TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

Movie Life : June 7, 2011 @ 15:29

MOVIE LIFE 057 『NINIFUNI』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 057 『NINIFUNI』




男は何を考えたのか。



□ストーリー


殺風景な地方都市でひとつの事件が起こる。


事件に関与した青年(宮﨑将)は、うばった車で国道をあてどなく彷徨い、人気のない海岸にたどりつく。



数日後、その地にアイドルグループ(ももいろクローバー)のPV撮影隊がおとずれ、プロデューサー(山中崇)によって、青年の乗っていた車が発見されるが──。






□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)


コチラは、個人的にズバッと衝撃的で、いまだにココロに残っている映画『イエローキッド』の真利子 哲也監督の最新作。


本作は、現代を牽引する10人のトップクリエイターたちがプロジェクト・デザイナーとなり、 次世代の新しいクリエイターを発掘・育成してゆく企画「コ・フェスタPAO」の中で、「日本人若手監督の中で、今後、国内外での活躍が特に期待される監督」として、真利子監督が選出され、制作されたという、いい意味で”イワク”つきの作品だ。



作品自体は47分と短くなんてコトのない内容なのだが、その、、、”濃さ”というか、”リアルさ”というか、”何か”がココロにつっかえて、どうもココロに残ってしまう。


彼の作品の底力を感じた、まさに逸品。


本作は、movie PAOとして『ファの豆腐』と『冬の日』の3作品が同時上映とのこと。
そちらの方も楽しみだ。






2011年6月11日より、テアトル新宿にて、レイトショー

『NINIFUNI』





監督・脚本・編集:真利子 哲也

出演:宮﨑将/山中崇/ももいろクローバー ほか

撮影:月永雄太
録音:高田伸也
美術:寒河江陽子

助監督:海野敦
共同脚本:竹馬靖具

プロデューサー:西ヶ谷寿一/西宮由貴/紀嘉久
制作・配給:ジャンゴフィルム


movie PAO:http://www.cofestapao.jp/details/movie/index.html




©ジャンゴフィルム/真利子哲也


Comments are closed.

Trackback URL