ブラインドからのぞき見た世の中 : April 28, 2011 @ 22:37
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.39『すべての中身は空洞です』
2011年4月25日より、官邸、原子力安全・保安院、そして東京電力による原発関係の記者会見がやっとひとつになりました。
いままで、同じ時間、しかも深夜にバラバラの場所で、微妙に違う同じような内容をやっていたので、
ひとつになって、細野豪志首相補佐官まで出てきたのでスッキリ!なんて思ったのもつかの間、
今度はフリーの記者が閉め出しを食らうことに。。。
何がやりたいのか分からないですね。
結局、次の日からある程度の実績のあるフリーのジャーナリストだけを入れるということになりましたが、
まだぜんぜんキチンと質問できる人が少なすぎる、というのが現状です。
その程度というのも曖昧すぎて、よくわからないのですが。。。
「ヤメ蚊」こと、弁護士でありジャーナリストである日隅一雄さんは、最初は許可が降りなかったみたいです。
どうもとある東電絡みの裁判で弁護士をしており、直接利害が関係するからだとか。。。
じゃあ、それまではなんで入れたの!?という疑問はさておき、
相変わらず中身があるのかないのか、よく分からない会見がつづいています。
原発も、まったく中身が見えていない状況です。
炉心損傷割合も何度か修正されていますし、、、
放射線量が高すぎて、人がまったく近づけないというのが原因でしょう。
つまり、手も足も出ないから、外から冷やすしかないというコトなんでしょうね。
しかし、その冷却ですらうまくいっていない。
しかもたまった汚染水の量が多すぎて、作業がまったく進行していないワケですから、
今後の爆発の可能性も0ではないというコトです。
コレ、次の大余震がきて、津波がきたら、ホントもう終わりですよ。
一刻も早く作業を進めていただきたいものです。
それと、さまざまな食品の出荷制限が解除になりましたね。
アレも、本当に大丈夫なのか!?と疑わざるを得ません。
もちろん、農業や酪農、漁業を営んでいる方には大変申し訳なく思うのですが。
海に関しては、放射性物質の詳細な検査はコレからみたいですね。
残念ながら、もうタレ流し状態ですよ。
福島では、福島市と郡山市の公園や、学校の校庭の放射線量が高く、
屋外での活動制限までもが出た模様。
早く表面の土を取りなさいって!
福島県の動きを見ているとどうも動きが遅いような気がします。
どうしてもお上(国?東電?)からの指示を待ち過ぎなんでしょうね。
とにかく、まずは県民の命を第一で考えてもらいたいものです。
避難を出すなら出す。
中途半端な指示だけは、ホントにやめてほしいですよ。
それから、子どもの年間被爆量を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに引き上げた件。
アレはホントにありえんですよ。
ジャーナリストの江川紹子さんが先日の会見のときに、保安院だったか文科省に質問したところ、
じつは何の根拠もなかったことが明らかになりました。
恐ろしい。。。
人の命を何だと思っているんですかね。
どこまでそんなことをするのでしょうか、この国は。
風評を抑えるために、そろそろネット上のこういった意見も封じられてしまうのではないかという、
不安もあります。
結局、原発関連に関しては何も進んでいない、、、
むしろ汚染が空気中にも、海中にもさらに広がっているという状態である、
ということが分かりました。
管総理は、なぜ「原発は落ち着いた方向へ向かっている」と言ったのでしょうかね。
まったくもって理解できないです。
買ったキャベツが、中身がまったくつまっていなくてダマされたような、、、
しっかりやっている様に見せているだけの、まさに空洞政治状態。
この国はいったいどこへ向かっているのでしょうか?
みなさんは、どのように思われますか。
ゆらゆら帝国「空洞です」
旅路 良
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