Daily Life w/ Music : September 2, 2022 @ 18:20
FILE 491 なかの綾とブレーメン『いちまいめ』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 491 なかの綾とブレーメン『いちまいめ』
シンガーの”なかの綾”が、”西岡ヒデロー”と”伊原“anikki”広志”とタッグを組んだおニュ〜なユニット“なかの綾とブレーメン”を結成し、アルバム『いちまいめ』をリリースした。
「ブレーメンへ行こう!音楽隊を作ろう!」と、例の童話の音楽隊さながら”さまざまなヒトを巻き込み確認せずに巻き込んでいく”をコンセプトに、、、いや!そんなコンセプトはないカモだが、とにかく3人でライブをした際に遊びに来ていたミュージシャンをステージに上げ、毎回変わる編成を楽しんでいたのがキッカケではじまったというおニュ〜なユニット。
そんな”なかの綾とブレーメン”が音源制作を決意して出来上がったのが、このアルバム『いちまいめ』である。
サウンド、そしてヴォーカルともに、いつもの”なかの綾”とはヒトアジもフタアジもちがう本作。
オススメは、綾ちゃんのスキャットとともにはじまる、
“西岡ヒデロー”による「寝コロコロカーノ」。
フリン感というか、うしろめたさ感というか、うしろ指さされ組感がまったくゼロの、
さわやか3組的ゴキゲンなトロピカルでサルサなナムバー。
コチラもトロピックな「ブレーメンはゆく」。
“伊原“anikki”広志”作曲のまさにバンドのテーマソングだ。
さらに、”ライザ・ミネリ”や”細野晴臣”さんもカヴァーした、
不滅の名曲「レイジー・ボーンズ」。
そんな名曲をブルース感たっぷりのアレンジでグッドカヴァー。
とにかく、綾ちゃんのヴォーカル力のスゴさがジワジワ伝わってくる一曲。
そんなこんなで、いつもの綾ちゃんだけど、いつもの綾ちゃんではない”なかの綾とブレーメン”。
なるほどのついつい巻き込まれ、いや惹きこまれるいちまいに仕上がっている。
コレを聴けば今日からアナタもブレーメンのメンバーだ。
なかの綾とブレーメン
『いちまいめ』
レーベル:Music O.A.K.
価格:3,300円(税込)
発売日:2022年8月24日
□トラックリスト
01. ラストダンスは私に
02. 寝コロコロカーノ
03. ブレーメンはゆく
04. 待ち合わせ
05. 君に胸キュン
06. 君は天然色
07. レイジー・ボーンズ
08. 異邦人
09. 扉
“なかの綾”オフィシャルサイト:https://www.nakanoaya.com/
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