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ブラインドからのぞき見た世の中 : March 10, 2011 @ 18:45

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.36『プロパガンダか、真実か』



最近のメディアによる過熱報道は、ちょっと目にあまるモノがあります。

特にテレビに関してですが、「なんでその話題を掘り下げる必要があるの?」と思える内容が多すぎな気がしませんか?


先の『カンニング問題』もそうです。
今回の件は、はやくに対策を怠っていた大学側にも責任があると思いますよ。

最先端な位置にいなければならないアカデミック機関が、なんともおそまつな結果です。

そんなことは、ケータイにネットの機能がつきはじめた時から、
遅かれ早かれ、それをやる人間はかならず出て来ることを想定しておくべきですよ。

それとケータイの取り扱いに関しては、しっかりとティーチングすべき。
それを怠っていた小・中・高校などの教育機関、それに親も問題ありです。

だから、映画館で遅れて入ってきて、
暗くて見えないからといってケータイの光で自分の席を探すようなヒトが出てくるんですよ。
ま、それは映画館にも責任がありますが。。。

本人たちのモラルにまかせるとかじゃなく、
モラルからまず教えるべきなんじゃないですかね。


と、話しが大きく脱線してしまいましたが、
とにかく『大相撲八百長問題』にしろ、芸能ネタにしろ、掘り下げることはどうでもいいことばかり。

国会中継なんかも、ヒトの揚げ足取りばかりに夢中になっている。
そんなことより、具体的な景気回復の打開策を話し合ってほしいものです。


しかし、これだけどうでもいいコトばかりが目の前に表れているという点も、
何だか逆に疑わしくなってきますよね。
もしかして、これは報道操作というか、情報操作的な、
目くらましのプロパガンダなのかもしれないとかまで考えてしまう始末です。

情報操作で、どうでもいいニュースばかり報道してヒトの気をそっちにそらし、
その裏でじつは大事なことが取り決められたりしているとか。
実際、「君が代」と国旗の法案可決のときはそんな感じだったような。。。


それにしても最近のテレビ番組は、映画なみに映るものすべてが広告なんですね。

だって、ドキュメンタリー番組のインタビューで、
遠くのヒトが飲んでいるペットボトルのラベルにすらボカシが入っているんですよ。
クルマのナンバーだったら、個人情報的に問題があるからわかりますけれど、
普通に考えたら、絵的にはおかしいですよね。
広告にしないためなんでしょうけれど、逆に広告っぽく見えてしまいます。

いまや、むしろ”ツイッター”や”facebook”、”ニコ動”、”UST”などのインターネットメディアの方が、
真実が語られているのかもしれないですよね。

それは、今回の中東デモクラシーにおいてもしかり。
ただ、それですらプロパガンダである可能性はあります。

すべてを鵜呑みにするのはキケンなワケで、
結局南極、最終的に重要になってくるのは
真贋を見極めるチカラを持つということなんですよね。

まずは目に見えているものはすべては広告だと考えた方がいいでしょう。


「生きるべきか死ぬべきか、それが問題だ」
とは、かのシェークスピア先生の『ハムレット』での有名な台詞。


とりわけ、現代においては、
「信じるべきか疑うべきか、それが問題だ」
ということになるのかもしれないですね。


小林明子「真実」


旅路 良


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