TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

tokyo feature : December 30, 2024 @ 17:35

トーキョーシティポップス Vol.143──Sweet Days



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2024年12月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「スィート・デイズ」です。


2024年の後半は、友人、センパイの訃報がおおすぎて、どうも喪失の一年の印象でした。

そんななかこの12月で、個人的にはまたひとつムダに歳をとってしまい、自分的にも死へとまた一歩ススんだ2024年。

こうなったらいちにち、いちにちを、ムダにスィートに、ムダにたのしく暮らせるよう努力していこうと、、、ホントにムダな決意をした12月。



そんなワケで、今回は、アナタにとっても、ワタクシにとっても、この1年のあまい日々を思い出せるような選曲となっていただければ、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





December『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.143 -Sweet Days-』






01. 「笑う花」モアリズム『ヘルニアン・ナイト~LIVE AT JIROKICHI Aug.30.2014~』


2024年最後のトーキョーシティポップス。
最初の曲はコチラ。
ヴォーカルの”ナカムラ”さん率いる”モアリズム”の名曲、「笑う花」を。
個人的には今年はお世話になった方々の訃報が多く、
最終的に喪失の一年となってしまいました。
そんななか、自分自身もまたひとつ歳を重ね、
死へとまた一歩ススんでしまったワケですが。。。
この曲は、2009年公開の映画『ディア・ドクター』のエンディングテーマで、
2014年のライブ盤。
自分が死んだときのテーマ曲にしてほしいくらいのすばらしい曲で、
実際に、ナカムラさんにお願いしたくらいなんですよ。
とにかく、ナカムラさんの声量がスゴすぎて、
一発目からリミッターがかかっちゃったくらい。
ミライあり、デッドエンドあり、人生ってすばらしいなーと、
そんな一年のシメ的な曲からスタート。



02. 「スィート・デイズ」ザ・キングトーンズ『SOUL MATES』


ジャパニーズソウルグループ”ザ・キングトーンズ”による、
ソウルマナーなグッドメロウグルーヴ、 「スィート・デイズ」。
今回のテーマ曲ですね。
コロナッチの影響もだいーぶ収まりつつあり、
なんとなくいつもの甘〜い日々が戻ったような気がした2024年。
こういう日々がつづくのかもしれないし、
また急なロックダウンみたいなことが起こるかもしれないし。
ということで、その日その日、1日を甘く、たのしく生きていきたいものですよね。



03. 「以心電信」コトリンゴ『picnic album 1』


世界が注目するシンガーソングライター”コトリンゴ”嬢の邦楽カヴァー集『picnic album 1』から、
“YMO”の名曲「以心電信」のカヴァーを。
2006年”坂本龍一”プロデュースでデビューしただけに、
やはりアレンジが天才的ですよね。
個人的には、彼女の独特すぎるハイトーンなヴォーカルが好きだったりします。



04. 「jjj」さらさ『Inner Ocean』


注目のヴォーカリスト”さらさ”が2022年にリリースしたアルバム『Inner Ocean』から、
ライトでメロウなソウル「jjj」を。
彼女のネットリとした歌の感じといい、
このネットリとした歌詞の雰囲気といい、
たまらないんですよね。



05. 「Supernova」Nulbarich『H.O.T』


いまや世界を舞台にしはじめた”Nulbarich”。
2018年にリリースしたセカンドアルバム『H.O.T』から「Supernova」を選曲。
メロウなR&Bビートに、”Nulbarich”のハイトーンヴォーカルの絡み方が絶妙なんです。



06. 「湾岸ハイウェイ feat.Natsu Summer」NUDE『N.U.D.E 1』


“DJ EMMA”と”DJ SHIMOYAMA”による音楽ユニット”N.U.D.E(ヌード)”。
クラブ業界的にかなり重鎮な彼らですが、
そんな彼らにヴォーカルでフィーチャーリングされた”Natsu Summer”大先生。
落ち着いた雰囲気のジャジーでハウシーなバックトラックが気持ち良すぎの
アーヴァンライトグルーヴです。



07. 「Hey Girl」ザ・スクーターズ『東京は夜の七時』


“ザ・スクーターズ”が、
2023年に他界されたアートディレクターの”進藤三雄”さんを追悼した曲。
ソウルなストラット的なサウンドで、
歌詞がヨアソビの女の子で、
“ザ・スクーターズ”感たっぷりのグッドグルーヴです。



08. 「心丈夫、また会えるまで」Akane『Cheer Up』


クラリネット奏者”Akane”氏によるインストジャジーサウンド。
後半の男女混合コーラスで、ナミダがホロリですよ。
タイトル通り、また会える日がくるハズ!ということで、
ココロとカラダにシミシミシミるグッドミュージックを。



09. 「東方旅館 – Oriental Hotel -」クレイジーケンバンド『世界』


東洋一のサウンドマシーン”CKB”。
彼らのアルバム『世界』から、
そのむかし、ヨコハマチュウカガイのド真ん中にあった、
不思議なホテル「東方旅館」についてうたったコチラ。
いまもあるのかな??
知るヒトぞ汁!みたいなフツーのビジネスホテルなんですけれど、
パッと見、ホテルというよりは、
もう疑いようのない昭和のホーンテッドマンション。
そんなあのホテルを、アーヴァンに歌いこなす剣さん。
さすがです。
いいね、いいね、いいーね!



10. 「ラストダンスは私に」なかの綾とブレーメン『いちまいめ』


曲としては、もう昭和のダンスサウンドとしておなじみのスタンダードを、
“なかの綾とブレーメン”がボッサなアレンジで歌うコチラ。
2024年のラストダンスまであと少しです。



11. 「秋刀魚」中山うり『tempura』


2024年は、本当によく選曲させていただいた”中山うり”さん。
彼女の最新?アルバム『tempura』から、
みんな大好きサンマの歌 、
「秋刀魚」。
ホントにいい声なんですよね。
ちょっと季節はズレましたが、
サンマの焼く匂いで目が覚めたい!
そんな欲望から。



12. 「頬に夜の灯」flex life『都会とエイリアンズ』


コチラは、泣く子も黙る”吉田美奈子”さんの名曲を、
“flex life”のふたりがアコースティックアレンジでナイスカヴァー。
オリジナルがスーパーアーヴァンAORだけに、
コレくらい音カズが少ないサウンドも成り立つのは、
彼らのクオリティが確立されているからでしょうね。
聴いちゃうと効いちゃうメロウグルーヴです。



13. 「DREAMING GIRL」山下達郎『    DREAMING GIRL』


2024年の最終曲は、
やはりタツロー先生でしょうね。
なんかたまに聴きたくなっちゃう 「DREAMING GIRL」。
夢みがちなオジさんにとっての、
永遠のお別れソングです。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Comments are closed.

Trackback URL