Movie Life : December 2, 2010 @ 14:23
MOVIE LIFE 037 『人生万歳!』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 037 『人生万歳!(原題:Whatever Works)』
ウディ・アレンがニューヨークを舞台に描く、
シニカルな男と家出娘の”なんでもアリ”なロマンティック・コメディ!
□ストーリー
ボリス(ラリー・デヴィッド)は、かつてはノーベル賞候補になりながら、今ではすっかり落ちぶれてしまった物理学者。
ある夜、アパートに帰ろうとしたボリスは、南部の田舎町から家出してきた若い女性、メロディー(エヴァン・レイチェル・ウッド)に声をかけられる。寒さで凍える彼女を気の毒に思ったボリスは、数晩だけという約束で泊めてやることにする。
ところが、世間知らずのメロディーは、冴えない中年男のボリスと暮らすうちに、彼こそは”運命の相手”だとすっかり勘違いしてしまう。
そのうえ、愛する娘の後を追って、メロディーの両親が相次いで上京したことから、事態はますますややこしいことに──年齢も知能指数もかけ離れたふたりの”ありえない”恋愛の行方は、果たしていかに!?
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
ニッポンのウディ・アレン ファンのみなさま、お待たせしました!
毎年のことながら、精力的に作品をつくりつづけるウディには、ホント脱帽する。
今回は、舞台をニューヨークに戻し、お得意のラブコメだ。
やはりウディ映画の面白みが分かるのは30代後半以降のアラフォー系の人たちだと思う。
コレを観て、「ああ、恋愛ってそんな感じで充分なのかもね」なんて、楽になれる恋愛中毒者も多いのでは?
というより、恋愛偏屈オヤジのボリスは、ウディ自身の分身なのかも。
いちいち「プッ」と笑えるシニカルなブラックジョークが。。。
そういえば、このところ本人は出て来ないな。。。
とにかく、無駄にオモシロ過ぎる展開からは目が離せない。
エヴァン・レイチェル・ウッドのキュートな80年代ファッションにも注目!
『人生とは自転車のようなものだ。倒れないようにするには走らなければならない』と言ったのは、かの物理学者アルバート・アインシュタイン。
まさに走りつづけてナンボの人生。
もちろん楽しみながら走りましょうよ。
2010年12月11日、恵比寿ガーデンシネマほか全国ロードショー!
『人生万歳!』
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ラリー・デヴィッド/エヴァン・レイチェル・ウッド/パトリシア・クラークソン/エド・ベグリーJr./ヘンリー・カヴィル
製作:レティ・アロンソン/スティーヴン・テネンバウム
撮影:ハリス・サヴィデス
美術:サント・ロクァスト
衣装:スージー・ベイシンガー
配給:アルバトロス・フィルム
公式HP:http://jinsei-banzai.com/pc/
©2009 GRAVIER PRODUCTIONS, INC.
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