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tokyo feature : September 29, 2023 @ 20:13

トーキョーシティポップス Vol.128──Summer Nostalgia



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2023年9月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「夏の郷愁」です。


9月に入っても昼間はまだまだ残暑がキビしいザンショ的な感じですが、
日が落ちるとすこしすずしく、
秋の虫たちが大騒ぎしはじめて、
なんとなーく季節の変わり目を感じてきたような、、、
そんな気がしています。

いやとにかく暑かったですねー、ナツ。

何度も何度もおなじことを書いてきましたが、、、死にましたね。。。


それにしてもこの10月からは、
気候的にも、社会的にもいろいろといろいろ変化がありそうです。

ホント、どうなっていくのでしょうかね、、この国は。

混沌と不安と、、、不安と混沌と、
って、結局そのふたつしかコトバがうかばないワタクシもどうかとおもいますが。

この国はまだまだ戦後がつづいている状況なんでしょーねー。

まあ、生きていれば、、ナンとやら、
ってことで。


そんなこんなで今回は、
いろいろとセツなさマックスという、そんな思いからの選曲です。


アナタにとって、ナツのおもひで的な、祭りの後的な選曲となっていただければ、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






September『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.128 -Summer Nostalgia-』






01. 「ルージュの伝言」DE DE MOUSE『DOWN TOWN』


もう説明不要のユーミンの名曲を、
“DE DE MOUSE”大先生がナイスカヴァー。
オジさん世代には郷愁感じるテクノポップ感なアレンジが、
いいんですよね。
という感じで、今回もいってみましょうー!



02. 「Coffee Excess feat. Orono (Superorganism) & Lennon」mabanua『Coffee Excess feat. Orono (Superorganism) & Lennon』


“Ovall”のドラマーで、プロデューサーの”mabanua”による、
エッヂの効いたナイストラックが輝くコチラ。
この気だるいヴォーカルは、
ロンドンを拠点とする多国籍インディー・ポップバンド”Superorganism”の”Orono”をフィーチャーリング。
コーヒーを飲みながらぼんやり犬と会話するという、
なんともほんわかな歌。
あー、わかるー的な感じもありつつ、
でも、なんだかちょっぴりセツナイのですよ。



03. 「お湯」クレイジーケンバンド『世界』


刹那といえば、
世界の”クレイジーケンバンド”の新作『世界』から、
お湯感ハンパないコチラのナイスアーバンメロウを。
フォー ユー?オーユー??お湯???
やっぱりお湯ですよね(笑)。



04. 「ZANZIBAR」阿川泰子『SKINDO-LE-LE~From Jazz Funk to Brazilian Fusion』


ブラジリアンジャズの名曲「ZANZIBAR」を、
ニッポンを代表するジャズボーカリスト”阿川泰子”さんがカヴァー。
もーね、説明不要のすばらしさ。



05. 「フラれて泣くのはまだ早い (feat. 吾妻光良)」加藤千晶とガッタントンリズム『HEP-HICK JOURNAL』


個人的に超一押しの”加藤千晶とガッタントンリズム”。
“吾妻光良”さんをフィーチャー。
傘をキーワードにオトコとオンナの行き違い。
陽気なジャズサウンドとはウラハラに、
なんともセツナイ曲なんですよ。



06. 「カトリーヌ」奇妙礼太郎トラベルスイング楽団『仁義なき恋愛』


おーそーれみーよー的な?
陽気なズンチャカサウンドに、
一気に吸い込まれる世界観。
さすがの奇妙くんですな。



07. 「お金は淋しがり屋」バンバンバザール『十』


「犯罪のカゲにカネとオンナ」とは、
劇場版『パトレイバー2』のマツイ刑事のコトバですが、
カネとオンナつながりでコチラを選曲。
歌詞がねー、おもわず嗚呼〜、、、と、
ため息まじりの声にもならないナニかが口から出てしまいます。
やっぱりいつの世もお金は寂しがりやー!



08. 「ランニング・ショット」在日ファンク『モテキ的音楽のススメ Covers for MTK Lovers盤』


“ユージ”こと”柴田恭兵”さんのスーパー名曲を、
“浜野謙太”率いる”在日ファンク”がファンクにカヴァー。
なんか、あの頃を思い出してしまうのは、、、アッシだけかしら??
いくぜ!



09. 「Selfish Lucy」ハチャトゥリアン楽団『マカロニチーズ!』


ニューオリンズジャズをルーツとするバンド”ハチャトゥリアン楽団”。
彼らの「Selfish Lucy」という曲を。
和訳すると「わがままルーシー」ですな。
内容は、
ただのルーシーとの明日の話なんですけれどね。
仕事以外の明日の話って、
この歳になるとちょっと億劫なんですが、
結局、明日がナンだったのか、
まったく答えがないんですけれど、
なんとなく未来を感じるこの曲。
歌よりも演奏の部分が多いのもいい感じなんですよ。



10. 「Nostalgia」小沼ようすけ『Nostalgia』


音楽家、”小沼ようすけ”氏によるインストギターのチルサウンド。
今回のテーマ曲だったりします。
日没時に、ぼーっと、砂浜に座って、
暑かった、いや暑すぎたナツを思い回したい、、、
結局南極ナニもしなかったなと。。。



11. 「たまには、帰っておいでよ」フラッシュバックあの人『摩天楼と、蜃気楼』


それにしてもコレだけ暑かったナツですが、
急に涼しくなると、
どうもハゲしい郷愁感がありますよね。
ココではないドコかに行きたい、
ただそれだけなのかも。



12. 「サーチライト」ブルー・ペパーズ『Retroactive』


“福田直木”と”井上薫”からなる日本の音楽ユニット
“ブルー・ペパーズ”のスーパーアーバンサウンド。
このズンドコアーバンビートがたまりません。
後半のみだれサックスにヤラれます。



13. 「ゆびさき」ミドリノマル『SUN』


ピアノの”NiKA”さんと、
“みっちゃん”こと”三星章紘”くんのふたりユニット”ミドリノマル”。
ドラムとキーボードだけなのに、無限に広がる音世界がすばらしすぎ。
メロウアーバンなインストのコチラを。



14. 「週末(Live Version)」吉田美奈子『YOSHIDA MINAKO RCA best collection』


泣く子も黙る!”吉田美奈子”さんの名曲、
週末のライブバージョン。
軽いレゲエビートに、
美奈子さんの神的ヴォーカル。
この声、ホントに聴いて、いや効いてしまいます。
明け方、海で聴くと泣いちゃうヤツです。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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