TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

Interview : January 18, 2011 @ 00:02

Japanese Soul!!インタビュー ─Port of Notesのおと─(前編)



2010年は、『まちのおとツアー』で全国つつうらうら、そして12月19日には丸の内コットンクラブにて、全国26カ所を越える土地、8ヶ月にもおよぶツアーの最後を締めくくるスペシャルな一夜を大盛況のうちに終了させた、小島大介と畠山美由紀のデュオ”Port of Notes”。


今回は”Port of Notes”のおふたりに、SHIBUYA-FM 78.4MHzにて放送中のラジオ番組『Japanese Soul!!(ニッポンの魂)』にご出演いただき、影響を受けた日本の音楽のお話を中心に、2010年という”年”を総括していただいた。





カネコヒデシ(以下 カネコ):“Port of Notes”のおふたりとは何かと縁が深くて、いろいろとご協力いただいていますよね。先日も、タワーレコードとサントリーの「NO MUSIC NO WHISKY」のイベントでも、ご一緒させていただきましたけれど。。。

小島大介(以下 DSK):
たのしいイベントでしたね。

カネコ:
すごく酔っぱらっていましたね、小島さん(笑)。

DSK:
ウイスキーを飲んで、楽しかったって感じだね(笑)!

畠山美由紀(以下 畠山):
おいしいんだよねー。

カネコ:箭内(道彦)さんが、トーク中にみるみる赤くなっていくというのが面白かったです。

DSK:
一気に5杯くらい飲んでいましたもんね(笑)。

カネコ:
という感じで、まずは”Port of Notes”のおふたりの選曲です。



アルバム『Luminous Halo〜燦然と輝く光彩〜』より「高台の家」


こちらは。。。

畠山:
「高台の家」ですね。

カネコ:
アルバム『ルミナスヘイロー』からですね。

DSK:
そうです。最新アルバムです。

カネコ:
リリースは、2009年の11月なんですよね。

畠山:
これは、ジェシー・ハリスさんという、、、ノラ・ジョーンズの「Don’t Know Why」をつくった彼と、ニューヨークで録音した曲です。

カネコ:アルバムのプロデュースがジェシーなんですよね。

畠山:
そう!

DSK:
ニューヨーク レコーディングですよ。

畠山:
ニューヨークのミュージシャンたちとつくってきました。

カネコ:
ニューヨークレコーディングって、むかしありましたよね!

DSK:
大橋純子とか(笑)。

カネコ:
そうです!野口五郎とか(笑)。
帯に「NY録音!」とか、「L.A録音」とか、書いてありましたよね?

ラテン・ラス・カズ:それを売りにしてたよね。

畠山:うちらも一緒だけどね(笑)。

DSK:
そうそう(笑)!

カネコ:
マイクがOFFのときに、小島さんがトシちゃん(田原俊彦)のファンだったというお話をされていましたけれど。。。

DSK:そうなんですよ。
昔、『ザ・ベストテン』で、寺尾聡さんの「ルビーの指環」が12週ですか?
1位をずっととっている間、トシちゃんの新曲が出ても、それのせいでずっと2位で、1位になれなかったんですよ!だから、寺尾聡はやく1位の座から落ちないかなって思いながら、ずっと番組を見ていましたね(笑)。
「ハッとして〜」とか、すごく好きでしたよ。踊りとかも好き。

畠山:私はジュリーが好きだったな。

服部全宏:
いいねー。

カネコ:ジュリーはこのメンバーにもファンが多いですよ!

畠山:
最高ですよね。

ラテン・ラス・カズ:
まだ現役ですから。

畠山:そう!現役っていうのが、スゴい!!

カネコ:先日は、還暦6時間ライブでしたっけ?

畠山:
スゴいねー!

カネコ:
あの歳で6時間、唱いきるって。。。

DSK:
スゴいね。

カネコ:
長渕剛の24時間ライブもスゴいと思いましたけれど(笑)。

畠山:
24時間も唱うの!?

ラテン・ラス・カズ:
最後、全部客に唱わせたりとかしていたんでしょ(笑)?

カネコ:そうそう(笑)!
客の方がスゴいですよね。
でも、ジュリーの6時間ライブの方がスゴいですよ、歳が違いますから。

服部:
そういえば何でジュリーの話しになったの(笑)?

カネコ:
ジュリーは、畠山さんが好きだってところからです。

畠山:
最近は、60年代、70年代、80年代の曲がかかっていることが多いですよね!という話しからですね。

DSK:
それで『ザ・ベストテン』の話しね。

ラテン・ラス・カズ:その辺の話って、いろいろなゲストさんに話しても、みなさん話が止まらなくなりますよ。

カネコ:
やっぱり、音楽が多かった時代でしたよね。
今日はスタジオに、だいたい似たような年代の人が集まっていますけれど、テレビ番組とかも『ザ・ベストテン』とか、『歌のトップテン』とか、いっぱい音楽番組があって。。。

畠山:いい曲もいっぱいあったもんね。

カネコ:
ありましたねー。
では、畠山さんが影響を受けた曲を聞いてみましょう。


ちあきなおみ「喝采」



コチラはどなたの曲になりますでしょうか?

畠山:ちあきなおみさんの『喝采』です。

カネコ:
いい曲ですよねー。

畠山:
いい曲ですよ!子どものときに聞いて泣いていたもん。

ラテン・ラス・カズ:
コロッケのカヴァー(笑)?

畠山:いやコレ違うから(笑)。

カネコ:
オリジナルはコロッケじゃないですね。
「コロッケがマネするヒトだよね!」って、コロッケの方が上になってしまっているという話しをしていたんですけれどね(笑)。

ラテン・ラス・カズ:
世代がちがうと、そういう印象ですよね。
たぶん、沢田研二もいまの10代後半の人とかに言っても、分からないと思うよ。

DSK:そうかもね。マネしている人の方しか見たことないかも。
でも、いいですね!
こういう曲を聞きながらダラダラ話をしながら時間が過ぎていくという、、、いいですわー。
お酒も飲んでいないのに、なんでこんなに楽しいんだろう!

畠山:最近、ライブでこの「喝采」を唱っているんですけれど、おじいちゃんとかおばあちゃんとか、「うわー」ってなるもんね。

服部:喜ぶ!喜ぶ!
畠山さんの声が合っていると思うよ、この曲に。

カネコ:
そうそう!
畠山さんの声、イイですよー。

畠山:
ホント、曲が持つチカラってスゴいんだなって思います。

カネコ:
そういえば、池上本門寺でライブをやられたときも、美空ひばりの「おまつりマンボ」を唱ってらして、もうおばあちゃんとかおじいちゃんとか、すごい盛り上がってましたよね。

畠山:
すごく喜んでくださいましたよ。

カネコ:
ホントですよ!


(後編へつづく)






□”Port of Notes”ライブ情報!

2011年3月5日
『Osaka Song Book』



LIVE:おおはた雄一、Port of Notes

OPEN/START:18:30/19:00

チケット(前売/当日): 3500円/4000円(ドリンク別)

発売日:2011年1月29日 PGチケット発売開始!
・イープラス
・ローソンチケット0570-084-005(Lコード:57073)
・チケットぴあ0570-02-9999(Pコード:129-847)

お問い合わせ:サウンドクリエーター06-6357-4400

会場:Shangri-La(大阪 梅田)
http://www.shan-gri-la.jp/


———————————————————-
大阪、梅田シャングリラでイベントをはじめます。
好きなアーティストと競演する、その名も”Osaka Song Book”!
第一回目はポート・オブ・ノーツのお二人。
2010年、関西~四国へ共に旅した喜びを再び!
沢山の歌と言葉にあふれた、最高の夜になると思います。
おおはた雄一
———————————————————-


□畠山美由紀ライブ情報!

2011年1月22日(土)
畠山美由紀
ジャズ・スタンダード・ライブ 2011

>>>詳細はコチラ



□出演

・Port of Notes(ポート・オブ・ノーツ)



畠山美由紀(Vocal)
小島大介(Guitar)

1996年、ヴォーカリスト・畠山美由紀とギタリスト・小島大介によりポート・オブ・ノーツを結成。
1997年、EP『Port of Notes』でCDデビュー。以後、マイペースに作品を発表し現在までに4枚のオリジナル・アルバムを発表。
2001年、POLA化粧品のTV CMソングとして「With This Affection」が、2002年「Sailing To Your Love」、2003年に「Those My Old Days」が使用される。同年12月、松任谷由実30周年カバー・アルバム『Queen’s Fellows』に参加、翌年1月、日本武道館で行われたYuming Tribute Concert “Queen’s Fellows”にも出演。’04年に発売された、3rdアルバム『Evening Glow』では、松任谷由実の参加も話題となった。2008年2月、デビュー10周年を記念して、自身の選曲に新曲を加えたベスト盤『Blue Arpeggio~Own Best Selection~“青いアルペジオの歌”』をリリース。2009年、全曲NY録音、Jesse Harrisプロデュースによる5年振りのオリジナル・アルバム『Luminous Halo~燦然と輝く光彩~』 をリリース、8年振りの全国ツアー “Luminous Halo” Tour 2009″を開催。
2010年、全国26カ所を超える各地にて、メンバ-2人による歌とギターだけのアコースティックツアー “まちのおと” を開催した。
http://www.myspace.com/portofnotes



Japanese Soul!! Crew



日本に存在する多くの名曲をオシャレに、且つアカデミックに紹介するプロジェクト。
ラジオ番組『Japanese Soul!!(ニッポンの魂)』やイベント『Japanese Soul!! ナイト』、DJなどによる空間プロデュースなど、幅広い分野で活動中。
メンバーはプロジェクトによって流動的だが、本インタビューではカネコヒデシ、服部全宏(GO PUBLIC)、LATIN RAS KAZ、DAISK8(SwingBoys)、Kaoru(Kaoru with Lovemarmalade)の5人。
ラジオ番組の放送は、SHIBUYA-FM 78.4MHz、毎月第三、第四水曜日の21:00から。
『Japanese Soul!! ナイト』は毎月第三金曜日に開催。
http://japanesesoul.jp/



Comments are closed.

Trackback URL