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tokyo feature : May 31, 2022 @ 15:42

トーキョーシティポップス Vol.112──World without Sadness



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2022年5月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「悲しみのない世界」です。


それにしても、
まったくもって明るいニュースのない世界へと突入中の2022年5月。

“イーロン・マスク”がツイッター買収くらい?

イヤ、それも明るいのか、明るくないのか、
むしろ明るくないのカモしれませんが、
どうもイヤァ〜なイキフンの世界情勢ですな。

まさにノーフューチャー感でしかない。


個人的には「どうやって現状を楽しく生きていくか?」という方向性へと路線変更中であります。

というコトで、
今回は、このナンとも悲しい世界を、悲しみのない世界へと誘う、マターリ&ユターリとできるセツナ音楽を。


悲しくてセツない音楽だからこそ、悲しみのない世界を感じられる選曲となっております。。

アナタにとって悲しみのない時間になっていただければ、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






May『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.112 -World without Sadness-』





01. 「花」ASA-CHANG & 巡礼
『Hana』


まずは、
リリースから20年ぶりに脚光を浴びている?
“ASA-CHANG & 巡礼”のコチラから。
タブラとコトバが連動するなんて。
20年前に「こんなサウンドが作れるんだ!」とショックを受けつつも、
そのセツナすぎるポエトリーリーディング的な、
詩的な部分に、
いろいろ惹き込まれつつも、
ココロ震わされる素晴らしい曲なのです。



02. 「塀の上で」矢野顕子
『SUPER FOLK SONG』


オリジナルは、
“はちみつぱい”が1973年にリリースした「塀の上で」を、
アッコちゃんこと”矢野顕子”さんがピアノ弾き語りでカヴァー。
それにしてもリリースから約半世紀経っても、
いろいろココロに響く歌詞が、
色褪せなすぎて、
いまっぽすぎてスゴいんですよね。
今日は塀の上でいろいろ考えます。。。



03. 「愛のでたらめ」土岐麻子
『Bittersweet』


“土岐麻子”ちゃんの2015年のアルバムから。
麻子ちゃんの詩の世界に惹き込まれる本曲。
ちなみに、同名タイトルのフォトエッセイもあって、
そちらがこの曲の背景なんて言われていますが。
個人的にはやはり、
メロディーだったり、
麻子ちゃんの声だったり、
この曲を聴くだけで、
いろいろ思い出しちゃったりして、
なんだかセツなくなって、
効いちゃうんですよね。



04. 「薔薇色の恋人」笹倉慎介
『ロッキンチェア・ガール』


シンガーソングライター”笹倉慎介”による2008年のアルバムから。
コチラは、
男性目線の恋の歌ですが、
曲調といい、歌詞の内容といい、
なんともほんわかな。
いまの季節感というか、
そんな雰囲気なのです。



05. 「Tribute to Deadly」西内徹
『西内徹&Yamande』


サックス&フルート奏者、”西内徹”さんのアルバムから。
レゲエビートをベースに、
セツないサックスのサウンド。
この5月の季節感というか、
空気感がこの曲に感じられます。



06. 「男と女」浜口庫之助 & 伊集加代子
『Tokyo Modern Recording Collection Hamaguchi Kuranosuke GET Smart-Swinger!』


昭和のヒットメイカー、ハマクラさんこと”浜口庫之助”さん。
彼が「男と女」をグッドジャジーカヴァー。
原曲もセツないですが、
ハマクラさんのハスキーヴォイスなスキャットもまたいいのです。



07. 「カブトムシ」Furukawa Sarah
『カブトムシ』


“Furukawa Sarah”さんによる、
“aiko”の名曲「カブトムシ」をアコースティックでカヴァー。
コチラ、リリースはされていないのですが、
YOU TUBEで配信してまして、
とにかくいい声だなーと。
セツなさ倍増のグッドカヴァーです。



08. 「Laughter In The Rain」南佳孝
『Blue Nude』


“ニール・セダカ”の1974年の名曲を、
我らがシティーボーイこと”南佳孝”さんがナイスなジャズアレンジでカヴァー。
日本語タイトルは「雨に頬笑みを」。
雨が多くなりはじめた季節にピッタリです。
ちなみに”ニール・セダカ”といえば、
“森口博子”が歌う『Zガンダム』のテーマ「水の星へ愛をこめて」の作曲でおなじみですな。



09. 「悲しみのない世界」坂本慎太郎
『まともがわからない』


今回のタイトル曲ですな。
“坂本慎太郎”が2013年にリリースした本曲。
いろいろと悲しいことばかりつづく昨今。
ナンともならないのはわかってはいるけれど、
悲しみのない世界になることを祈って。



10. 「Banana Oiwake」細野晴臣
『HoSoNoVa』


やっぱりサイコーですな、
“細野晴臣”さん。
美空ひばりが歌う「リンゴ追分」に対抗w?
して「バナナ追分」なのかな??。
まったりしたトロピカル風味のサウンドながら、
セツナい南風を感じます。



11. 「いつか晴れた日に(Original Karaoke)」山下達郎
『いつか晴れた日に』


いつかは晴れるさ!
というコトで、
やっぱりこの曲ですかね。
ヴォーカルバージョンはすでに選曲済みでしたので、
今回はOriginal Karaokeバージョンで。
明日天気になって!




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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