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Tokyo News : December 2, 2010 @ 13:42

インスタントカメラの魅力──”IMPOSSIBLE PROJECT SPACE”がオープン



日本を代表する5人の写真家──森山大道、荒木経惟、長島有里枝、大橋仁、佐内正史らが、最新のインスタントフィルムで撮り下ろした貴重な作品の数々を展示する展覧会が、中目黒にあるアートスペース「IMPOSSIBLE PROJECT SPACE」にて開催される。



今回の展示は、閉鎖したポラロイドの工場設備を買い取り、ポラロイドの技術者を集め、世界中に数多く残るヴィンテージポラロイドカメラで使用できるインスタントフィルムを世界で唯一製造する会社として、2008年に創立されたIMPOSSIBLE社が日本に上陸することによって実現。






“IMPOSSIBLE ジャパン社”に併設されるアートスペース「IMPOSSIBLE PROJECT SPACE」が2010年12月4日にオープンするにあたり、そのオープニング記念イベントとして、5人の写真家たちが今回のために、IMPOSSIBLE社のインスタントフィルムを使用して撮り下ろしたものが展示される。





また、インスタントフィルムが持つ独特のモノクロームの世界を、フラワーアーティスト”東信”によるフレームが彩り、さらにはゲストクリエイター”玉木竜二郎”による空間構成にも注目。


インスタントカメラの魅力を存分に味わえる、あたらしいスペースだ。





IMPOSSIBLE PROJECT SPACE オープニング展覧会



会期: 2010年12月4日(土)-2010年12月25日(土)

営業時間:12:00-18:00(※月曜定休)


会場: IMPOSSIBLE PROJECT SPACE
東京都目黒区青葉台1-20-5 OAK BLD 2F

お問合せ:IMPOSSIBLE TOKYO KK
TEL.03-5459-5091

http://www.the-impossible-project.com



□写真家 プロフィール
森山大道
日本を代表する写真家として、さまざまな媒体を介し、ヴィヴィッドな活動を展開する。今秋催されたイタリアでの大規模な個展でも大成功をおさめる。
1938年大阪生まれ。東京在住。

荒木経惟
天才アラーキー。500冊近い著作と、世界各都市でおこなわれる個展を通して、その作品と活躍ぶりは幅広く知れ渡る。1940年東京生まれ。

佐内正史
独自の視座から繰り広げられるイメージは、常に多くの人々を魅了する。2008年に写真集レーベル「対照」をたちあげ、既成概念にとらわれず、写真による表現を真摯に展開。1968年静岡県生まれ。東京在住。

大橋仁
衝撃的なタッチで、世界を斬新なドラマに塗り変えていく。2005年に発表された写真集の帯に寄稿された荒木経惟による「壮絶ナリ。」という言葉にその気鋭ぶりが象徴されている。1972年神奈川生まれ。東京在住。

長島有里枝
ガラスのように繊細な感受性と、しなやかで強靭な実力をそなえもつ。
今年、初エッセイ集『背中の記憶』で講談社エッセイ賞受賞。1973年東京生まれ。


□クリエイター プロフィール
東信
フラワーアーティスト。2002年よりオートクチュールの花屋「JARDINS des
FLEURS」を構える。ニューヨーク、パリ、ドイツなど欧米各国を中心に
個展を開催。植物の可能性をさらに追求する実験的植物集団「東信、花樹研究所」
を立ち上げ、植物をキーワードに様々な分野で幅広く活動している。


玉木竜二郎
ファッション・ブランド「PUBLIC IMAGE」デザイナー。
近年、音楽や造形のクリエイティブまで幅広い活動を国内外で展開。






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