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tokyo feature : January 30, 2025 @ 21:37

トーキョーシティポップス Vol.144──TOKYO



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2025年1月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「東京」です。


さて、新年をむかえ、ニッポン的にも世界的にもイロイロと動きがありすぎた2025年1月。

いろんなモノゴトの価値観が一変しはじめてますなー。


世の中的には「風の時代」だなんていわれていますけれど、どうなんだろ。

すこしずつ修正されているのであればいいのですが、なんか悪化しているような。。。

いやー、それにしても世界はどうなっていくのでしょうかねー。
んー、わからん!

わからんけれど、一方通行で自分の時間はすぎていくだけですので、とりあえずはたのしんで生きていくのしかないのかな、、、と。


そんなワケで、今回は、アナタにとっても、ワタクシにとっても、この1年をたのしく生きていけるような、トーキョー感あふれる選曲となっていただければ、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





January『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.144 -TOKYO-』






01. 「どうかしてる」YIKO『YIKO』


“YIKO (イコウ)”は、”Healthy Dynamite Club”のボーカリストとして活動していた”Satori”と”Monari”こと”脇田もなり”のツインボーカルの7人組ファンク&ソウルバンド。
この勢いのある感じが、なんかアガるんですよ。
まさに「どうかしてる」いまのニッポンに、音楽で「どうかしてる」と訴えた、
いや!勝手にそう思った(笑)グッドヴァイヴスです。



02. 「少年よ我に帰れ」やくしまるえつこ『RADIO ONSEN EUTOPIA』


2011年リリースの”相対性理論”の”やくしまるえつこ”が歌った、
テレビアニメ『輪るピングドラム』OP主題歌。
疾走感あるトラックに、
アンニュイな”やくしまるえつこ”のヴォーカルとのマッチ感がすばらしい一曲です。



03. 「俺のカネどこ行った?」吾妻光良 & The Swinging Boppers『Sustainable Banquet』


デターーー(笑)!
テキトーオジさんビッグバンド、いやオジいさんバンド”吾妻光良 & The Swinging Boppers”の最新作から。
もうね、このしれーっと社会問題を、陽気に歌っている、まさに風刺感が、ホントにたまりませんな。



04. 「あたらしいうた」加藤千晶とガッタントンリズム『HEP-HICK JOURNAL』


そして、グッドグルーヴを奏でる楽団的な”加藤千晶とガッタントンリズム”。
2022年リリースのアルバムからコチラの曲を。
彼女の歌詞と声とこのサウンドで、
なんか元気が出ちゃうのはワタクシだけ??



05. 「Over」LUCKY TAPES『Blend』


2020年にリリースされた、”LUCKY TAPES”の通算4枚目となるアルバム『Blend』から。
ライトでメロウなグルーヴに、
ヴォーカルの”髙橋海”のラップ的なハイトーンヴォイス。
スッと身体のなかに浸透するような、透明感がすばらしい。
現在は、”髙橋海”のソロ・プロジェクトとして、再始動しはじめたみたい。



06. 「影 feat. さらさ」Ovall『Still Water』


“Shingo Suzuki”、”mabanua”、”関口シンゴ”によるスーパートリオバンド。
ヴォーカルに”さらさ”をフィーチャーしたこの曲。
人力ドラムンベース的なトラックに、
“さらさ”のハスキーヴォイスがいい感じで絡むというか、
まとわりつくというか。
かなりグルーヴィーな一曲。



07. 「OMOI」MIDORINOMARU『GOOD MORNING』


“NiKA”ちゃんと”ミッチャン”こと”三星章紘”による、
ピアノとドラムのインストバンド。
メロウなピアノソロから、
フワッと入り込む柔らかめのドラムがすばらしいんですよ。



08. 「エミーの幸福」土屋浩美『トパーズ』


ヴォーカリスト”土屋浩美”ちゃんによる、ジャジーでジャズーな一曲。
アップテンポなジャズ感あふれるサウンドに、
しっとりとした感じの浩美ちゃんのハスキーヴォーカルが上質な感じでいいんですよ。
プロデュースは”はせはじむ”氏。



09. 「Flames Of Love」冗談伯爵『ONE』


“前園直樹”と”新井俊也”による音楽ユニット。
コチラは、”吉田美奈子”さんの1978年のアルバム『LET’S DO IT -愛は思うまま-』に収録された、
「愛の炎」のカヴァーですな。
作詞が”吉田美奈子”さんで、作曲が”山下達郎”さんのゴールデンコンビ。
オリジナルもそうなんですけれど、
グルーヴィー感がスゴすぎな一曲です。



10. 「東京」まちがいさがし『八畳間放蕩紀行』


ひきこもり系ロックバンド”まちがいさがし”が、
2020年にリリースしたファーストアルバムから。
歌詞がねー、なんか沁みるんですよね。
同じ引きこもり男子だからか。。。
サウンド、ヴォーカルともにいい感じのポップさが、
ちょっとネクラ感ある歌詞を中和してくれています。



11. 「ふわふわ」CENTRAL『Flor De Roble』


日本屈指のサルサバンド”CENTRAL”。
結成25周年で、待望のフルアルバムをリリース。
そんなアルバムから、ふわっと生きていけちゃいそうな 「ふわふわ」を。
サウンド、”首藤晃志”氏の力の抜け具合がすばらしいヴォーカル。
すべてのバランスが、ホントにいいんですよ。



12. 「神様のメロディ」Kan Sano『神様のメロディ』


劇場版『孤独のグルメ』のエンディングテーマ曲としてフィーチャーされたこの曲を。
ピアノアンビエント的な感じで、
ちょっとした一休みというか、
気持ち良い箸休め的な選曲です。
いろいろとエンディング感あふれていますが、
このコンピレーションにおいては、
まだエンディングではないのです(笑)。



13. 「海の底のピアノ」中山うり『tempura』


やはり、”中山うり”さんの声はすばらしすぎ。
スッと身体のなかにはいってくる心地よさというか。
やさしく鼓膜を撫でられる感じというか。
オーケストレーション的なまったりトラックもいいんですよ。
年末年明けの暴飲暴食をすっと忘れさせてくれるグッドミュージック。



14. 「プロフィール」土岐麻子『HEARTBREAKIN’』


そして、デビュー20周年を迎えた”土岐麻子”ちゃんのコチラの曲を。
ピアノの音と、
声と歌詞にグッと引っ張られます。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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