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ブラインドからのぞき見た世の中 : August 24, 2022 @ 17:15

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.376 『政治と組織票』



えー、さてー、残暑が厳しいザンショ!的な8月のトーキョーの今日この頃、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


それにしてもアベ氏の国葬問題、
吉田茂を上まわる規模で調整中とか。

ホントにそんな規模のが必要なの??
そんなに評価の高いおヒトでしたっけ???

たしかに外国の要人が来日するということで、
格好の外交の機会かもしれないけれど、
それが真の目的なら違う形でもいいんじゃないの?
というのが個人的な意見です。

つまりはキッシー内閣の外交の弱さために、
アベ氏の死を利用しているだけに感じているのは、
ワタクシだけでしょうかね。

例の統一系の宗教絡みの件は、
どう説明するのでしょうかね。

「丁寧に説明する」を何度も繰り返しているキッシー政権ですが、
いまだに丁寧に説明されたためしもなく。

いままで通りウヤムヤでススんでいくんでしょうねー。。。


というコトで、
内閣に統一系の協会系と接点がある方が30人ほどいらっしゃったとか。

たしかに、
歴史的に見ても、
政治と宗教とは切っても切れない関係で、
他国の政治をみても、
かならずといっていいほど宗教との関わりはありますよねー。

だから、
現状のままで良いという話ではないので、
あしからず。


今回の件で問題は、
どの宗教だろうが、
“組織票”という点にあると思っています。

もちろんその宗教系のあり方にも問題はあるみたいですが。

いまの世の中って、
組織票を動かせる団体の有力者との強いつながりをもつ人間が、
権力を手にする社会になっているのは周知の事実。


今回の件で、
アベ氏、というか、
自民の強さがソコにあったというのが、
明るみになったワケですけれどネ。

コレって、もちろんココ数年の話ではなく、
この国の民主主義がはじまった時からの話で、
いわゆる「戦後のレジーム」なんて言われているなかのひとつだったりします。
不完全ではありますが、
リアルな民主主義の形になったのは戦後からだと、
個人的には思っていますから。


しかし、
宗教以外にもさまざまな団体が存在しますし、
もちろん会社や地域なんかもそういう動きをするなかで、
どのように組織票をなくしていくのか、、、
なかなか難しいんですよね、コレが。

なんかマジメに投票しているのが、
バカバカしく思えることばかりですが。


ただ、
組織票自体は投票率の低さがモノを言いますからね、
投票率さえ上げれば、
その影響は少なくなる。

だからこそ、
「選挙に行く!」というコトが重要になってくるワケです。

もちろん怪しい団体には関わらないというのも重要ですが、
なかなか内情が見えず、
難しい世の中になってきているのカモ。

80年代から宗教ブームの流れで、
さまざまな形で関わってきますからね。

“伊丹十三”監督作品の『マルサの女 2』っぽい状況になりつつあるニッポン。


ということで、
結局南極、
ひとりひとりがきちんと意識するコトが解決法のひとつだと、
ワタクシは考えますが、
みなさんはどのように考えますか?




中納良恵「ソレイユ」




旅路 良



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