Tokyo News : December 1, 2010 @ 01:53
『HUGE』76号スピンオフ・イベント!──写真展『instant KARMA』
雑誌『HUGE』76号のスピンオフ・イベントとして、新生インスタントフィルムによる写真展『instant KARMA』が、2010年12月4日(土)より”HYSTERIC GLAMOUR”渋谷店 1F にて開催される。
本展は、HUGE76号の特集「instant KARMA」に掲載された、森山大道やアラーキー、ハーモニー・コリンなど、世界に名だたる9人のアーティストによるインスタントフィルム作品を特別展示するフォトエキシビション。
オーストリアの”Impossible Project”の協力により、このエキシビションが実現した。
会場では、展示のほか、森山大道 氏の作品をモチーフにした『HYSTERIC GLAMOUR』とのコラボレーションTシャツを少数限定にて販売される。
また、同じく2010年12月4日よりオープンとなる中目黒の『Impossible Project Space Tokyo』にて、HUGEエディションの限定パッケージのインスタントフィルム2種(カラー、モノクロ)もリリース。
この機会に、ぜひ風情のあるインスタントカメラ作品に触れてほしい。
instant KARMA
期間:2010年12月4日(土)-2010年12月19日(日)
営業時間:11:00-20:00(開催期間中 無休)
入場料:無料
会場:ヒステリックグラマー渋谷店 1F
東京都渋谷区神宮前6-23-2
TEL.03-3409-7227(shop)/03-3478-8471(info)
□参加アーティスト
・森山大道(Daido Moriyama)
1938年大阪生まれ。
64年のデビュー以来、「アレ・ブレ・ボケ」と形容された作風を炸裂。今回は、HUGE エディションの”IMPOSSIBLE PROJECT”フィルムパッケージと、『ヒステリックグラマー』と共作したTシャツでもコラボレーション。
http://www.moriyamadaido.com
・荒木経惟(Nobuyoshi Araki)
1940年東京生まれ。
電通のカメラマンだった64年、『さっちん』で第1回太陽賞受賞、自身の名を世に知らしめる。72年よりフリーランスとして活動以来、「アラーキ」の愛称でエロティックでセンチメンタルな作品を次々と発表。
同世代の森山大道氏と並び、海外でも高い評価を得る。また、これまでに出版した著書はなんと400冊以上。最近では『人妻エロス』(双葉社)『東京日和』(ポプラ社)『センチメンタルな旅春の旅』(RAT HOLE GALLERY)などがある。
http://www.arakinobuyoshi.com
・ジャック・ピアソン(Jack Pierson)
1960年マサチューセッツ生まれ。
84年、ボストンのアートカレッジを卒業。
同時期にボストンで写真作品を発表したナン・ゴールディンやフィリップ・ロルカ・デコルシア、デヴィッド・アームストロングなどともに“ボストン・スクール・グループ”として注目される。
93年、ホイットニー・バイアニュアルに参加、一躍注目を浴びる。以来、ワードピーシーズなどの作品やドローイング、コラージュをはじめ、スナップやアブストラクトな写真作品を発表している。
・マーク・ボスウィック(Mark Borthwick)
1966年ロンドン生まれ。
フォトグラファー、コンテンポラリー・アーティスト、ミュージシャンなど、様々な引き出しを持つ多才なアーティスト。
過去にもマルタン・マルジェラ、クロエ・セヴィニー、マイク・ミルズなど、様々なジャンルのアーティストとコラボレーションし、常に話題を呼んでいる。広告キャンペーンなども撮影しているが、その独特の色合いやハレーションを効果的に使った手法は、ファッション写真の枠組みを越え、アート作品として高い評価を受けている。
現在、NY在住。
http://www.markborthwick.com
・七種諭(Satoshi Saikusa)
1984年、パリへと拠点を移して以来、仏版『ヴォーグ』『ヌメロ』『i-D』『Flare』、英国版『ハーパーズ・バザー』『10』『GQ』など欧米のメジャー誌で活躍。また、”Estee Lauder” “イヴ・サンローラン” “資生堂”など、活動初期から数々の広告キャンペーンも撮影。
・エド・テンプルトン(Ed Templeton)
1972年カリフォルニア生まれ。
プロのスケートボーダーにしてコンテンポラリー・アーティスト。
80年代から故郷のハンティントン・ビーチでスケートを始め、93年にはスケートチーム、トイ・マシンを創設する。また、スケートボードのペインティングからアーティストとしてのキャリアを積むようになり、やがてスケートコミュニティを撮った写真も評価されるようになる。アーロン・ローズ監督の映画『ビューティフル・ルーザーズ』にも参加し、独自の世界観を世に知らしめた。現在はハンティントン・ビーチに拠点を置きながら、世界中でスケートおよびアート活動をおこなっている。
http://www.toymachine.com
・ハーモニー・コリン(Harmony Korine)
1973年カリフォルニア生まれ。
ヒッピーの両親のもとに生まれ、テネシー州ナッシュヴィルで育つ。
10代の頃、祖母の住むNY に移住、NY 大学に進学するも1学期でドロップアウト。スケーターとしてワシントン・スクエアに溜まる頃ラリー・クラークと知り合い映画『キッズ』の脚本を執筆、若き天才として絶賛される。その後、自身が監督として『ガンモ』『ジュリアン』など、物議をかもす問題作を連発、“恐るべき子供”として知られるアメリカのインディシーンを引っ張る一人。作家、アーティストとしても活動。
現ナッシュビル在住。
・戎康友(Yasutomo Ebisu)
長崎県生まれ。
ポートレイトを中心に、広告、エディトリアルなどで活動中。
・WATARU(ワタル)
1969年東京生まれ。
1991年-1996年、渡仏し、ヘアスタイリストとして活動。
96年、NY へ移住。
2002年、フォトグラファーに転向。
2004年帰国。
http://www.wataru69.com
(順不同・敬称略)
・HUGE
http://www.hugemagazine.jp/instantkarma.html
・Impossible Project Space Tokyo
http://www.the-impossible-project.com
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