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tokyo feature : March 29, 2025 @ 16:48

トーキョーシティポップス Vol.146──LOVELAND, ISLAND



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップサウンドを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。

2025年3月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「LOVELAND, ISLAND」です。


さて、2025年03月11日で東日本大震災から14年目が経ちました。

アレから、さまざまな地域で震災が起こったり、戦争が起こったり、、、完全にいろんなものの変化がはやすぎて、正直なところナニにも追いつけていない状態だったりします、個人的にも、行政的にも、国的にも。

復興ももちろん大事なのですが、いろんな状況に対応していかないといけない、、、ソコだけでいっぱいいっぱい感出っぱなしの我が国。

過去の問題が山積みながら、未来の問題も右肩上がりに増加中というワケですよ。


まあ、なるようにならないか、、、と、あきらめ気味の自分もいたりしますね。
もちろん、いい意味での話です。

とはいえ、たのしく盛りあがっていきましょう、春なんだし(笑)。


そんなワケで、今回は、アナタにとって、春だしね、なんとなく盛り上がっちゃう選曲となっていただければ、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






March『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.146 -LOVELAND, ISLAND-





01. 「3月 上野のひとみ ~ 池之端の鰻重(なんとなく なんとなく)」小西康陽とプレイボーイズ
『井上順のプレイボーイ講座 12章』


3月といえば、やはり上野??ですよね。
上野公園のサクラはとてもキレイなんですよ、、、
まあ、そんな話はさておき。
コチラ、”小西康陽とプレイボーイズ”が演奏し、
“井上順”が「プレイボーイとは?」を指南してくれる、
教則本的なグッドアルバムから。
オリジナル元は、”前田憲男とプレイボーイズ”の『円楽のプレイボーイ講座 12章』。
どちらもオススメです。



02. 「Goes On」烏兎 -uto-
『Blessings of the Sun』


コチラ、北海道出身の”烏兎 -uto-”という2人組ユニットで、
彼ら待望の初CDアルバムから。
“Suchmos”の”TAIHEI”プロデュース曲を。
サウンドのポップ感とソウルフルなヴォーカル、そしてチョイチョイブッ込まれてくる、
知ってる良い感じの部分が耳にのこるんですよね。



03. 「貿易風にさらされて (シングル・バージョン)    」Mother Goose
『Indian Summer』


そして、70年代に活躍していた3人組女性グループ”Mother Goose(マザーグース)”。
1976年リリースの彼女たちのアルバム『Indian Summer』から、
“山下達郎”プロデュースのコチラ。
コレぞ、シティポップ!!って感じの、
ナイスなウエストコースト感あふれるソフトロックサウンド。
サウンドといい、コーラスといい、もうねサイコー。
ちなみに、本来はシングルのみの収録バージョンで、
ボーナストラックなのですよ。



04. 「昼寝のラプソディ」吾妻光良 & The Swinging Boppers
『Sustainable Banquet』


やはり春は眠い、、、いつ何時でも眠い。。。
ということで、カクカッカッカカポー的な。
もうね、やはり有無を言わさずサイ&コーの吾妻さんですな。



05. 「Radio Activity」細野晴臣
『Heavenly Music』


“ホチョノ”さんこと”細野晴臣”さんによる”クラフトワーク”のカヴァー。
前半マターリユターリなアコースティックですが、
後半からちょっとハゲしくなるのが印象的。
あの日から14年。。。
教訓としてわすれないために。



06. 「水平線」上の助空五郎
『Pandemic Love』


“上の助空五郎”くんこと”バロン”くんのボッサ的なこの曲。
漁師の曲なんですけれど、
「同じようで違う景色の海と空」という部分が意味深なんですよね。
変わらないようにみえて変わってしまったいろんなモノ、
そんないまの状況をシニカルに、
やさしくうたっているグッドミュージックです。



07. 「First spring」Akane
『Cheer Up』


クラリネット奏者の”Akane”による、ポップ感、春感ある「First spring」を。
インスト曲ですが、
なんだかふんわりいろいろココロに響くメロディがすばらしいのです。



08. 「Sabaku」ZAZEN BOYS
『ZAZEN BOYS 4』


“向井秀徳”率いる”ZAZEN BOYS”が、
2008年にリリースしたアルバム『ZAZEN BOYS 4』からこの曲を。
このフワフワユルユルの浮遊感あるエレクトロと、
乾いたドラムの組み合わせと、
向井氏のネットリ絡みつくようなヴォーカル、
そして寂しさあふれる歌詞。
まさに、嗚呼、トーキョーサバク的な、
いまのトーキョー感ある感じのサウンドと歌詞が好きなんです。
さびしい。。。



09. 「土曜の夜に」曽我部恵一
『LOVE CITY』


2006年リリースの”曽我部恵一”ソロアルバム『LOVE CITY』から。
スウェイビートのリズムに乗って、
暖かくつつまれるような多幸感あるサウンドが印象的です。
土曜日の夜にナニがあったのかわかりませんが、
なんかいいコトがあったんだろうなーという、
ちょっといい歌。



10. 「ロマンス」Wink Music Service
『ロマンス』


“サリー久保田”と、元ピチカート・ファイヴの”高浪慶太郎”、
そして女優やタレントとして活動する2005年生まれのアンジーひよりの3名からなるバンド。
彼らが1997年にリリースされた、
“原田知世”の名曲「ロマンス」をスカサウンドでカヴァー。
“トーレ・ヨハンソン”プロデュースでしたなー、この曲。
春、来たるです。



11. 「LOVELAND, ISLAND」山下達郎
『JOY』


今回のテーマ曲で、
たっつあんこと”山下達郎”さんの大名曲ですな。
コチラ、1989年リリースの名ライブ盤『JOY』から。
メンバーがもうサイコーすぎなんですよね。
『JOY 2』が出る出る詐欺感ありますが、
首をながーくして待っている次第であります。
アレから14年、やはりこういうコトなんだとおもいます!
という意味での選曲です。
わかるかなぁ〜、わからねーだろーな〜。。。



12. 「うぶこえ (See the Light of Day)」GAGLE
『うぶこえ (See The Light Of Day) 』


仙台を拠点とするHIP HOPグループ”GAGLE”による復興支援ソング。未来の東北、
日本へ贈る「忘れてはならないメッセージ」を込めた入魂のナンバーと、
レビューに書かれていましたが、
まさにソレ!さきごろ震災が増えすぎてアレですが、
コチラは東北だけではなく、
すべての被災されたみなさまに贈りたい一曲というコトで選曲。



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。あらかじめご了承ねがいます。


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