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tokyo feature : February 27, 2025 @ 18:04

トーキョーシティポップス Vol.145──A night of fifteen years old



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。

2025年2月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「15の夜」です。


さて、2025年02月01日02時01分で、弊誌『TYO magazine / トーキョーマガジン』も創刊15周年をむかえてしまいまして(笑)。

今年のテーマも「バック トゥー ベーシック」というコトで、
なんとなくソモソモ的な選曲になって、、、いませんかね(笑)。


アメリカを筆頭に、世界的にも大変化がおこりはじめている最中。

こんな世界をどうやって生きのこっていくのか?という疑問だらけの2025年もすでに2月末。

この大変化は、どんな世界へと変貌をとげるのかは、まったくわかりませんが、基本は変わらずなんじゃないでしょうかね。

そうあってほしい、、、いや!そうおもいたい!!


そんなワケで、今回は、アナタにとっても、ワタクシにとっても、おもわずバイクをぬすんで走りだしちゃうような選曲となっていただければ、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





February『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.145 -A night of fifteen years old-』






01. 「第8章 音楽 -貴女と夜と音楽と-」前田憲男とプレイボーイズ
『円楽のプレイボーイ講座 12章』



「プレイボーイとはなんぞや?」を、五代目”三遊亭圓楽”の指南とともに、”前田憲男とプレイボーイズ”がジャズをきめこむという、スゴい企画盤『円楽のプレイボーイ講座 12章』から「第8章 音楽」を。”ビル・エヴァンス”なども演奏した「貴女と夜と音楽と」を、スムースジャズなアレンジでカヴァーしてます。



02. 「Old Fashioned Love」吾妻光良 & The Swinging Boppers
『Sustainable Banquet』


“吾妻光良 & The Swinging Boppers”の新作アルバム『Sustainable Banquet』から、古いタイプのモノが好き!を歌うだけの「Old Fashioned Love」を。ワタクシの今年のテーマである、バック トゥー ベーシック的な、自分の好きなモノの再確認ですな。そんな重い思いもありつつ。



03. 「HeyYa」fox capture plan
『HeyYa』


“fox capture plan”が、90年代ロックの名曲群をまとめあげた究極カヴァー集『COVERMIND Ⅱ』から、2003年リリースのアメリカはヒップホップ・デュオ”Outkast”の「 Hey Ya! 」をカヴァー。いい感じにジャズロック感あるアレンジのサウンドがたまりませんな。



04. 「Fiction」ecke
『BYPATH』


トーキョー発信のア―ヴァンSOULバンド”ecke”が、2017年にリリースしたファーストアルバムから「Fiction」を。コチラもジャズ感あるロッキンな雰囲気ながら、やはりアーヴァンな感じなんですよね。



05. 「clap song(Remix)」Small Circle of Friends
『Another Cell』


アズマさんとサツキさんのふたりユニット”スモサ”こと”Small Circle of Friends”が、2021年にリリースしたアルバム『cell』の全曲をセルフリミックスしたアルバム『Another Cell』から。オリジナルよりもアゲ感あるサウンドなのですが、ぜんぜんオシャレで、この感じ、ホントにすばらしいんですよ。



06. 「Live Life Live」GAGLE
『3 MEN ON WAX』


仙台を拠点とする1DJ2MCスタイルのヒップホップユニット”GAGLE”による、2002年にリリースされた1stフルアルバムからこの曲を。人生は、まさにLive Life Liveなので。



07. 「Driving feat. Qugo & ASA」EVISBEATS
『PEOPLE』


2019年リリースの『PEOPLE』から、ASAとQugoのふたりが参加したコチラ。さまざまなコトバを引用し、人生という名の道をドライブ。風の吹くまま気の向くまま、、、なのです。



08. 「Be Like Snow」Smokin’theJAZZ
『Be Like Snow』


生楽器で展開する、ジャズ・ヒップホップ・ユニット”Smokin’theJAZZ”。彼らによる2023リリースのインスト曲「Be Like Snow」。フワフワと浮遊感あるサウンドが、まさに雪のよう。今年は雪がおおいというコトで(笑)。



09. 「アマイ カゲ」EGO-WRAPPIN’
『ROUTE 20 HIT THE ROAD』


“森ラッピン”こと”森正樹”くんのアコギ一本のサウンドで、”よっちゃん”こと”中納良恵”が、切なさただよいすぎる泣き系のボーカルが、ココロにひびきまくりのコチラ。人肌恋しい、冬の夜にひびいちゃいますな。



10. 「15の夜」Crouching Boys
『Blue ~ A Tribute To Yutaka Ozaki』


コチラ、今回のタイトル曲。没後13回忌となった2004年にリリースされた”尾崎豊”のトリビュートアルバムから。”Crouching Boys”って、、、ダレかとおもったら、尾崎の長男の”HIRO OZAKI(尾崎裕哉)”と、当時の尾崎のプロデューサーだった”須藤晃”の息子”TOMI YO”が結成したユニットだそう。もちろん、イントロ部分のサンプリング具合といい、ラップのセンスの良さといい、このサウンドクリエーション、とにかくスゴすぎる。



11. 「てぃんさぐぬ花 (feat. 稲嶺幸乃)」QUIET STORM KOBE
『てぃんさぐぬ花 (feat. 稲嶺幸乃)』


神戸発のソウル・セッション・バンド”Quiet Storm Kobe”が、沖縄出身の民謡歌手である”稲嶺幸乃”をフィーチャーして、沖縄民謡の「てぃんさぐぬ花」をカヴァー。このユッタリ、マッタリとしたダビーな雰囲気がたまりません。夏、というよりは、いまの2月の季節に合うと思うんですよねー。



12. 「Friday Night Fantasy」The SKAMOTTS
『FILMSKA』


2017年結成、オーセンティックスカバンド”The SKAMOTTS”が、 映画音楽をスカやレゲエ&ダブでカヴァーしたアルバム『FILMSKA』から、 この曲を。 曲名を見ただけではわかりませんが、 コレ、金曜ロードショーの、あの夕日の海バージョンの曲です。 あの切ないトランペットサウンドを、ダブダブでカヴァー。 さらに刹那的。夏の夕日というよりは、冬の寒さ厳しいマジックアワーに合う感じですね。



13. 「Natsume」Kan Sano
『Live in Tokyo 2023』


“Kan Sano”の「Natsume」。コチラ、2023年におこなわれたライブアルバムから、ピアノ弾き語りバーションを。コレがまたセツナすぎるんですよ。



14. 「愛は幻 (Live)」SUGAR BABE
『SONGS -40th Anniversary Ultimate Edition-』


2025年でナント!デビュー50周年を迎えるという”SUGAR BABE”。”山下達郎”や”大貫妙子”も所属していた!というか、”たっつあん”のバンドですな。そんな彼らの10年前にリリースされた40周年エディションに収録された 「愛は幻 (Live)」を。”ター坊”こと”大貫妙子”さんがヴォーカルで、のちに”山下達郎”が再アレンジしてセルフカヴァーリリースをするワケですが、この粗い感じのバンドバージョンもけっこう好きなんです。コレが半世紀前に録音されたものとは、、、いやースゴいですよねー。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。あらかじめご了承ねがいます。


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