なんだか、いまのワクチン騒動そのもののような気がしてしまいます。
原作は、イギリスの作家”ジョン・ル・カレ”が2001年に発表した小説。
観るだけで暗くなりがちですが、
いまだからこそ観てほしい作品です。


最後は「ナンデ?」とおもうカモですが、
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』です。
全26話の短編ではありますが、
その小テーマとなる「笑い男事件」。
これもマイクロマシンと呼ばれる、
一種の特効薬をめぐっておきた企業テロ、
および政府の陰謀を描いています。
なんとなく、いまのワクチンをめぐるアレコレを彷彿させる作品で、
ナウ観ると、イロイロ、、、イロイロと響いちゃう。
『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』という、
「笑い男事件」にフィーチャーした作品もありますが、
個人的には、26話短編をすべて観ると、
いろいろと繋がって、腑に落ちる点が多いかと。


そんなこんなで、
今回は、まったくもって趣向を変えてお伝えしておりますが、
このみっつに共通する根底の部分は、
とどのつまり「ナンでも簡単に信じてはいけないよ!」と、
ワタクシはおもっておりますが、
みなさんは、観たらどのようにおもうのでしょうか?



イハラカンタロウ「I Love You」




旅路 良




□作品情報
・『Contagion(コンテイジョン)』




・『ナイロビの蜂』




・『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』




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