ブラインドからのぞき見た世の中 : March 10, 2010 @ 21:09
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.12『ハート・ロッカー』
先日、アカデミー賞の発表がありましたね。
作品賞に輝いたのは、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』ではなく、元妻のキャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー(The Hurt Locker)』でした。
じつはワタクシ、発表前にどちらの作品も観たのですが、『アバター』より『ハート・ロッカー』の方が作品として好きでしたね。『ハート・ロッカー』は、ホントに良かったです。
話の内容は、、、ナイんですよ。
ただ、イラクでのアメリカ軍危険物処理班の日々を映像化したというモノで、政治的メッセージもなければ、軍賞賛的表現もない。まして感動する映画でもないワケです。でも、イラク情勢の緊張感がリアルに伝わってくるというか。。。
CG映像でリアリティに近づけようとした『アバター』よりもリアル感があって、とても良かったのです。
軍のそういった活動や行動がいいとか、そういう意味ではないです。
自分が行ったことのない、もしくは行くことのできない、未知の国の情勢をこの作品によって非現実的ではあるけれど実感できたという感じなんですよ。もちろん、この作品だけで理解してはいけない部分もあるのですが──。
タイトルの意味は、米軍の俗語で「棺おけ」とか、「行きたくない場所」「ヤバい場所」とか、いろいろとウワサが飛び交っていて、本意はわからないのです。
ワタクシが勝手に考えた意味は、”ハマっているヒト”なんですけれどね。なぜなら、映画がはじまる同時に出てくる「war is drug(戦争は麻薬だ)」の文字。たぶん、この映画の真意のような気がします。
人間、極度の緊張感のある場所にいるとアドレナリンが出つづけるので、やはりその状態を欲してしまうんでしょうね。”狩り”のときの精神状態もそんな感じらしいです。
だから、戦争が終わった後に帰還してもどうしていいのか分からなくなったり、戦争精神病というものがでてくるんだと思います。詳しいことは、『ランボー』か『地獄の黙示録』をご覧いただければ、なんとなく理解できるかも。
キャスリン・ビグロー監督は、わりとそういったアドレナリン系の映画が得意なんですよね。彼女の『ハート・ブルー』という作品もアドレナリン系でおススメです。
さらに『ハートブルー』を観てから、『ホットファズ』を観ると、いい意味でも悪い意味でも楽しめると思いますよ。
戦争映画は決して楽しいものではありませんが、映画自体は楽しむためのモノ、エンターテインメントですからね。
と、いうワタクシは、映画に完全に”ハート・ロッカー(Heart Locker)”なのです
ハートをROCK/松田聖子
□それぞれの作品の関連HP
・『ハート・ロッカー(The Hurt Locker)』オフィシャルHP
・『ランボー』
・『地獄の黙示録』(ネタバレ)
・『ハートブルー』
・『ホットファズ』
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