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tokyo feature : October 30, 2022 @ 18:54

トーキョーシティポップス Vol.117──Twilight Mode



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2022年10月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「黄昏モード」です。


アッというまに冬へと走り出した2022年10月も末。


すっかり年末感が出ていますが、今年も、いや今年はけっこうヤバかったなー。。。

と、ホンネがチラリズムですが、ナンだか一昨年や昨年なんかよりも、今年の方がヤバめちゃんだったのはワタクシだけ??

とはいいつつ、まだ2ヶ月ほどのこっているので、ナンとかカンとかガンバって生きていきたいとはおもっています。


というコトで、
今回は、このナンとも言えない絶望感あふれる状況を、ぼやっとナニゲなく過ごすための、ちょっとプレミアムで和ウダージな音楽を。

アナタにとってふんわりココロに残る選曲となっていただければ、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






October『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.117 -Twilight Mode-』






01. 「セ・シボン」門あさ美
『SACHET』


昨今のシティポップブームで再注目されている”門あさ美”さん。
彼女が1980年にリリースしたセカンドアルバムから。
“セ・シボン”とはフランス語で「ステキ」とか、
そんなような意味なのですが、
このご時世、なかなかステキなコトもなく。。。
まあ、選曲だけでもステキにいきたい、
いや!生きたいモノですな。
そんなこんなで、アナタにもステキな人生をドーゾ!




02. 「DJango」AB’S
『Ab’s』


TVドラマ『探偵物語』のオープニングテーマの”ショーグン”でもおなじみ、
“芳野藤丸”さんが在籍した伝説のAORバンド。
コチラは1983年にリリースしたデビューアルバムから。
レゲエ感あふれるメロウ・グルーヴがカッコよすぎなのです。



03. 「終りの季節(Makoto Kubota Mix)」KEEPON
『パーティー/終りの季節』


16歳の天才少年”KEEPON(キーポン)”がはなった、
細野晴臣さんの73年の名盤『HOSONO HOUSE』からのカヴァーを、
しかも”久保田麻琴”氏がミックスするという、
もうね、スゴいのひと言ですわー。
ちなみに、もともとは15歳当時に自宅スタジオにてひとりで多重録音された音源だそう。
末恐ろしい才能の持ち主。



04. 「DRUM SONG」BLACK WAX
『VIGOR』


沖縄は宮古島を拠点に活動するジャムファンクバンド。
“ピーター・バラカン”さんもお気に入りで、
ライブイベント『LIVE MAGIC』にも出演されていましたな。
コチラは、”ジャッキー・ミットゥー”のカヴァーで、
オリジナルのレゲエダブのサウンドを
さらに野太いかんじのダブ感あるスカ感に。



05. 「iuai feat.まつゆう*」□□□
『CD』


“三浦康嗣”、”村田シゲ”、”いとうせいこう”の3人からなる□□□(クチロロ)が、
2011年にリリースした通算7枚目のオリジナルアルバムから。
フィーチャーリングヴォーカルに”まつゆう*”こと”松丸祐子”。
彼女、最近はメタバースDJとかVRディレクターとして活動しているのね。
ナイスなメロウゲルーヴに、
おもわずカラダがユレユレ。



06. 「Take Your Time(Haruomi Hosono Remix)」D. A. N.
『Take Your Time』


2022年内でのライブ活動休止を発表してしまった”D.A.N.”。
コチラは、2021年にリリースしたアルバム『NO MOON』のリミックスシリーズの第2弾で、
“細野晴臣”さんがココチよいノイジーな感じにリミックス。



07. 「The Flower of Life」akiko × masaki hayashi
『spectrum』


“The Flower of Life”とは神聖幾何学の模様を指すコトバだそうで、
自然界の黄金比的な、、、
いろいろそういう生命のデザインみたいな意味だそう。
“林正樹”さんのピアノと、
静かに歌う”akiko”ちゃんのヴォーカルが気持ちよすぎ。



08. 「Pipe Tale – Indigo Rose Featuring Tujiko Noriko」AOKI Takamasa
『01:11』


電子的なノイズと、
シンガーソングライターの”ツジコノリコ”の透明感あふれるヴォーカル。
こういうノイズミュージックって、
じつはほんとにココチ良かったりしますよね。
気持ちよすぎて寝ちゃうアレです。



09. 「Lazybones」なかの綾とブレーメン
『いちまいめ』


“なかの綾”ちゃんがググッと歌う、
昭和ブルースというか、
昭和アーヴァンというか、
オシャレな方の昭和歌謡。
オリジナルは、
舞台『上海バンスキング』で”吉田日出子”さんが唄ったもので、
前半が日本語、後半を英語で歌うスタイル。
もともとのもともとは”ホーギー・カーマイケル”の1933年作の曲。
ちょっと茶色がかった、
セピア色の世界がソコにはあります。



10. 「Heavy Weather Flamingos」bonobos
『FOLK CITY FOLK』


若干土臭いバンドサウンドから、
一気にアーヴァンAORバンドへと昇華した”bonobos”。
彼らが2017年にリリースした、
まさに変革そのもののアルバム『FOLK CITY FOLK』から。
この感じ、スゴいですなー。



11. 「接吻-kiss-」クレイジーケンバンド
『好きなんだよ』


渋谷系の代表曲を”CKB”がカヴァー。
“横山剣”さんが歌うと、
“田島貴男”さんよりも若干エロさが増すというか。



12. 「エンドレス・トワイライト-最後の真珠-」Tiger
『BUONO!! BUONO!!』


R&Bシンガーの”Tiger”が歌う『ルパン三世』。
1989年のテレビスペシャルシリーズ第1作として放映された
『バイバイ・リバティ危機一髪!』のエンディングテーマです。
オリジナルヴォーカルは”慶田朱美”さん。
コレ、”RAH BAND”歌謡としてもおなじみですが、
オリジナルよりも若干落ち着かせたというか、
ジャズに寄せた、、、
もともとジャズですけれど、
ジャズっぽさを1.5倍マシマシなグッドアーヴァン。



13. 「まともがわからない」flex life
『都会とエイリアンズ』


“坂本慎太郎”の名曲を”flex life”のふたりがナイスカヴァー。
まさに”まともがわからない”このご時世に向けて、
まともってナンじゃらほい?という問いかけの意味もこめた選曲になります。
しかし、坂本さんの曲って、
けっこう女性ヴォーカルも合っている気も。
本人もキーが高いから当たり前か(笑)。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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