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FUKUMIRAI : September 12, 2012 @ 21:25

『フクミライ@こおりやま』開催レポート



みなさん、こんにちは。


福島県出身のワタクシと、同じく福島県出身の富澤タク a.k.a. 遅刻さん(グループ魂/Number the.)とふたりが中心となって立ち上げました”フクシマ ブンカハッシン プロジェクト『フクシマ+ミライ=”フクミライ”』”。


“@いわき”、”@ふくしま”も無事終了し、第一弾『フクミライ』の最終章へと突入しました。

今回は、2012年8月10日に開催された『フクミライ@こおりやま』の模様をお伝えします。





大盛況で終了した、いわき、ふくしまから1ヶ月。

ついに、『フクミライ』の第一弾も佳境です。


当日の郡山市の天気は晴れ、気温は30度前後で湿度も少なく、この時期のフクシマとしてはめずらしいくらい、とてもすごしやすい日でした。


今回、会場となったのは”CLUB #9″。





福島県郡山市の中心部、駅前に位置し、県内でも老舗的ライブハウスです。

収容人数は200人くらい、『フクミライ』のなかでは最大級!?の会場でした。

ちなみに、一番上のウーパールーパーはCLUB #9のバーカウンターのバーテンさんです。。。ウソです、バーカウンターの水槽にいる主です。


今回も開場1時間ほど前からお客さんがならんでいらっしゃいました。
毎回ホントに恐縮です、、、ありがとうございます。


さて、18:30の開場とともにはじまったのがいわき市出身で、シューズブランド『hiroshi kida』のデザイナー”木田浩史”さんのDJ。





いわき、ふくしまからブレることのない、一環したディープジャズの選曲で、フロアーをあたためます。


そして、ひきつづき福島市在住のペインターアーティスト”JUN KANEKO”さんの作品展示。

今回は、ほかの会場とはちょっと趣向を変えて、こんな感じの展示となりました。





ライブでステージを使用しないので、ステージに「イーゼル」と呼ばれるカンバスを立てかける機材をつかっての展示です。

コレがけっこうスゴい迫力でした。


そんななかで、今回の超スペシャル目玉企画の第一弾!「タケオキクチ」クリエイティブディレクタ—の”菊池武夫”先生とビームスの”青野賢一”さんとのトークショウが開始。




「ファッションと音楽」をテーマに、ファッションに関わるおふたりに、さまざまなお話をお伺いしました。

トークショウの内容は、また別の機会にじっくりとお伝えいたします。


会場には、タワーレコード郡山店さんのご協力で、”菊池武夫”先生の本も販売しておりました。





トークショウ後、2階のラウンジで菊池先生のサイン&握手会を開催したのですが、思いのほかたくさんの方がならんでいたので、先生も驚かれていました。


さて、トークショウの熱も冷めやまぬなか、つづいてはじまったのが”ヤフヤフ”こと、”矢舟テツロー”さんのライブ。





矢舟さんのモテ声を聴こうと、前回開催したいわきやふくしま、そして県外からもお客さんが駆けつけていたとのこと。





ピアノの音色とすばらしい歌声に、みなさん聴き入っておりましたね。


そして、次にメインフロアーに登場したのが、ビームスの青野賢一さん。





福島でのDJは初めてとのことで、青野さんのDJを聴きに訪れた方もいらっしゃったようです。

80年代のニューウェイヴとブレクビーツを中心としたすばらしい選曲に、菊池先生もフロアーで肩を揺らされていたとのこと。


メインフロアーでの青野さんのDJで盛り上がっている最中、ラウンジフロアーでは”バロン”さんのストリートスタイルのライブが開始。





「CLUB #9」は、フロアーがふたつに別れていたので、今回はメインとラウンジのふたつのフロアーに分けて、どちらもDJとライブがたのしめるカタチでの開催にしてみました。


ストリートといえば、バロンさん。

ということで、いつもの帽子ワザも、、、





ご覧のとおり大成功で、会場からは拍手の渦。

歌と踊りと音楽と、、、やはり盛り上げ方がすばらしいです、この方。


さて、メインフロアーでは福島県本宮市出身のアーティスト”いしばしさちこ”さんが登場。





いわき、ふくしまの『フクミライ』で、そのキュートさにドドッとファンが増加した彼女。

ひきつづきNumber the.からの”七瀬ミチル”さんがサポートに入り、さらに今回はバンド”トーライ”とのコラボレーション。

音圧も厚くなっての、彼女のあんな曲やこんな曲にフロアーはとても盛り上がっていました。


盛り上がったといえば、ラウンジにも関わらず、笑いアリ、涙アリ、エロアリのこの方。





“DJ 吉沢dynamite.jp”。

サンプラーについているマイクで大ハシャギ。

そして、フロアーは今回の企画主宰者でもある”富澤タク a.k.a 遅刻”さん。





福島が生んだロックスター。
こおりやまでも人気があります。

今回もサポートにNumber the.の”七瀬ミチル”さんが参加し、こおりやま版の「予定〜郡山に帰ったら〜」を披露していました。




やはりこの曲を聴いて、涙を流している方がたくさんいらっしゃいましたね。

かくいうワタクシも、何度も聴いているのに、そのたびに涙が流れます。


タクさんのライブが終了と同時にラウンジでは、ビームスの青野賢一さんが、ラウンジセットでDJスタート。





フロアーとはまったくちがう、落ちついた選曲を、バーでお酒を呑みながら楽しんでいる方がけっこういらっしゃいました。


そして、フロアーでは最後のライブアーティスト、バンド「音速ライン」の”藤井敬之”さんが登場。





郡山市が地元の藤井さん。

今回も「今日は、まじめにやるよ!」と言いながら、まともに持ち歌をやったのは結局3曲程度。

即興中心の中で、小沢健二さんの「いちょう並木のセレナーデ」のカヴァーを披露したのはおどろきました。

ふくしまにつづき「『フクミライ』テーマソング」のほぼほぼ完成版も披露。

はやくレコーディングしてほしいものですね。

コレは会場に来ないと聴けないので、聴けなかった方は次回こそぜひ!


そして、ついにフロアーに降臨?光臨?したのが、この方。





“DJ 吉沢dynamite.jp”。

持ち前のサンプラー連打ワザで、フロアーが沸点を超えました。





グツグツとフロアーが煮えたぎったまま、今回のスペシャル目玉企画の第2弾『二畳半レコード×フクミライ』のトークショウへ。


『二畳半レコード』とは、タワーレコード郡山店の”仲”店長と『音速ライン』の”藤井敬之”さん、そして”いしばしさちこ”さんがレギュラーで参加する、福島中央テレビで深夜枠にて放送中のダラッとしたトーク中心の音楽番組。

今回は、”カネコヒデシ”と”富澤タク a.k.a 遅刻”さんの『フクミライ』チームが参加し、しかも、このトークショウの中から編集された一部を『二畳半レコード』で放送されるという、奇跡のコラボレーション。


まずは、全員で乾杯からはじまったあり得ないトークショウ。




話題はなぜか”仲”店長の「なぜ金髪にしたか?」に。

そのまま、まったくフクシマのミライについて話題にせず、ほぼほぼノーテーマでダラっとすすむトークショウ。





信じられないほどのダラダラ加減に、「ちゃんとやってくださーいw!」と釘を刺したのは、ビームスの青野賢一さん。

その後、なぜか青野さんもステージに上がって、しかもなぜだか恋愛トークショウへと突入したのでありました。

トークの内容は、残念ながら来たヒトだけのヒミツです。

ちなみにテレビ『二畳半レコード』は、まさかのあの部分が使用されたとのことでした(”仲”店長談)。

それも見た人だけのヒミツということで。。。

とにかく、お酒のおいしいトークショウでしたね。


さて、そんなダラダラトークショウもユルーく終了し、最後はステージからDJブースまでお客さんをかき分けて走っていったワタクシ、”カネコヒデシ”のシティポップなDJ。





と、いう感じで、今回の『フクミライ@こおりやま』もたくさんの方々に遊びにいらしていただきました。


ありがとうございました。

みなさんの笑顔が、今後のふくしまを盛り上げる要素のひとつとなることは間違いないと思っております。

次回の『フクミライ@こおりやま』で、またお会いしましょう。



また、今回の『フクミライ@こおりやま』の開催において、多大なるご協力をいただきました『こおりやま情報』の浅川さん、本当にありがとうございました。
この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。



震災と原発事故から1年半が経ち、まだまだ復興の兆しすら見えてこないフクシマ。

そんなフクシマからだってミライが生まれてもいいじゃない?

フクシマからミライを!




□2012年8月10日(金)
フクミライ@こおりやま



TALK SHOW:
菊池武夫(デザイナー)

LIVE:
富澤タク a.k.a 遅刻(Number The./グループ魂)
藤井敬之(音速ライン)
矢舟テツロー
いしばしさちこ
バロン
七瀬ミチル(Number the.)

DJs:
青野賢一(BEAMS RECORDS)
DJ 吉沢dynamite.jp
木田浩史(Studio Imago/Hiroshi Kida)
カネコヒデシ(TYO magazine)

exhibition:
JUN KANEKO

photo:
本田 謙/KEN HONDA



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