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Interview : October 20, 2010 @ 15:09

Japanese Soul!!インタビュー コトリンゴとピクニック(後編)



邦楽のカヴァーアルバム『picnic album 1』を坂本龍一氏主催の音楽レーベルcommmonsよりリリースした、シンガー・ソングライターの”コトリンゴ”。


フリッパーズギター、スピッツ、クラムボン、斉藤由貴、EPO、YMO、松任谷由実、ザ・フォーク・クルセダーズ──、さまざまな世代、年代の良質ポップスを大胆にカヴァーした今作。


彼女は、どんな時代感で生き、どんな音楽に影響を受け、そしてどんな方向を目指しているのだろうか。
いろいろとお話をお訊きしたインタビューの後編。







カネコヒデシ:
では、もう一曲いってみましょう!


「う、ふ、ふ、ふ」


カネコ:はい。
コチラはEPOの「う、ふ、ふ、ふ」ですね。


コトリンゴ:はい、「う、ふ、ふ、ふ」です(笑)。


カネコ:こちらはEPOのカヴァーですけれど、曲を聴いたコトが無かったんですよね。


コトリンゴ:はい。


ラテン・ラス・カズ:音楽的に、何世代になるんでしょうかね。
あのー、いちばんはじめに影響を受けた音楽というのはどういう音楽だったんですか?


コトリンゴ:歌謡曲も聴いていたので、、、記憶があるのは”光ゲンジ”とか。。。


カネコ:そういう世代ですよね。


コトリンゴ:すごく流行っていて、、、ローラースケートとか。


ラテン・ラス・カズ:オトナになってからはどのあたりを聴いていたんですか?


コトリンゴ:洋楽にいってしまって、そこから渋谷系に戻ってきて。。。


服部全宏:どの辺りの洋楽を聞かれていたんですか?


コトリンゴ:
そのときはアメリカのトップチャートにのっているような音楽です。


カネコ:
『ベストヒット U.S.A』的な感じですか?


コトリンゴ:
そうです。
ラジオを聴いていて。


カネコ:
90年代くらいということですよね?


コトリンゴ:
そうですね。


カネコ:
そうすると、どんな音楽なんでしょうかね。


コトリンゴ:
リサ・ローブとか、マドンナもその時期に聴いていました。


カネコ:
ちょうど、マドンナが激売れした時期じゃないですか。
「ライク・ア・バージン」のちょっと後くらい。
カヴァーに関しての個人的な意見なんですけれど、意味のあるカヴァーはアリだと思っていて、、、おなじコトをやっていたら、やっぱりカラオケになっちゃいますからね。
コトリンゴさんの場合は、自分の色がすごく出ているから、すばらしいなと思いました。


服部:
ちなみに”1″ということは、”2″も?


カネコ:
アレ!聞いちゃいました?


服部:
ダメだったの!?


コトリンゴ:
大丈夫です(笑)!


カネコ:
いま、ボクも聞こうかなっと思ったんです。


コトリンゴ:
“2″もつくる感じで動いていますよ。
“2″は洋楽のカヴァーになります。


カネコ:
たのしみですね。


ラテン・ラス・カズ:
ピクニックに持って行ってください!という感じですかね。


コトリンゴ:
それでもうれしいんですけれど、自分がオリジナルの曲ばかり出していたので、ちょっとこう行き過ぎずお出かけしてみようかなという感じで、このタイトルにしてみました。


カネコ:
そういう意味があったんですね、タイトルは。
という感じで、今度はコトリンゴさんが影響をうけた曲を聞いてみましょう。


「ハミングが聴こえる」
カヒミ・カリィ


カネコ:
ということで、コチラはですね、カヒミ・カリィさんの「ハミングが聴こえる」という曲ですね。


コトリンゴ:
はい。


カネコ:
渋谷系と言っても、いまの若い人は分からないヒトの方が多いのかもしれないですよね。


DAISK8:
30オーバーでしょうね。


カネコ:
そうですよね。
95年くらいに流行った、渋谷を中心としてライブをやっていたヒトたち、まあコーネリアスの小山田圭吾さんや、オリジナルラブも含まれていましたけれど、ギターポップじゃないですけれど、そういった感じの人たちをまとめて渋谷系というジャンルがあったんですよね。その中にもいらっしゃったカヒミ・カリィさんです。


コトリンゴ:
はい。


カネコ:
やはりテレビとかの影響なのですか?
それともまわりの友達の影響とかなんでしょうか?


コトリンゴ:
あのー、友達が雑誌の『Olive』を買いはじめて。


一同:
あぁ〜(笑)。


DAISK8:
時代感が出てきましたね。


服部:
オリーブ少女だ!


コトリンゴ:
私もそれに影響されて買いはじめて、そこに載っている本とか音楽とか、全部買ったり、聞きはじめて、こんなカワイイ幸せな音楽あるんだって。


カネコ:
ボーダーにベレー帽みたいな感じですね。


コトリンゴ:
そうです。
でも、当時、住んでいたのが大阪のちかくだったので、まさに渋谷系の人たちはあまり見ていないんです。
でも、小沢健二さんのライブに行ったりですとかしていましたけれど、そんなにドップリというよりは、「好きです」という感じなんですよね。


カネコ:
コトリンゴさんの歌い方がカヒミさんとちょっと似ているような気がしますね。


ラテン・ラス・カズ:
声を張らない感じね。


カネコ:
そうです。ハスキーボイス系というかウィスパーボイスというか。


ラテン・ラス・カズ:
フランスギャル的な。。。


コトリンゴ:
カヒミさんの歌い方は難しいです。


カネコ:
独特ですもんね、すごく。


コトリンゴ:
素敵ですね。


カネコ:
今後は『picnic Album2』が出るというか、ちょうどいま企画中な感じなんですよね。


コトリンゴ:
そうですね。


カネコ:
リリースはいつぐらいを考えていたりするんですか?


コトリンゴ:
予定としては年明けなんですけれど、選曲をいましている段階です。


ラテン・ラス・カズ:
そこが楽しみですよね。


コトリンゴ:
何がいいですかね?


ラテン・ラス・カズ:
すごくイタズラなヤツとかを選んでみたいですね、、、AC/DCとか(笑)。


コトリンゴ:
AC/DC!いいですね(笑)。


カネコ:
じつはボクはもう伝えてあるんですよね。


コトリンゴ:
そうでした。


カネコ:
映画『ヘドウィク&アングリーインチ』のあの曲をカヴァーしてほしいななんて、思っていますけれどね。


ラテン・ラス・カズ:
でも、女性的な歌い方をされているから、イタズラのしがいがあるというか。
だから。。。


DAISK8:
意外な選曲がね、面白いと思いますよね。


服部:
ボンジョヴィとかね、、、分かんないけどさ(笑)。


カネコ:
ボンジョヴィですか(笑)!?ジョン・ボンジョヴィですよね。


服部:
ハードロックとかがいいんじゃないかな。


カネコ:
それもいいですね。
ぜひ、機会があればやっていただければと思います。
という感じで、コトリンゴさんの選曲でした。
なにか今後の情報があったりしますか?


コトリンゴ:
ライブがコレから決まってくるので、ホームページをぜひチェックしてみてください。


カネコ:ということで、コトリンゴで検索してください!


服部:
検索します!


カネコ:
今日はありがとうございました。


コトリンゴ:
ありがとうございました!



(コトリンゴとピクニック おわり)





コトリンゴ
『picnic album 1』





レーベル:commmons(RZCM-46608)
価格:¥2,000(税込)
発売中!
>>>レビューはコチラ



□コトリンゴ(kotringo)



1978年生まれ。
5歳よりピアノを始め、7歳で初めての作曲をする。
1999年、神戸の甲陽音楽院を卒業後、ボストンのバークリー音楽院に留学。ジャズ作・編曲/ピアノパフォーマンス科専攻。在学中には教会でのクワイヤのレギュラーピアニストや、バークリーのボイス科のピアノ伴奏の仕事も務めながら、数々の賞を受賞。学位を取得後NYへ移り、様々なギグに参加。 2005年秋より自宅での曲作り/デモテープ作りを始める。
2006年3月、坂本龍一がナビゲーターを務めるJ-WAVE「RADIO SAKAMOTO」のオーディションコーナーにて、のちに2ndシングルとなる『にちよ待ち』がオンエアされ、 坂本龍一プロデュース「ロハスクラシックコンサート」にも出演。
2006年11月『こんにちは またあした』でデビュー。
2010年9月22日、初のカバーアルバムとなる『picnic album 1』を発売、フリッパーズ・ギターの「恋とマシンガン」、YMOの「以心電信」など全8曲をコトリンゴワールドでカバーした。同年9月公開の映画「BECK」の映画音楽に参加。
2010年12月、全国東宝系にて公開の映画予定の「くまのがっこう〜ジャッキーとケイティ」(12月18日公開)の映画音楽全般を手掛ける。主題歌「falalafala」、主人公のくま”ジャッキー”とコトリンゴがいっしょに歌うイメージ・ソング「くまのこジャッキーのうた」を書き下ろしたほか、映画の語りも担当。
卓越したピアノ演奏と柔らかな歌声で浮遊感に満ちたポップ・ワールドを描きだす女性シンガー・ソングライターとして各方面から注目を浴びている。
http://www.10do.jp/kotringo_new/index.php



□ライブ情報

・2010年10月23日(土)
もみじ市 2010
@調布市多摩川河川敷
時間未定 
ゴロコト(伊藤ゴロー & コトリンゴ)他
http://www.momijiichi.com/


・2010年10月23日(土)
BOSSA AOYAMA2010
@AOYAMA Francfranc
時間未定
ゴロコト(伊藤ゴロー & コトリンゴ)他
http://www.bossa-aoyama.jp/


・2010年11月3日(祝水)
ATOMIC MONSTER FESTIVAL 2010
@心斎橋 JANUS
Open/Start:18:30/19:00


・2010年11月6日(土)
Atomic Monster Festival Vol.5
@7th floor(渋谷)
Open/Start:17:30/18:00


・2010年11月13日(土)
コトリンゴライブ -café picnic-
@カフェモーツァルトアトリエ(仙台市)
Open/Start:19:00/19:30
http://www.gip-web.co.jp


・2010年11月14日(日)
@盛岡カフェ ni-ju(盛岡市)
Open/Start:16:30/17:00
http://www.gip-web.co.jp


・2010年11月19日(金)
コトリンゴ~picnic album 1 release party~
@VACANT(東京・原宿)
Open/Start:18:00/19:00
※200名限定ライブ
問い合わせ&チケット:VACANT
tel:03-6459-2962
mail:booking@n0idea.com
web:http://www.n0idea.com/



□Japanese Soul!! Crew



日本に存在する多くの名曲をオシャレに、且つアカデミックに紹介するプロジェクト。
ラジオ番組『Japanese Soul!!(ニッポンの魂)』やイベント『Japanese Soul!! ナイト』、DJなどによる空間プロデュースなど、幅広い分野で活動中。
メンバーはプロジェクトによって流動的だが、本インタビューではカネコヒデシ、服部全宏(GO PUBLIC)、LATIN RAS KAZ、DAISK8(SwingBoys)、Kaoru(Kaoru with Lovemarmalade)の5人。
ラジオ番組の放送は、SHIBUYA-FM 78.4MHz、毎月第二、第四木曜日の19:00から。
『Japanese Soul!! ナイト』は毎月第三金曜日に開催。
http://japanesesoul.jp/



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