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tokyo feature : January 30, 2024 @ 19:32

トーキョーシティポップス Vol.132──Blowin’ in the wind




アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2024年1月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「風に吹かれて」です。


2024年もすでに2月に入ろうとしています。

年明け早々の令和6年能登半島地震が起こったり、
飛行機衝突が起こったり、
“八代亜紀”さんの訃報だったり、
昭和の名残り”桐島聡”がひょっこり現れたりと、
たった1ヶ月で50年ほどの濃さを感じてしまった1月でした。

なんだか不穏な1年の前ブレのような、、、ブレブレ感あふれた月でしたが、
まさに突風感というか、
風を感じた1ヶ月。


そんなこんなで、みなさまにとってマッタリ、ユッタリと、いろんなモノゴトを忘れつつ、思い出すような選曲となっていただければ、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






January『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.132 -Blowin’ in the wind-』







01. 「ハッピー☆ブギ」中納良恵、さかいゆう、趣里
『ハッピー☆ブギ』


さて、2024年、
明けてからもなんだか悲しくて残念なニュースばかりでアレなのですが、
なんとかブギでハッピーにという思いから、
例の朝ドラのメムバーによるハッピーなブギウギグルーヴを選曲しました。
とにかく景気良く生きましょう!



02. 「東京ららばい」田中裕梨
『CITY LIGHTS 2nd Season』


“中原理恵”による1978年のヒット曲で、
作詞に”松本隆”、作曲に”筒美京平”というゴールデンコンビによるプロデュース曲を、
“BLU-SWING”のヴォーカル”田中裕梨”がアーバンアレンジでナイスカヴァー。
ブギウギからららばいへという感じでw。



03. 「午後の名残」サノトモミ
『ミッドナイトエクスプローラー』


“流線形”のフィーチャリングヴォーカリストとおなじみ、
“サノトモミ”のソロアルバムから。
午後の名残をユッタリマッタリと感じる、
ライトでメロウな一曲。



04. 「午後の光」さらさ
『Inner Ocean』


シンガー”さらさ”による、
R&B感たっぷりのグッドメロウサウンド。
午後の太陽の光が木々に当たって
キラキラとハレーションを起こしているような。
気持ちいい午後の時間を、
マッタリ、ユターリと。



05. 「The New World Break」砂原良徳
『The Sound Of ’70s』


“まりん”こと”砂原良徳”による、
ナイスなヴェイパーウェイヴ。
というか、1998年の作品なので、
ヴェイパーウェイヴなんてコトバすらない時代の音楽ですが、
このちょうど良い感じのファンクでダビーなデジタルビートが、
ホントに気持ち良いのです。
2024年、まさに”The New World Break”的なビートとして。



06. 「SHHH!」クレイジーケンバンド
『世界』


“クレイジーケンバンド”が23年にリリースしたアルバム『世界』から「SHHH!」を。
ウネるベースと、サウダーヂなギターソロが気持ち良すぎ。



07. 「メレンゲ」中山うり
『tempura』


個人的に一押しの”中山うり”さん。
彼女が2023年にリリースしたアルバム『tempura』から。
彼女のハスキーで透き通るヴォーカルと、
気持ち良すぎるハワイアングルーヴ。
ホンワカといろいろとイヤーなものを忘れてしまいます。



08. 「風を吹かせて」never young beach
『ありがとう』


“ネバヤン”の新アルバム『ありがとう』から、
メロウグルーヴが炸裂する「風を吹かせて」。
アナタの風、吹いていますか?という曲なんですけれど、
なんだかとても沁みるんですよね。




09. 「風を吹かせて」星野みちる
『黄道十二宮』


風つながりで同曲名のコチラを。
最近ゆっくりと復活を遂げている
みちるちゃんの2017年の作品。
コチラもちょうど良いメロウグルーヴが気持ちいい。



10. 「風に吹かれて」RCサクセション
『COVERS』


今回のタイトル曲です。
“ボブ・デュラン”の「風に吹かれて」を、
“忌野清志郎”さんが、
反戦、反原発、反政府、、、さまざまな思い、疑問を込めた日本語歌詞に。
最終的に子どもたちのコーラスが入って、、、という感じが、
なんとも疑問だらけの世の中に向けて。



11. 「sad song」Small Circle of Friends
『Cell』


風といえば、台風なんですけれど、
季節感的にどうか?と言われたら、
とくに台風がいつ来てもおかしくないという、
昨今の異常気象っぷりから問題ないかとw。
まあ、暗い世の中、悲しいことばかりですが、
悲しいわけでもなく。。。
ちょっとした幸せを噛み締めてという感じなんですよね。




12. 「Moura」GAGLE x Ovall
『GAGLE x Ovall』


“mabanua”の走るドラムに、
“HUNGER”のコトバアソビ的なラップが炸裂する「Moura」。
昨今のコトバをまさに網羅した、
風のようなジャズサウンド。



13. 「seven/four」KIRINJI
『Steppin’ Out』


“KIRINJI”にしては、めずらしい(?)インスト曲。
いわゆる、スムースジャズテイストなんですけれど、
7/4拍子ということですかね。
ユッタリと考えゴトをしながら聴きたい、
効くジャズです。



14. 「いさかいのあとに」ジャポニカソングサンバンチ
『いさかいのあとに』


トーキョーで活動する男女正混合8人組のパーティバンド。
カレらが”東てる美”の1976年にリリースされた、
昭和の隠れた傑作バラードをユル〜いレゲエアレンジでカヴァー。
いろんないさかいがありますけれどね、
この曲でいろいろわすれてしまいましょうよ!ということで。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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