Interview : October 14, 2010 @ 15:40
ACOインタビュー 『ACOの現在進行形(中編)』
4年半ぶりとなるアルバム『devil’s hands』をリリースしたシンガーソングライターのACO。
その内容はブラックミュージックでもなく、ロックでもなく、フォークでもない、、、ACO自身が歌いたい、彼女流のポップ、まさに彼女の”いま”を表しているいちまいである。
ひきつづき、アルバムについてのお話を中心に、いろいろとお訊きしたインタビューの中編。
─いま、ACOさんはどんなことを考えているのでしょうか?
音楽をずっと続けられることが幸せだなと思っていますよ。
最近は、ミュージシャン側からいろいろと発信する術もあるので、曲はずっとつくっていきたいと思っています。
─時代の変化が激しかったという面で、いまはCDがメインではない時代になりつつあるのですが、この先どんな動きをしていこうみたいな考えはあるんですか?
「CDが売れない!ライブだよ!」という話って、いろんな人がするから「もういいじゃんその話!」って思うんですけれど、、、どうなるんでしょうかね。
システム的に新しい何かが生まれるのかもしれないですけれど、じつはそういうことを真面目に考えたことないんですよ。でも、「音楽をつくっていればいいんだよ!」とは思っています。
─ちなみに、いまはどんな音楽を聞かれているんですか?
いろいろ聞いていますよ。
─洋楽が多いんですか?
洋楽が多いですね。
─それは洋楽の方が新しい発見がからとか、洋楽の方が自分に合うみたいな部分なんでしょうか?
そういうワケでもないです。邦楽も聴きますよ。
邦楽だと、、、阿部芙蓉美さんかな。
阿部さんは、ちょっと森田童子的な感じなんですけれど。
基本的には何でも聴きます、、、”いきものがかり”とか。
─”いきものがかり”ですか!?
聞こうと思わなくてもかかっているから、歌えちゃうみたいな(笑)。
でも、それってスゴいですよね。
ドリカムとかも、全部歌えるし。
─かならず、どこかではかかっていますからね。音楽的戦略というか。。。
洗脳ですよね(笑)。
─そういうところなんでしょうけれどね(笑)。
影響を受けたアーティストだったり、音楽だったりはありますか?
ソレ、ないんですよ!
好きな音楽って、ホントといっぱいあって、だからコレってひとつにしぼれないんです。
逆にひとつに絞れる人を尊敬しちゃいますね。
ホントになんでも好きなんですよ。
ジャンルとジャンルの間がないのかもしれないですけれどね。
例えば、ノイズを聴いていたと思ったら、マドンナを聴くとか。
─なるほど。
しいて言うなら、振り切っているものが好きかもしれないです。
それと、マドンナを見るときと、ノイズを見るとき。
そのふたつはまったく違うものなんです。
マドンナは見ていてたのしいですけれど、ノイズは楽しくないですからね。
─マドンナはエンターテインメントですからね。
そういった意味で、あまりジャンルの間がないんです。
─いろいろな影響を受けて、いまのカタチになったということなんでしょうね。
そうです。
─ライブはどんなカタチで考えていらっしゃるのですか?
いちおうアコースティックセットと、あとは5人編成でやる感じです。
ちょっとロックな感じの人が多いんですけれどね。
─ロックな感じというと、ギターが強く出る感じですか?
ギターは名越(由貴夫)さんが弾いてくれているんですけれど、弓で弾いてくれたりとか、いろいろと合わせてやってもらっているので、その辺は試行錯誤しながらやっています。
─2年間ほど、一度活動を休止されていたワケですけれど、それは。。。
それはまわりが”休止”って言っているだけなんですけれどね。
私は休止していたつもりは、まったくないです(笑)。
─そうなんですね(笑)。その間も曲はつくられていたのですか?
曲はつくっていました。
─その時につくった曲も、今作に入ったりしているんですか?
入っています。つくった曲は本当にいっぱいあったんですよ。
ちなみに、今回は自分だけで決めたのではなく、まわりにいるスタッフの人に選曲してもらったんです。とりあえず「devil’s hands」だけは入れてくれ!って、それだけかな言ったことは。
もういろんなことを言うのが面倒くさくなってきているんですよね(笑)。言い出すとキリがなく言ってしまうから。
コッチかコッチみたいな性格をしているので、”間”がないんですよ。だから、任せる時は任せようという感じになったんです。自分のアルバムをファーストから並べて聞いてみても、ホントにジャンルの”間”がないなと思いますよ。いちばん”間”をとるなら、アルバム『absolute ego』なのかな。
─曲の作り方に関してですが、基本的には歌詞が最初なんですか?
どっちもあります。
コードがいいものが見つかれば、それを録音してからあとで歌詞を考えたり。
でも、歌詞は書くのがけっこう苦手になってきましたけれどね。
─それは何か理由があるんですか?
言葉はやはり難しいですよね。
自分の歌詞って、抽象的な表現が多くて、現実的な歌詞がないんです。
一度、トライしてみようと思ったんですけれど、、、笑っちゃって(笑)。
─なんで笑っちゃうんですか?
そんな自分を想像するだけで、もう笑い転げちゃう。
「ないない!」って(笑)。
─自分で聞いていて思っちゃうんですね(笑)。
そう。
極論を言えば、「歌詞なんてなくてもいいじゃん!」って思っているので。
─インストということですか?
いえ、楽器として自分の声をつかうくらいでもいいんじゃないかなと。
でも、それだけだと楽しくはないから、歌詞にして人と共有できたらなと思って頑張って書いているんですけれどね。なかなか共有できるキーワードを見つけるのが難しかったりするんですよ。
( 『ACOの現在進行形(後編)』へつづく)
ACO
『devil’s hands』

レーベル:AWDR/LR2(DDCB-12030)
価格:¥2,200(税込)
発売日:2010年10月6日
>>>レビューはコチラ
□ACOライブ情報
2010年10月14日 @代官山UNIT
2010年11月14日 @渋谷O-east
・ワンマンライブ公演概要
2010年12月23日
ACO devil’s hands release live “our hair style”
@Shibuya WWW
OPEN/START:18:00/18:30
ENTRANCE(avd/ door):¥4,500/¥5,000
Information:Shibuya WWW
URL:http://www-shibuya.jp/index.html
MAIL:info@www-shibuya.jp
ACO プロフィール

(Photo by Sebastian Mayer)
1995年、シングル「不安なの」でデビュー。
1996年、ファースト・アルバム『Kittenish Love』を発表。
1999 年、ドラマ主題歌にもなった「悦びに咲く花」(砂原良徳と共作)を収録した4thアルバム『absolute ego』を発表、このアルバムはDragon Ashの「Grateful Days」にACOが参加したタイミングとも重なり、大ヒットを記録、一躍トップアーティストとしての地位を確立した。その後、mum、Adrian Sherwood、岸田繁(くるり)をはじめとする国内外の様々な才能とのコラボレーションを行い、バンド「golden pink arrow」も始動。ポップさと先進性を兼ね備えた個性的なアーティストとして大きな存在感を示した。また、女性からファッション・アイコンとしても人気 が高く、そのオリジナルな存在は音楽以外でも注目を集めている。
2007年末、数年のソロ活動休止を経て、再び活動をスタート。
2009年、ソロ楽曲の制作に取りかかり、デジタルオンリーで数曲を発表。
2010年、4月に久々のワンマン・ライヴを渋谷クアトロで行い、会場に入りきれない程のファンがかけつける。
10月には4年半ぶりのニューアルバム『devil’s hands』を発表。
特に、生まれ持った存在感抜群の歌声は、圧倒的に個性として大きな可能性を秘めている。
This entry was posted on Thursday, October 14th, 2010 at 15:40 and is filed under Interview. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.












