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Movie Life : September 22, 2010 @ 02:50

MOVIE LIFE 030 『シングルマン』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 030
『シングルマン(原題:A SINGLE MAN)』




愛するものを失った人生に、意味はあるのか。


□ストーリー

その日は、ジョージにとって特別な一日だった。

16年間共に暮らしたパートナーが交通事故で亡くなってから8ヵ月、日に日に深くなる悲しみを自らの手で終わらせようと決意したのだ。


ところが、今日が人生最後の日だと思って眺める世界は、ほんの少しずつ違って見えてくる。


英文学を教えるLAの大学の授業でいつになく自らの心情を熱く語り、ウンザリしていたはずの隣家の少女との会話に喜びを感じ、かつての恋人で今は親友のチャーリーを訪ねると、身勝手で孤独な彼女に振り回されながらも慰められている。


そして一日の終わりには、彼の決意を見抜いていた教え子のケニーの思いがけない行動に心を揺さぶられる。


過去に生きていたジョージの瞳に、“今”が輝きだした運命の一日。


果たしてその幕切れは―?






□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)



ファッション界の異端児”トム・フォード”が、なんと!映画界に進出。


映像といい、ファッションといい、俳優陣といい、ロケーション、建築物、出てくる小物、、、そのすべてがスタイリッシュ。


“美しい映画”とは、こういうものをいうのだと思う。


どのメディアも絶賛していたが、その通りコリン・ファースの演技がサイコーだ。


人間、ヒトリでは生きていけない。
それはヘテロもゲイもいっしょのコト。

コレって、やはり監督自身の鏡像的な意味も含んでいるのだろうか。。。



人生なんて思い通りにいくもんじゃない!


「この一日を生き抜け」


あなたはこの言葉の”重さ”を知ることになるだろう。



そういえば、昨年オウプナーズで、DJの松浦俊夫さんがトム・フォードにインタビューしていましたね。
興味があれば、ぜひ!
http://openers.jp/culture/lounge_interview/tomford_toshiomatsuura_interview_091030.html





2010年10月2日より新宿バルト9ほか全国順次ロードショー!

『シングルマン』




監督:トム・フォード

出演:コリン・ファース/ジュリアン・ムーア/マシュー・グード/ニコラス・ホルト/ジョン・コルタジャレナ

原作:クリストファー・イシャーウッド

製作:トム・フォード/クリス・ワイツ/アンドリュー・ミアノ/ロバート・サレルノ
脚本:トム・フォード/デヴィッド・スケアス

撮影:エドゥアルド・グラウ
美術:ダン・ビショップ
音楽:アベル・コルゼニオフスキー/梅林茂
衣装:アリアンヌ・フィリップス
配給:ギャガ


公式HP:http://singleman.gaga.ne.jp/





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