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tokyo feature : March 28, 2024 @ 20:09

トーキョーシティポップス Vol.134──See the light



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2024年3月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「光を見て」です。


2024年3月11日で、あっという間にアレから13年目です。

もちろん忘れてはいけない日ではあるのですが、
年明け早々の令和6年能登半島地震があったり、
それまでにさまざまな自然災害やコロナッチ、
そして戦争、紛争、国家同士の小競り合いなど。

この13年間の間に次から次へと、
いろいろ、いろいろ問題がありすぎて、
もう混沌としておりますな。

もともと混沌としていたのかもしれませんが、
それが浮き彫りになっていった13年と言っても過言ではないでしょう。

国際問題だけでも大変なのに、
国内は経済低迷のほかに、
某与党の裏金問題だったり、
もうナニがナニやら。


そんなこんなで、3月といえば別れの季節。
今回は、3.11とともに別れとか、そんな雰囲気を感じる選曲となっていただければ、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






March『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.134 -See the light-』






01. 「tong poo」坂本龍一『BTTB』


教授の命日(2023年3月28日)の月ということもあり、
やはりこの曲はハズせないかなと。
コチラは、1999年リリースのアルバム『BTTB』から、
ピアノのソロバージョン。
東風、はるかぜということで春っぽいんですよね。



02. 「The Message」BE THE VOICE『Groundscape』


“和田純子”さんと”鈴木俊治”さんによるデュオ、”BE THE VOICE”。
彼らが2009年にリリースしたアルバム『Groundscape』から「The Message」を。
3.11から13年。
いろんな意味で、メッセージを発信するということで、この曲を選曲。
以前にも書きましたが、和田さんの声が好きなんですよねー。



03. 「Groovin’ in the Sunshine feat. BASI & 向井太一」DJ HASEBE『Wonderful tomorrow』


“DJ HASEBE”氏のアルバム『Wonderful tomorrow』から、
ex韻シストのラッパー”BASI”氏と、
ジャパニーズR&Bシーンの重要人物”向井太一”くんをフィーチャー。
なんとなく春の日差しを感じるようになったので。。。



04. 「METAL」ecke『BYPATH』


トーキョー発のアーバン・ポップ・バンド”ecke”。
彼らが2017年にリリースしたアルバムから「METAL」を。
ヴォーカルの”Nao”さんの気だるそうな感じが、
春の陽気感というか、
そんな雰囲気なのですよ。



05. 「Life Gose On」Neighbors Complain『Back Side』


大阪在住のR&Bバンド”Neighbors Complain”。
彼らが23年にリリースしたアルバムから。
「人生はつづく」という意味ですが、
別れの季節に贈るコトバとして。



06. 「だけど二人で (Live)」Gentle Forest Jazz Band『だけど今夜はビッグバンド!!』


17人編成のバンド”Gentle Forest Jazz Band”。
彼らの2010年のアルバムから、「だけど二人で」のライブバージョン。
昭和だけと平成感。
ノスタルジックな雰囲気が、
3月にはピッタリ。



07. 「Ska Devil」FRISCO『Good Night, Sleep Tight, Young Lovers』


Rocksteady/Reggaeバンド”FRISCO”。
ルーツスカ的な、メロウビート感がなんとも気持ちいい。
春風的なそよ風的な。



08. 「街あかり」ナツ・サマー『Hello future day』


シティポップレゲエアーティストのナツ・サマー先生。
最近は、あらゆるイベントに参加している彼女ですが、
なんとなく3.11を意識しての選曲です。
あの時、停電などもあり、
街あかりになんとも安心感を覚えた記憶があります。
すっかりぼんやりですが。



09. 「冬越え」安部勇磨『冬越え』


先月2月号でも選曲しましたが、
やはりこの時節的な感じがいいんですよね。
コチラは、”細野晴臣”さんのアルバム『HOSONO HOUSE』トリビュートから、
元ネバヤンの”安部勇磨”氏がナイスカヴァー。
やっぱりくしゃみをひとつですよ。



10. 「うぶこえ (See the light of day)」GAGLE x Ovall『GAGLE x Ovall』


コチラは、仙台を拠点とするヒップホップグループ”GAGLE”による、
東日本大震災チャリティーソングを、
Shingo Suzuki、mabanua、関口シンゴによるバンドプロジェクト”Ovall”とセルフカヴァー。
リリックで3.11のあの時の雰囲気が語られています。



11. 「Where will we go?」Alter Ego feat. 島裕介『Where will we go?』


福山、尾道を中心に活動するピアノトリオバンド「Alter Ego(オルターエゴ)」。
彼らが、ジャズトランペッターの”島裕介”氏をフィーチャーした最新曲。
このいい具合に切ないメロディの感じが、
もうオジさんたちの涙腺を。。。



12. 「Remember Me」EVISBEATS『PEOPLE』


3月は別れの季節。
そんなワケでビートメイカーの”EVISBEATS”によるコチラの曲を。
浮遊感あるポコポコビートと、
ボコーダーヴォイスのヴォーカルがなんとも切ないんです。



13. 「卒業写真」Hi-Fi Set『Tokyo City Pop 70s』


もう3月の定番曲といえばコレ!
オリジナルはユーミンですが、
“Hi-Fi Set”バージョンも切なくて涙が。。。



14. 「情熱の薔薇」flex life『都会とエイリアンズ』


“THE BLUE HEARTS”の大名曲を、
“flex life”のふたりが静かに、そして切なくカヴァー。



15. 「パレード」EPO『epocha 1980-1986』


街は踊り出す、そんな春にピッタリな曲。
オリジナルは”山下達郎”さんですが、
コチラの”EPO”さんバージョンもたまりませんな。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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