tokyo feature : April 29, 2025 @ 20:30
トーキョーシティポップス Vol.147──Early Summer Rhythm
アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけたのしくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。
日本のシティポップサウンドを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。
2025年4月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「初夏のリズム」です。
さて、すでに4ヶ月目もあっさりとすぎようとしている2025年。
世界は赤いキャップの親ビンによってかき乱されコンラン中で、ニッポン国内もなにやら不穏な状況になりつつありますね。
令和の米騒動もいまだ騒動中で、しかも米を輸入するとか、しないとか。
そもそも自給率を下げておいて、米が足りないとか、おかしいハナシなんですけれどね(笑)。
そんな騒動もなんのその、季節はサクラ満開の春、、、からあっさり夏っぽい感じになってしまっております。
まあ、ここ数年がそんな感じなので、慣れたっちゃー慣れたし、慣れてないっちゃー、慣れてないのですが。
そんなワケで、今回は、アナタにとって、春、、、過ぎたし、もう夏前だね、というような、ちょっと気持ちいい気分の選曲となっていただければ、コレ幸い。
ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。
April『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.147 -Early Summer Rhythm-

01. 「瞳はダイアモンド」角舘健悟『瞳はダイアモンド』
“YOGEE NEW WAVES”の”角舘健悟”くんが、
“松田聖子”の名曲、「瞳はダイアモンド」をナイスカヴァー。
作詞に”松本隆”、作曲に”呉田軽穂”、、、”松任谷由実”の変名ね!と、
シティポップサウンドの金字塔的サウンドを、
角舘のナイスなヴォーカルがココロにヒビキます。
02. 「The Woman from MARUSA」The SKAMOTTS『FILMSKA』
コレは、じつは”伊丹十三”監督作品の『マルサの女』のテーマ曲を、
新世代スカバンド”The SKAMOTTS”が、スカアレンジでカヴァーしたもの。
コレが意外なほどイケてるんですよ。
あまりにもカッコよすぎてヘビロテ中。
オリジナルはジャズサックス奏者の”本多俊之”。
03. 「こうなるの」cro-magnon Feat. 鎮座DOPENESS『joints』
大竹重寿(ドラム)、コスガツヨシ(ギター)、金子巧(キーボード)の3ピースインストバンドが、
さまざまなヴォーカリストを迎えた、2010年のアルバム『joints』から。
鎮さんことラッパーの”鎮座DOPENESS”をむかえた本作。
イントロのフェンキー感からのー、
鎮さんのゆる〜いラップがたまりません。
04. 「band signal」THE BED ROOM TAPE『THE BED ROOM TAPE』
“Nabowa”のソングライター/ギタリスト”景山奏”のソロ・プロジェクト”THE BED ROOM TAPE”。
コチラの曲はインストなんですけれど、
高速ラテンビートに、
浮遊感あるウワモノ、
触るモノみな傷つけるようなギターサウンド。
ジャズというか、
ロックというか、
ジャズロックなんですな。
05. 「10万年後の君へ」EGO-WRAPPIN’『ROUTE 20 HIT THE ROAD』
ヨッちゃんこと”中納良恵”と、森ラッピンこと”森正樹”のふたり組による”EGO-WRAPPIN’”。
ヨッちゃんのラップが絡むちょっと珍しいファンクサウンド。
じつは歌詞がとても良かったりします。
06. 「The Reason」fox capture plan『The Reason』
“現代版ジャズ・ロック”をコンセプトとした新感覚ピアノ・トリオ”fox capture plan”。
彼らが2015年に発売した、90年代ロックをカヴァーしたアルバムから。
これは、2003年にリリースされたアメリカのロックバンド”Hoobastank”の「The Reason」。
90年代じゃないけれど(笑)。
まあ、とにかくアレンジがサイコーなんですよ。
07. 「Rhythm feat. Jambo Lacquer」EVISBEATS『PEOPLE』
いまや飛ぶ鳥落とす勢いの稀代のトラックメイカー”EVISBEATS”の2019年にリリースされたアルバムから。
大阪府出身のMC”Jambo Lacquer”をフィーチャーした、
ぼんやり聴けるナイストラック。
08. 「On Everything feat. Otomodatchi」mabanua『Minds & Colors』
インストバンド”ovall”のドラマーで、プロデューサーの”mabauna”によるソロ作品。
今回は、東京とロンドンを基盤に活動する日本人シンガーソングライター”Amiide”と、LAを拠点とするアメリカ人ラッパー”Jyodan”によるヒップホップ/R&Bデュオ”Otomodatchi”とコラボレーション。
コチラも気持ちいいナイスなグルーヴ。
09. 「Breakdown feat. Daichi Yamamoto (Shingo Suzuki Remix)」Michael Kaneko『Breakdown』
シンガーソングライターの”Michael Kaneko”が、
京都⽣まれのMC”Daichi Yamamoto”をフィーチャーし、
ovallのキーボード”Shingo Suzuki”がリミックスした本作品。
オリジナルよりもブギー感強めですが、
かなり優しめなダンスミュージック。
10. 「Night Rider」YONA YONA WEEKENDERS『YONA YONA WEEKENDERS』
いまや説明不要のシティポップバンド”YONA YONA WEEKENDERS”。
彼らが2021年にリリースしたアルバムからコチラを。
ナイスなミドルメロウなアーヴァングルーヴ。
11. 「砂城の宴」Alter Ego『Where will we go?』
瀬戸内を拠点に活動するピアノトリオ”Alter Ego”が、
2024年にリリースしたコチラ。
インストながらも、美しすぎるピアノサウンドが、もうね、泣いちゃうヤツです。
12. 「熱き心に」T字路s『COVER JUNGLE 1』
“小林旭”がうたう熱い男の熱いサウンド「熱き心に」を、
“T字路s”のふたりがグッドカヴァー。
作詞に”阿久悠”、作曲に”大瀧詠一”と、
コチラもシティポップゴールデンコンビ。
冬感というか、むしろ春感あるんですよ。
13. 「パレード (Demo)」SUGAR BABE『SONGS 50th Anniversary Edition』
そして、”山下達郎”率いるバンド”SUGAR BABE”が、
結成?デビュー??50周年を迎え、
その記念盤から、
ボーナストラックとして収録された「パレード」のデモバージョン。
当時はまったく売れなかったこの曲ですが、
その後、”EPO”がカヴァーしたりと、
歌い継がれて半世紀。
いやー、、、ホントにすごいですよ。
おめでたいというコトで、春っぽいセレクトを。
※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。
This entry was posted on Tuesday, April 29th, 2025 at 20:30 and is filed under tokyo feature. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.