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Movie Life : January 17, 2011 @ 20:31

MOVIE LIFE 044 『ソーシャル・ネットワーク』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 044 『ソーシャル・ネットワーク(原題:THE SOCIAL NETWORK)』




5億人の友達を創った男は、何を手に入れ、何を失ったのか。


□ストーリー

2003年、ハーバード大学に通うマーク・ザッカーバーグは、親友のエドゥアルド・サベリンとともにある計画を思いつく。

それは、大学内で友達を増やすため、学内の出来事を自由に語りあえるサイトを作ろうというもの。


閉ざされた“ハーバード”というエリート階級社会で、「自分をみくびった女子学生を振り向かせたい」そんな若者らしい動機から始めたこの小さな計画”フェイスブック”は、瞬く間に大学生たちの間に広がり、ハーバードからアイビー・リーグ、シリコンバレー、そして全世界へと山火事のように広がっていった。


けれど、IT界の伝説、ナップスター創設者のショーン・パーカーとの出会いを経て、彼に傾倒するマークと、彼を警戒するエドゥアルドの間にはしだいに亀裂が生まれ始めていく──。





□オレ意見
評価:☆☆☆(満点は5個)

『セブン』や『ゲーム』、『ファイトクラブ』などでお馴染みの奇才”デビッド・フィンチャー”が贈る、いまもっとも熱いSNSサイト『facebook(フェイスブック)』を、若くしてつくった男の波乱万丈な半生をつづった物語。


第一印象は、、、ちょっと残念だったなー、というところ。

コチラに”デビッド・フィンチャー”だからという期待がありすぎたのか、それとも誇大広告的なものに振り回されていたのか。。。


たしかにあのサイトをつくったことに関して言えば、すごいアイディアだし、すばらしいことだとは思うが、話の内容的には、脚色はしているものの、ほぼそのまんまみたいなので、あまり感動がないというか、ココロ動かされる感じでもなく、盛り上がりどころに欠けるので、悪く言えば「へぇ〜」で終わってしまう感じ。
ま、仕方がないのだろうが。。。

むしろ『運命を分けたザイル』的な、本人語りの役者が演じる的なスタイルの方がよかったのかも。


あとは、”欲望に勝るエネルギーはない”というコト。
どれだけ天才だろうが「やっぱりオトコなんてそんなもんかー」と、オトコのワタクシが、”オトコのかなしい性”を再確認してしまった、そんな作品だ。


主役の”マーク・ザッカーバーグ”を演じた”ジェシー・アイゼンバーグ”は、『イカとクジラ』で、いい感じにヘタれた長男を、そして『アドベンチャーランド』では童貞のヘタれ少年を熱演。
そんな感じで、ヘタれキャラにはピッタリなので、今回もハマリ役といえる。
ほかにも意外な面白い作品に沢山出ているので、ぜひチェックを!


各メディアは、一斉に『facebook』特集を組むなど、売り上げ増加をはかる戦略に必死。

この映画を観て、『facebook』を始める人は多いんだろうな。。。






2011年1月14日より、丸の内ピカデリーほか全国ロードショー!

『ソーシャル・ネットワーク』





監督:デヴィッド・フィンチャー

出演:ジェシー・アイゼンバーグ/アンドリュー・ガーフィルド/ジャスティン・ティンバーレイク/ルーニー・マーラー/マックス・ミンゲラ

原作:ベン・メズリック「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」(青志社)

製作:スコット・ルーディン/ダナ・ブルネッティ/マイケル・デ・ルカ/セアン・チャフィン
脚本:アーロン・ソーキン
撮影:ジェフ・クローネンウェス
美術:ドナルド・グレアム・バー


音楽:トレント・レズナー/アッティカス・ロス
衣装:ジャクリーン・ウエスト
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


公式HP:http://www.socialnetwork-movie.jp/


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