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tokyo feature : October 31, 2023 @ 16:32

トーキョーシティポップス Vol.129──Autumn Leaves



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2023年10月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「枯葉」です。


やっとこさ秋のイキフンになりはじめた感じですが、
ただ昼はいまだに20℃ごえと、
完全に異常気象ですよねー。

いや、もしかしたらコレが本来の気候だったのかしら。。。

もうそれすらもわからないくらいにモウロク化してしまっているワタクシですが、
世の中自体もモウロク化しているので、
じつはモウロクではないのかも。。。

いや、それ自体がモウロクなのか。。。

すでにナニもわからない状態ですが、
それでいいのかもしれませんね。


そんなこんなで、
「枯葉」といえば、
ジャズのスタンダードナムバーのアレですが。

やはり秋の代表的なサウンドのひとつですよね。

なんて言っておいて、まったく「枯葉」自体は選曲に入れておりません(笑)。


そんなこんなで今回は、
アナタにとって、ただなんとなく秋を感じる選曲となっていただければ、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






October『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.129 -Autumn Leaves-』







01. 「Blue Birds」SING LIKE TALKING『Blue Birds』


デビューから35周年をむかえた”SING LIKE TALKING”。
彼らの2年ぶりとなる新作EPから「Blue Birds」を。
竹善さんの変わらぬアーバンスタイルなヴォーカルもさながら、
もうね、イントロのこの高揚感というか、
アーヴァン感がサイ&コーです!
言ってしまえば、
ジャヴァン歌謡的な、サムライ歌謡的なアレですな。



02. 「Just A Joke」國分友里惠『Relief 72 Hours』


昨今のシティポップブームで再注目を浴びている”國分友里惠”さん。
一時は”山下達郎”バンドのバックコーラスなんかもつとめておりました。
そんな彼女の83年にリリースされたアルバムから。
ブリッブリのベースラインがナイスなコチラを。



03. 「ISETAN-TAN-TAN」矢野顕子『飛ばしていくよ』


2014年にリリースされ、
その名のとおり伊勢丹公式ソングになった曲ですな。
狂おしいほどのテクノポップ感。
秋はナゼか伊勢丹に行きたくなるんですよねー、、、
もちろん食料品コーナーだけじゃなく。



04. 「トワイライト・シーン」髙城晶平『Triptych』


ceroのヴォーカル、髙城晶平くんのソロアルバム『Triptych』から。
ナンとも暗ーい感じの曲調ですが、
夜のとばりがおりるころ、
急激に暗くなって、、、と、
選曲の流れとしてもイキフンを出してみました。
なんとなくの雰囲気が、
デイヴィッド・リンチ監督の『ツイン・ピークス』っぽい、
あのなんとも怪しげな、、、
そんな感じなんですよね。



05. 「ヒマの過ごし方」スチャダラパー『WILD FANCY ALLIANCE』


このところ、スチャのこの時代のサウンドが、
なんともココロに響くんですよねー。
秋の夜長、
ヒマなアナタにお贈りする、
ヒマの過ごし方ソング。



06. 「再会」八代亜紀『夜のアルバム』


“小西康陽”さんプロデュースで、
演歌の女王”八代亜紀”ミーツジャズ。
夜のアルバムから。
10月は個人的にいろんなひとたちとの再会が多かった月でもありまして、
そんな経験もありの選曲です。



07. 「金に群がる男達」本多俊之『マルサの女』


1987年に公開された”伊丹十三”監督作品『マルサの女』の劇中曲。
プロデュースは孤高のジャズマン、本多俊之さん。
ジャズマンがオーケストラを指示すると「こうなるのか!」という、
驚きの連続のサウンドです。



08. 「コールドスリープ」のろしレコード『OOPTH』


“松井文”、”夜久一”、”折坂悠太”によるユニット”のろしレコード”。
彼らの唯一無二のアルバム『OOPTH』から、
この楽団的なサウンドと、
“ナウ”な歌詞がなんとも秋風とともにココロに沁みるのであります。



09. 「ホントのウソ」モアリズム『& BLUES』


ホントのウソが多すぎる世の中。
ナニをもってして、
判断して生きていくのか。
そんな思いも、
ナニもなく”ナカムラ”さん率いる”モアリズム”は歌います。



10. 「Como voce quiser」なかの綾とブレーメン『にまいめ』


現在、全国津々浦々を巡りに巡っている”なかの綾”ちゃん。
彼女の新ユニット”なかの綾とブレーメン”のアルバム『にまいめ』から、
エリス・レジーナ感たっぷりのこの曲を。
散歩に行きたくなる季節ですよねー。
というか、夏が暑すぎだっつーの。



11. 「月に願いを・・・」鬼『あとがき』


福島県のいわき市小名浜出身のラッパー”鬼”氏。
リリックがかなりリアルなアレなんですけれど、
すっとカラダに入り込む感じのラップが良いんですよ。
トラックネタは、
ヌジャベス氏もつかったアレですね。



12. 「ナチュラル・ウーマン」流線形と比屋定篤子『ナチュラル・ウーマン』


シティポップオジさんことクニモンド瀧口さん率いる流線形。
彼らが「沖縄のサウダージヴォイス」比屋定篤子をフィーチャーして、
2009年にリリースしたアルバム『ナチュラル・ウーマン』から主題歌を。
ライトでメロウな感じがいいですよねー。



13. 「君はセクシー」Natsu Summer『Natsu Summer & Dub Sensation』


2023年はリリースとツアーとDJとで、
大忙しな”ナツ・サマー”大先生。
コチラは2018年にリリースしたアルバム『Natsu Summer & Dub Sensation』から。
そういえば、コチラもついにアナログ化されるとか。



14. 「ラストダンスは私に」越路吹雪『Fubuki Koshiji Golden★Best』


オリジナルは、
1960年にリリースされたアメリカの方のコーラス・グループ”ドリフターズ”。
1961年に日本を代表するディーバこと”越路吹雪”さんが日本語カヴァー。
伸びのあるヴォーカルが本当にスゴいんですよね。
タンゴ調のアレンジが、
なんか秋っぽいのですよ。



15. 「愛の讃歌」美空ひばり『Hibari Sings JAZZ & STANDARDS』


というコトで、
最後の曲は御大に登場していただきましょう。
ひばりちゃんのジャズですな。
もう説明不要の名曲。
“越路吹雪”さんのヒット曲でもあります。
歌謡ショー的な終わり方で、
お後がよろしいかと(笑)。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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